ねこっぽ雑記

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2007年04月15日
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3月24日の日記に歌舞伎座夜の部の感想を書きましたが、それ以降の歌舞伎関連の話を。

3月25日に、通し狂言「義経千本桜」昼の部を観てきました。
大学に入った直後、親になぜか「日本文学科なんだから歌舞伎を観ておきなさい」と言われ、初めて観たのが「義経千本桜」の渡海屋と大物浦。
そして学生として最後に観るのも「義経千本桜」。
自分の中で、一巡りというか、一区切りというか、ちょっと特別な思いがある中での観劇でした。
初めて観てからまだ6年しか経っていないのだけれど、その間に亡くなった役者さんもいれば、その間に役者になって目の前でトンボを切っている役者さんもいる。
襲名を経験した役者さんもいれば、初舞台を踏んだ役者さんもいる。
そこまで大それたことはないけれど、私にも辛いことや嬉しいことなどいろいろあったわけで、今さらながら6年って大きいな、と。
そして今回は奮発して、初めて観たときと同じく一等席の前の方で観劇。

一番初めに観たときの、「すぐそこに、白塗りをして派手な衣装を着ている、得体の知れない人たちがいる」((笑)←でもこれが率直な第一印象だった)という強烈な印象が、すべての始まりだったんだな、って。

そして今回の感想としては、まず鳥居前の静を演じた福助さんが印象に残りました。
具体的にここの箇所が良かった、とかではなくて、いい意味で気にかかる、といったところ。
心の在り方なのかな。
この先、ゆっくりと、でも着実に、より魅力的な役者さんになるんだろうな、という気がしました。
観ている演目に拠るところも大きいのでしょうが、最近福助さんの舞台をいいなと思う機会が多いです。

渡海屋・大物浦は知盛が幸四郎さん。
最後に入水するために岩場を登っていく場面の演技がどこかで観たような気がするなと思ったら、「俊寛」でやはり同じく幸四郎さんの演じた俊寛が、舟の姿を求めて岩場を登る場面にそっくり。
あとは自分たちが六道の苦しみを受けるのは、清盛の悪逆によるものと悟って「是非もなや」と言うのだけれど、執念深そうに「是非もなや」と言っていて(つまり諦観という言葉とは程遠く感じた)「……あれ?」と。
その他にも個人的にはどこか違和感を感じる知盛でした。

典侍の局の坂田藤十郎さんは、「いかに八大竜王…」の時の貫禄がすごかったです。



感想はこんなところでしょうか。

歌舞伎座四月歌舞伎についてはまたあらためて別の日記で。





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最終更新日  2007年04月15日 20時59分30秒
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