ねこっぽ雑記

ねこっぽ雑記

2004年01月02日
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 今日は新春浅草歌舞伎の昼の部に行ってきました。もちろん私にとって今年の初芝居。それだけにいつになく気合の入った一日となりました。
 まず友人と浅草駅で待ち合わせをしたのですが、待ち合わせの時間がなんと朝の7:40!初詣をしたいというのと鏡開き目当ての人がどれくらい来るのか分からないという理由からこんな集合時間となってしまいました。というわけで私が家を出たのは朝の6:00。外はまだ真っ暗で街灯さえも点いてなかったのでまるでだんまりのようでした。思わず友人と「うちらって何が楽しくてこんな朝早くから出かけてるんだろう…」とメール。もちろん歌舞伎が楽しくて朝早くから出かけているんですけど。
 そして7:40に友人と集まり、まずは浅草公会堂前の偵察も兼ねて初詣へ。さすがにこの事典では公会堂前には報道関係の人しかいませんでした。というわけで心置きなく浅草寺・浅草神社・被官稲荷神社へ。さすがに新年2日目の朝は浅草寺といえども人はまばらでした。ちなみに年の始めということでおみくじを引いたんですが…凶だった。しかも「命と同じくらい大切なものを失う可能性がある」なんて書いてあるんですよ!でも「凶を引いたこと自体が悪いことだったんだろうな」と開き直ることにしました。実際私は大学受験の年に浅草寺で3回連続凶を引いたけどそれでもちゃんと大学に受かることができたし。「凶のみくじは厄落とし」くらいに思うことにしましょう。
 その後松屋で朝食を取って再び公会堂前へ。鏡割りの50分くらい前だったんですが、さすがに人だかりができていました。私と友人はお酒をもらうことと役者さん達の写真を撮ることとどっちを優先しようか迷ったのですが今回はお酒を優先。お酒は飲めないんですけど枡が欲しかったので。
 そしていよいよ鏡開き。亀治郎さん・男女蔵さん・七之助さん・勘太郎さん・獅童さんに加え、門之助さん・錦吾さん・そして新吾君(弥十郎さんのお子さん)の8人で行われました。振舞い酒は8人の役者さんの内の何人かがしてくださるのかなと思っていたら今回はオールスター勢揃い!私は去年に引き続き七之助さんに注いでもらいました。普通振舞い酒って枡にほんの少し入れてくれる程度だと思うんですけど、なんだか今年は大盤振る舞いで七之助さんに柄杓2杯分を戴いてしまいました。ちなみに友人も柄杓2杯分もらっていたんですけど1杯は門之助さんでもう1杯は勘太郎さんに注いでもらったんだそうです。2人の役者さんに注いでもらえたなんて羨ましいなぁ。というわけでお酒をなみなみと注いでもらったわけですが何しろ私は飲めないので全て友人にプレゼント。そして私は友人がお酒を飲んでいる間友人そっちのけで必死になって役者さんの写真を撮っていました。結構いい写真が撮れましたよ。その後開場までの間「舟和」の2階でおしるこを食べていました。
 そして10:30開場。さすがに凄い混雑で、補助席や座布団席まで出るほどでした。ちなみにどさくさに紛れて獅童さんのお母様、亀治郎さんのお母様、門之助さんの奥様に愛娘のゆめちゃん、そして藤間勘十郎さんをお見かけしました。獅童さんは目がお母様譲りなんですねぇ。
 こうしていよいよ開演。最初は「三人吉三巴白浪」。お嬢が七之助さん、お坊が男女蔵さん、和尚が獅童さんです。七之助さんは台詞にいつになく力が入っているのを感じました。テンションが高くなっていたみたいです。七之助さんにしては珍しいなぁと感じました。男女蔵さんはお坊を團十郎さんに習ったそうで、確かに演技の端々で團十郎さんを彷彿とさせました。ただ男女蔵さんのお人よしそうなところが多少お坊らしさを薄れさせたような印象も受けたのも事実です。獅童さんの和尚はさすが獅童さんだけあって粋でなかなか様になっていました。
 次が「毛抜」。粂寺弾正は男女蔵さんです。まずこの「毛抜」の感想としては、客席の反応がとても新鮮でした。何しろいつもより若い人が多いので反応が大きく素直というか。それが面白かったです。男女蔵さんの粂寺弾正はさすがお父さん譲りといった感じ。ゆくゆくは男女蔵さんにしっくりくる演目になるんじゃないかなぁという気がしました。亀治郎さんは秀太郎。粂寺弾正にセクハラ(笑)に遭ってぷいっと顔を背ける、その背け方が非常に巧かったです。「何かを伝えるために顔の軌跡で描く」、そんな感じの顔の背け方でした。同じく弾正のセクハラに遭う腰元巻絹は勘太郎さん。やはり声・姿共にきれい。あとこの「毛抜」には門之助さんと錦吾さんが出演されていたのですが、若い役者さんの多い中で歌舞伎味の強いこのお二人の演技にはとても安心させられました。
 最後の「吉野山」は勘太郎さんの忠信と亀治郎さんの静。勘太郎さんが力演でした。狐らしさは薄かったものの、軍語りの場面の一生懸命さは凄かったです。今の時点で勘太郎さんができる全てを尽くしてやっているという感じでした。今まで見た忠信の中で一番若々しい忠信を演じていました。そして逸見藤太はなんと獅童さん。獅童さんファンの若い人たちの中には獅童さんの逸見藤太メイクにショックを受けた人もいたらしい(笑)。今回は客席の反応もなかなか面白かったです。






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最終更新日  2004年01月02日 23時51分22秒
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