豪州ちゃんぽん

2005.08.10
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ちょっとまじめな話。

依頼の会社の添乗している社員さんから、トラブルが起きたので本日同行したいとの事。
午前中の会場を訪問して、社員さんを乗せて2時間はなれた郊外へドライブ。

日本での夏休み、今年もたくさんの小中高生が英語の勉強とホームステイに訪れている。
代理店や現地団体は、出来る限りのケアを試みている。
私の仕事もそうである。滞在先まで顔色を見に行き、日本への報告をするという業務。
今回、生徒がホストファミリーともめて、ステイ先を変るという事態。
私は現地駐在として派遣されているが、責任者が同行で彼らのアテンドに終始した。


ホストファミリーと食事に行き、レストランでホストファミリーと仲の良い家族とジョイント。
その友人家族の娘に、日本人生徒がペンダントをあげた。
ホストシスターは自分には何もプレゼントをくれなかったのに?とショックで閉じこもった。
ホストシスターとあまりコミュニケーションをとっていなかった(タイプじゃない)と。
ホストマザーはUp set した。
ここ2~3日太るからと、ステイホームでの食事をとらないようにしていた事も引き金。
こんなにしてあげているのに、この家にいたくないのか?との問いに
いたくない、といってしまった日本人。これで決裂。
荷物をまとめ、もらったプレゼントも返却した(出て行く限り頂けないと思った)ここで事態は最悪に。
生徒は悪い事はしていない、楽しくなかったから楽しくないといっただけ、と。
これはホストファミリーからのGive up で発覚したのだそう。

が、本人、全くその気はなく、ここにはもういられないから、と荷造りをしてしまった。行くところはなかったのに。
日本人は高校生。同行している先生は苦悩していた。

青春映画でもよくあるようなシュチュエーションである。
閉じこもっているシスターに、そんなつもりはなかった事、傷つけてしまったことを謝って、
お互いに理解しあい、また上手くやれる・・・・なんて

はっと、言葉を飲み込んだ。
好きじゃないから、仲良くしない、無視してればそのうち離れる。
そんなわがままがクールだと横行する、最近の日本の若者事情のようである。
このスタディエリアでは受け入れを7年催行していて初めて、と現地スタッフ。
現地のホストファミリーは半年以上も研修をし、準備をして日本人を迎えている。
昔はなかったが、ここ2~3年こういったケースが出て来ている、その為の駐在員訪問なのだろう。
しかし、彼女の意向は遂げられてしまい、本人は英語もままならないが、何のアクションも起こさず、ホストファミリーを去った。
おとなのフォローが入ったとはいえ、これで良い訳はない、と先生たち。

何を求めて彼女は海外に来たのだろう?2週間の研修は決して安くはない。
誰も悪い事はしていない、といえる。ほんの行き違いなのだけど。
海外に滞在する、異文化に触れる、コミュニケーションをとる、相手を外国を尊重し、初めて成り立ってゆく関係があると思う。
また、そのくらいの話を伝えるだけの準備はしておくべきなのでは?(年齢的にも)
これを見守る立場の人間としては、生徒にどうすべきかを強要はできないし、あとは上手く運ぶように出来る限り動く事しかないのである。
本人はごく普通のかわいらしい高校生だった。学校にも出て来ていたし。
結局、先生が行き違いの経緯とお詫びの手紙を書くように伝えて、別のホストファミリーへ送り届けて仕事は終了した。
現地スタッフが、ホストファミリーからのプレゼント(バスケットいっぱい)を、私の車にのせて彼女もファミリーもいらないのよ、と置いていった。哀しいグッズたち。

こちらで仕事をしていると『自己主張と自由の国』とよくいわれる。
しかし、主張する人間にも権利とともに義務もあるのだ。
私は海外で体験するカルチャーショックが楽しくて、若い人にも事情が許せばどんどん出て行ってほしいと思っている。
でもこんな事が続くと、世界の嫌われ者にならんかと、老婆心が増長してゆくのである。

ごく小さな事です。
でもそこから始まってゆくinfluenceが大きな事態を作ってゆく事は間違いないでしょう。







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最終更新日  2005.10.30 18:20:09
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