ニューロンとワイヤの狭間から

ニューロンとワイヤの狭間から

August 3, 2007
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カテゴリ: 社会と哲学
日経平均 は、前場こそ多少のプラス圏で推移したのですが、後場に入りまして前日終値を挟む展開。終値は16,979.86の-4.25(-0.03%)と、実質変らずで引けております。

その私のポートフォリオ銘柄では、 トヨタ 、日経平均同様、前場強めに推移して、後場に入りましてずるずると値を崩し、結局、終値は7,080の+10(+0.14%)と、わずかなプラスで引けております。

トヨタは本日引け後に、お待ちかねの 四半期決算 を発表しております。期待に違わず当期の連結純利益は+32.3%と、アナリスト予想を上回る大幅増となっております。ただ、今期見通しは予想通り据え置き。これ、アナリスト予想を下回る、と ロイター電 が伝えておりますが、ここでの当期見通し据え置きは、トヨタのこれまでのパターンを見ますと、ミエミエ、であったのですね。

さてこれで来週のトヨタの相場、いかがなりますか。期待通り上げてくれると嬉しいのですが、、、

もう一つのポートフォリオの主役、 トムスエンタテインメント は終値381の-15(-3.79%)と、本日は大きく下げております。トムスの本日の出来高は13,000と、売り込まれての下げではありません。これまで400円にありました大口の買いが引っ込んだため、少量の売りで値を崩す形となっております。

このところの東京市場の下げで、400円に張り付いておりますトムスは、ホルダーにとりましてはキャッシュ同然。これを売って下げている株を買えば、この先の戻り相場で利を得られるだろうと、容易に考え付くのですね。ま、その間にトムスが急騰する、というリスクはあるのですが。

事実このところのトムス、かなりの出来高が続いておりました。似たようなことは多くの方が考えられたのでしょう。で、おそらくは400円の買い方、当面の予算を使い切り、予定株数を入手した、というところではないか、と推測しております。

この買い方がどこか、という点が興味深いのですが、かりにこれがセガサミーによるものであって、東市上場に際しての公募にあてる株式の準備であるといたしますと、なかなか宜しい展開である、ということになります。

なにぶんトムス、これまでのような状況では、ほとんど出来高もなく、東市上場をしたところで、その意義が問われる恐れもありました。となりますと、商いを活発にするために、個人株主を増やす必要があると考えるのももっともなことです。

このような場合、通常は新株を発行するのですが、気の毒なことに、トムスには現金預金がジャブジャブとありまして、このような状況下で新株発行、増資をしなくちゃならない必然性が全くないのですね。ま、無理にそんなことをすると、キャッシュの置き場に困ってしまう、なんてことはないと思いますが、、、

と、いうわけでこの先のトムスの展開ですが、まずは、大量保有報告書に注目。このところの大量保有報告書は毎度セガサミーから出ておりまして、毎度のように、訂正報告書を入れてくる。そろそろ学習したのでは、とも思いますが、、、

で、相場の方は、となりますと、大口の買い手が不在であれば、小口の売りにも値を下げてしまいます。とはいえ、売りといいましても、高々1万株少々。これで大きく値を下げることがありますと、チャンスとばかりに買いが入る、なんてこともありそうに思われます。

私は幸い、400円の売り板のほとんど最後に、持ち株の1/4ほどをぶつけまして、大きく下げておりますトヨタに乗り換えました。その後のトヨタもぱっとしないのですが、本日の決算でこの先大きく上げるようなことがありましたら、再びトヨタからトムスへの乗り換えも考えたいところです。

その頃まで、トムスが低迷してたりいたしますと、大変美味しい商いとなるのですが、トムスに大材料が出て、上げてしまい、臍を噛む、などという可能性もなくはないのがトムスの恐ろしいところです。

その他のポートフォリオ銘柄、 マーベラス・エンタテイメント は終値39,350の-50(-0.13%)と、一進一退が続いております。

為替は小動き。現在の ドル円 は119.15、 ドルユーロ は0.7302、これから計算されますユーロ円は163.17となっております。
さて、このところ毎晩、いろいろなことを考えながらお酒を飲む、就寝前の優雅なひと時を過ごしているのですが、考えましたことを忘れないように、ここに書いてしまえ、なんてこともやっているのですね。で、本日も少しだけ、、、

