医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

医療にホリスティックケアを広めたいナースの日記

2006年12月28日
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カテゴリ: ホスピス
今日は午後から、緩和ケア病棟でのアロマが2件予約が入っていました。

今回で 4回目の方と 3回目の方。

お二人とも70代後半ですが、毎週続けてトリートメントしているので、
お肌はつやつやになりました。

おひと方は、背中の乾燥がひどく、引っかき傷があったのですが、
もう今では、しっとりと潤いのある肌になっています。

足のしびれがあるけれど、アロマをしてもらうと
「気持ちよくて、軽くなるわ~」 と言われます。

先日、お見舞いに来られた方から、


「足や背中にオイル塗ってるのに、顔もきれいになるんやな・・・」 
「血のめぐりが良くなるからやろな・・・」

・・・なんて ご自分で納得されたように 話されていました。



不安と 迷いがありながら、何か突破口はあるのか・・・
と思いながら緩和ケア病棟に向かっていて

病棟に到着すると、詰め所ではミーティングの最中でしたが
私に気がつかれた師長さんが、こちらにわざわざ出てきてくれて、
「この一年 お世話になりました。
またこれからも宜しくお願いします。」 と挨拶してくれました。

私も 師長さんに直接お話できるチャンス♪ とばかりに、
今、看護雑誌と、アロマセラピーの専門雑誌から 


『ターミナルケアとアロマセラピーの現場』 の話を書きたいし、
この病院で、させてもらっていることも書いて良いでしょうか?

また、実際の院内でのアロマトリートメントの写真を撮りたいのですが、
許可はもらえますでしょうか?

ミーティング途中に、抜け出してきてくれた忙しい師長さんに、短くお話すると


そして・・・・ 外部の私に ・・・

「患者様本人が OKなら 良いですよ。 
病院の名前も、患者様が、”○○病院に入院中の○○さん”と
出しても良いのなら、こちらは構いません。」

「できれば、内容と使う写真を患者さんに見てもらって、
倫理委員会に提出して下さい。」 

・・・・・全く、在り難いお話です。

感謝です。星

そして、師長さん自ら、患者様へのアロマトリートメントの写真を撮ってくれました。

(入院中に行っているというのが分かるような写真にしたいのです。)

背中のトリートメントの方法と、
疲労感が強い時にも出来る、デコルテのトリートメントの写真を撮ってくれました。


全く 早い展開!!

このスピード感は 何なんでしょう。

どんどん、周りが進んでいく。星


これは、私にやれっていう事なんですよね。

このブログをお読み下さっている皆様からも、温かいメッセージを頂きました。
その全てに
『ありがとうございます。』

心から感謝しています。

お会いしたこともない人との、ブログを通しての関り。

宇宙空間に飛び出したような気分で、皆さんとつながっているのを感じています。

アロマセラピーやホリスティックケアを医療で広めたいという
同じ志を持つ方がたとの出逢いも、本当に励みになります。


今日、撮らせてもらった写真を大切にして、
この現場の、患者様のそのままの声をお伝えしたいと思っています。


皮膚蒼白で、栄養状態も悪く、明日腹水を抜いてから家に帰って
お正月を迎えたいと言われている方は、こんな事をおっしゃいました。

「ガンの人は良いな~。
後何ヶ月やから、本人の好きなようにしてあげて下さい。
と先生が家族に言ってくれるから。」

「胃ガンで後2ヶ月ですと言われた姉は、家族によく面倒をみてもらって
しあわせそうやったわ。」

家族の見舞いが少ないのが、寂しいようでした。

じゃ、もしも、後何ヶ月ですよ、といわれたら、何をしたいですか?
何かしたいことがありますか?

「ただ、自分の身の回りの物を処分したり、整理して、きれいにしたいな~。」

「でも、今処分したら、また要る時に困るやろ。」




そうやね、また要る時に困るから、処分していいのかわからないね~。

お互い笑顔で話していましたが、私はこのような状態でも人は、こんな風に思うのだな~と学びになりました。






自分の死が近い事を知った時

ショック
否認
怒り
取引
抑うつ
受容

という心理段階の過程を経験し

この心理段階を行ったり戻ったりしながら
死を逃れられないものとして深く受け止めたとしても

誰かの心に中に自分が生き続けるとか、何かを残したいとか
新薬が発見されて治療できるかもしれない。
奇跡が起こるかもしれないなどと
生きる希望を最期まで持ち続けるといいます。



ターミナルケアでのアロマセラピーは、
気持ち良くて リラックスできるという事に加えて
セラピストとの温かな手を通した タッチケアとしての関わりと
植物の安らぎの香りと 薬理作用の相乗作用にて
患者様の生きる希望の一つになり得ます。

また、患者様のお話を聴きながら、
出来るだけ家族の思い出話をしてもらったり、
死について語ってもらうなどすることで
ご自身の気持に正直になれたり、心の整理が出来たり、
そうやって、揺れる心をセラピストが支える事ができると思います。



医療現場で忘れられた 人として必要な全人的なケア

そんなアロマセラピーをお伝えしたいのです。







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Last updated  2006年12月29日 14時05分35秒
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