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デジスコや超望遠レンズを使用する場合、三脚はガッチリしたものを使用したいものです。しかし、市販の三脚でも、2~3万程度のものでは、ブレに弱く、安心して撮影が出来ないことがあります。かと言って、頑丈な三脚となると、5万以上しますので、ちょっと購入をためらってしまいます。何か良い方法はないものかと思っていたところ、HOKKEさんが鳥見用の三脚を自作されましたので、ご紹介します。名づけて、HOKKEスペシャル!まず、測量用の三脚を手に入れます。これは、リサイクルショップやオークションで中古が格安で売られています。多少、セメントが付いていたり、汚れがあったりしますが、後で色を塗って仕上げますので問題ありません。アルミ製のしっかりしたものを選ぶようにしてください。ここで、注意しないといけないのは、三脚には、2種類あって、上面が平らなものと曲面になっているものがあります。曲面になっているものは、後で工作が大変ですので、三脚の上部が平らになっているものを選ぶこと。相場では、3~4千円程度です。購入したら、三脚に付いているボルトを外します。これを外すには、三脚上面の2段になった部分のボルトを一度外す必要があります。まずは綺麗に磨きましょう^^セメントは、硬いもので擦ったら簡単に落とせます。その後、サンドペーパーで磨きます。こうすることで、気づかなかった汚れも落ちてしまいます。次は、水性ペイントの黒のつや消しを2つ購入。お好みにより、茶色や緑色を混ぜて、迷彩模様にするのもいいかも^^色塗りですが、周りに迷惑がかからないように、山や広場に行き三脚を伸ばしてセットします。スプレーは、少し離して薄く塗ってゆきます。乾いたら、上から重ね塗りをします。重ね塗りは、最低2回以上行ってください。こうすることで、綺麗に仕上げることが出来ます。大体、2缶ほどで終了。次に、雲台を取り付けるジグを作ります。材料:1、ワッシャー(大)2、ワッシャー(中)3、スプリングワッシャー4、1/4インチのボルト 長さは10cm程度。5、1/4インチ用の蝶ネジ6、1/4インチ ナット7、大きさ10cm程度の樫系の硬い板。三脚上面の穴が丸なので、丸い板がベスト。 なければ、四角でもよいです。少なくとも穴より大きいこと。 厚さは1cm程度。カメラや雲台のネジは、インチサイズなので注意が必要です。作り方:1、板に、1/4インチナットがすっぽり治まる程度の穴を開けます。 深さは数mmです。間違っても、反対側まで突き抜けないように。2、その穴の中央に、1/4インチボルトが通る穴を開けます。3、板に色を塗ります。4、写真の順番で組み立てます。組み立てに問題がなければ、板と三脚の上面をエポキシ系の接着剤などを使ってしっかり固定します。以上でHOKKEスペシャル完成です!あとは、好きな雲台を付けて、鳥見へGO!今日、800mmを付けて野鳥の撮影に使ってみましたが、とても安定感がよく、ブレもなく安心して撮影が出来ました。見た目は重そうですが、実は、私の持っているS社の三脚より軽いんですよ。指1本で持ち上がります。(ちょっと指は曲がるけど。。。^^)作り方で、判らないことがあれば、コメントを入れてください^^
2008年10月19日
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