物理学なり、自然科学がその研究対象といたします世界は、人間とは無関係に存在する世界である、といわれています。

まあ、誰かが研究する以上、その世界は、人間とは無関係、ということはありえないだろう、などと私は考えてしまいますが、おそらくは、上のように考えている人々にとりましても、その辺はとうに理解している事柄ではなかろうか、という点に本日は思い至った次第です。

つまり、人間が研究するのは当然のことと、いかに物理学者であろうと理解しております。しかし、その結果作り上げた世界観の中には、人間の精神は含まれない、ということなのですね。

もちろんこの考え方は既に破綻している、ということを、このブログをご愛読の方ならご存知でしょう。

第一に、量子力学における観測問題の中に、観測者、という人の精神的主体が含まれております。もう一つの問題は、脳科学の世界でして、脳の機能の解明が進むに従って、人間の精神そのものが研究の対象であります脳科学の世界の中に現れてしまいます。

前者の問題を解決するのは簡単でして、「知りえないことは語りえない」という単純にしてあたりまえの原則を、物理学の基本原則に据えることによりまして、量子力学におきます観測問題の難問はあっさり回避することができそうです。つまりは、人の精神が関与する部分は、物理学の範囲外ですよ、と宣言して、その境界線をきっちりと定めれば良いだけの話です。

ふうむ、君子危うきに近寄らず、というわけですね。これは賢いいき方です。でも、脳科学の問題は、少々根が深いように私には思われます。

デカルトに対する非難として「心身二元論の祖」というのがありまして、確かにその非難はあたっているようにも思いますが、では、今日の人々が心身二元論から脱却できているか、となりますと、これはなかなか難しい。

少なくとも、ごりごりの唯物論も、絶対的な観念論も、今日では輝きを失っているのですね。で、多くの人々は、自然科学の成果を素直に受け入れる一方で、人間精神に固有の働き、自由意志とか、種々の思いとか、その他さまざまな精神的要素も重視しているのですね。

実にそのような考え方が多くの自然科学者におきましても支配的である、という事実は驚くべきことでして、人間と同様の精神的機能を有する装置を人工的に作りえるか、という問いに対してNOという科学者が多いことには驚かされます。

もちろん、超自然的作用がこの世界にあるといたしますと、この答えはNOなのですが、少なくとも今日まで、そのような作用は発見されておりません。それどころか、かつては超自然現象であると考えざるを得なかった人間の精神的機能が、単なる物理現象として説明されんとしているのですね。

人間の精神と同様の機能を有する装置を人工的に作り出すことは、少なくとも現時点までは成功しておりません。これは第一に、人間の脳が極めて複雑であり、これと同等の電子的装置を経済的に得ることが難しい、というのが第一の問題点です。

でも、これがクリアーされても第二の問題はありまして、ニューラルネットワークをどのように結び合わせれば良いか、ということがわからないのですね。ま、これにも方法がないわけではない、と私は考えているのですが、これから先のお話は、ホームページにおきました実験的小説、 レイヤ7 をお読みください。





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Last updated  August 3, 2007 09:35:11 PMコメント(0) | コメントを書く
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Yuzo Seo@ Re:こんにちは(01/15) momoさんへ ご返事はこちらです。 <a…
yuzo_seo @ Re[1]:「ノルウェイの森」、そのココロは、、、(02/25) happaさん、書き込みありがとうございます…
happa@ Re:「ノルウェイの森」、そのココロは、、、(02/25) とても興味深く読みました。初めに訳した…
yuzo_seo @ Re:#1446 虚数時間の物理学―4元速度と運動量―(08/26) ちょっと訂正。 力の時間成分はゼロと書…
kotoyo_sakiyama@ エントロピーといえば エントロピーといえば……、そうだ、『エネ…
yuzo_seo @ Re:改作の汚名をそそぐ(04/09) 崎山言世さん、どうもありがとうございま…
崎山言世@ 改作の汚名をそそぐ 4題目の存在を否定したのではありません…
yuzo_seo @ Re[3]:浜辺の歌の数奇な歩み(03/31) 崎山言世さん、書き込みありがとうござい…
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yuzo_seo @ Re[1]:浜辺の歌の数奇な歩み(03/31) 崎山言世さん、書き込みありがとうござい…

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