ねこっぽ雑記

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2004年07月23日
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 今日は江戸東京博物館で行なわれた歌舞伎学会主催「歌舞伎フォーラム」第15回〈女流義太夫の世界〉に行ってきました。近世の先生が歌舞伎学会に入っていらして、「学生料金は1000円だけど、さらに安くして500円でチケットを売ってあげる」と仰ったのにまんまと乗せられて行くことになりました(笑)。男性の義太夫は聞いたことがありますが女性の義太夫は初めて。最近読んだ論文の中に女性の太夫の話が出てきたこともあって、多少気になってはいたのです。

 さて本題の〈女流義太夫の世界〉ですが、まず最初に水野裕子さんの「女流義太夫への招待」という講演がありました。今ではあまり聞く機会のない女流義太夫だけど、昔はずいぶん人気があったんだなぁ…というのが一番の感想。なにしろ女義太夫の追っかけがたくさんいたんだそうです。無理だとは分かっているけどタイムスリップしてその人気ぶりを確かめてみたいものだなと思いました。
 次に竹本駒之助さんによる女流義太夫の実演(三味線は鶴澤津賀寿さん)。演目は「岸姫末轡鑑―飯原館の段」。聞いたことのない演目だなぁと思っていたら、歌舞伎でも文楽でももう何十年も上演されていないものなんだそうです。というわけで上演に先立って演目の説明がありました。説明してくださったのは私がお世話になっている近世の先生だったのですが、その話っぷりが授業の時と変わらないのが妙に可笑しくて心の中で笑っていました(笑)。ちなみに「岸姫末轡鑑―飯原館の段」のあらすじは「御所桜堀川夜討」の弁慶上使の場面に似ていました。さて実演の感想なんですが、まず声が低いなぁ…と。あとは女性なら娘の役などの高い声を出すのは楽なんだろうと思っていたら、義太夫の喉の使い方のせいなのか簡単どころか苦しそうでびっくりしたり。そして女流義太夫は人形や歌舞伎と一緒に舞台を務めることはなく、あくまでも素浄瑠璃なので、本当に声が勝負なんだなぁ…と。それと、普段は人間や人形の動きに気を取られてそれほど感じていなかったけれど、太夫のパフォーマンスも結構派手なんだ、と感じたり。三味線に関しては音についてはあれこれ言えるほど知識がないのですが、撥を持つ手が小さくて細かったのが印象的でした。
 実演の後はシンポジウム「女流義太夫をめぐって―伝承と現在」。いろんな太夫の名前が登場したのですが、正直なところちっともわからなかったです(泣)。「あー、そういう人もいたんだな」くらいな気持ちで聞いていました。
 終了後、たまたま入った文房具屋で、私の欲しかったようなデザインのオペラグラスを見つけたので即購入(今まで使っていたものは俳優祭の時、拍手している最中にレンズが取れて壊れた)。いろんな意味で収穫のあった1日でした。





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最終更新日  2004年07月30日 21時17分10秒
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