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キップ・ハンラハンはいう男をご存じでしょうか?NY在住の音楽プロデューサーです。彼が、音楽を創り、黒人作家イシュメル・リードが朗読するのが、このプロジェクトです。デビッド・マレイのテナーサックス、ミーターズのレオ・ノセンテリのギター等ソウルフルな人力演奏に、イシュメル・リードのポエトリーリーディングが被り、渋すぎる内容です。disc11. Mo Ku Lana, Mo Jinde Loni 2. Conjuring a Calm Between Wars 3. In War Such Things Happen 4. He Picked a Fight With the Haitians 5. For Dancer 6. Bad Mouth 7. Tokyo Woman Blues disc2 1. Go To Jazz 2. Louisiana Red 3. At an Azabu Cafe 4. medley: Jack Johnson/Skirt Dance 5. Prayer to Earth 特にGo To Jazz が素晴らしいと思います。
March 14, 2008
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ウッドベースが唸り、リズム&ブルース、ノーザン・ソウル、ニューオリンズ・ファンク、ガレージ・ブルース・ロック、スカ、モッズ、ジャズ等あらゆるジャンルを飲み込んだ音・・何の予備知識もなく、全編モノラルミックスのこのアルバムを聴いたら、発売されたばかりのアルバムとは分からないはず・・・90年代初頭のイギリスで1枚のアルバムを残して解散した「スピアーズ」・・この「ザ・ステアーズ」のベーシスト・ヴォーカリストとしてバンドを率いていた男がエドガー‘ジョーンズ’ジョーンズ。自らDJとしても活躍する一方、ポールウェラーのツアーメンバーに参加したりしています。このアルバムはソロ2作目で、彼のスクリーミン・ジェイ・ホーキンズあるいはヴァン・モリソンばりの猥雑なヴォーカル炸裂の濃い作品です。ソロ1作目について、オアシスのノエル・ギャラガーが、「ぶっとんだぜ。このアルバムは俺がこれまでに聴いた中で最高のアルバムの1枚だ。」と言わしめた男です。これからの英国を背負っていく男に違いない。曲目は、1. The Way It Is 2. We Should Get Together 3. Necessary Evil 4. Mellow Down Pussycat 5. More Than You’ve Ever Had 6. Need For Lovin’ 7. Summertyme 8. ( Ain’t Gonna Be The ) Fool No More 9. You Better Watch Your Back 10. About Time 11. She Don’t Know Me (At All!) 12. Short Prayer For The Emancipation of The Deserved Part 1 & Part 2 13. Mood Indigo (bonus track) 14. Compassion (bonus track) 自らのルーツを探求し、しかしマニアックになりすぎない絶妙なさじ加減・・全てのロックファン必聴!
August 25, 2007
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最近全くブログを更新していませんでしたが、音楽は忘れた訳でもなく、毎日聴いています。私の場合、ホントにNO MUSIC NO LIFEな人間ですから。で、最近賑わっているのが細野晴臣さん周辺で、トリビュートや小坂忠などを聴いて、これを久しぶりに聴いたのでした。オリジナルが1975年11月25日の発売です。私はまだ7歳くらいです・・・それでもまだ十分に聞けるし、新鮮というのが驚愕です。デジタルリマスター盤が出たので買い直した訳ですが、改めて思ったのが、YELLOW MAGIC CARNIVALの優雅さと面白さでした。曲目は、1. CARAMEL RAG 2. CHOPPERS BOOGIE 3. はあどぼ いるど町 4. 月にてらされて 5. CHOO CHOO GATTA GOT ’75 6. SHE IS GONE 7. ソバカスのある少女 8. JACKSON 9. YELLOW MAGIC CARNIVAL 10. BALLADE OF AYA
June 9, 2007
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昨年12月発売のブランドン・ロスの2作目です。だいぶ前に買ってたんですけど、あまりにも素晴らしくてブログにできませんでした。ジャズギタリストであり、シンガーソングライターでもあるのですが、ギターアルバムになりすぎない素晴らしいアルバムです。深く深く深い音楽・・こんなアルバム10年に一度では・・・参加ミュージシャンは、Brandon Ross:guitars, banjo, piano, vocals Stomu Takeishi:acoustic bass guitar JT Lewis:drumsRon Miles:cornetGregoire Maret:harmonicaMelvin Gibbs:electric bass guitarCharles Burnham:violin 曲目は、1. If You Come To Me 2. May As Well Know 3. Aloeifa 4. South 5. O.People 6. Marigolds 4 LNOR 7. Other Side Blues 8. Cycle 9. Puppet 10. Love From Above 11. Ordinary Before You 12. News(Of You) 特にブランドンが歌うM1からM2の流れが最高です。間違いなく前作のクオリティを超えてます。こんな素晴らしいアルバムなのに、日本のみのリリースだそうで・・米国は何故リリースしない???
March 4, 2007
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久しぶりに更新します。今年初めのアルバムは、2005年発売のストーンズの未発表テイク、シングルB面等のレア曲の編集盤です・・話題となったのは、初CD化となったIt's Only Rock 'n' RollのB面のM11とBrown SugarのB面のM13でしょうか・・長い歴史の中で、全てのストーンズが好きというわけでもありませんが、ここにある曲は輝いています。(中には??の曲もありますが・・)M1などは比較的新しい曲ですが、素晴らしいBluesで痺れます・・そして私のフェイバリットはM4です。大好きな曲のライブヴァージョン、たまりません・・曲目は、1. Fancy Man Blues 2. Tumbling Dice (live) 3. Wild Horses 4. Beast Of Burden (live) 5. Anyway You Look At It 6. If I Was A Dancer (Dance Part 2) 7. Miss You (Dance version) 8. Wish I'd Never Met You 9. I Just Wanna Make Love To You (live) 10. Mixed Emotions (12'version) 11. Through The Lonely Nights 12. Live With Me (live) 13. Let It Rock 14. Harlem Shuffle (NY Mix) 15. Mannish Boy 16. Thru and Thru (live) ジャケットも素晴らしいですが、ビルワイマンが意図的に消されているらしいです・・
January 14, 2007
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日本で最も信頼できるアーティストの一人 コーネリアスこと小山田圭吾・・先月発売されたばかりの5作目です。89年にフリッパーズギターのメンバーとしてデビューし、とうとうここまで来たかという感覚的な音です。前作と比較し、音数はシンプルに少なくなっていますが、何というか深いです・・冒頭の風鈴の音に象徴される様な、何となく風景が浮かぶ様な音・・ギターの弦1本の音一つにもこだわっている音・・ちなみに「Sensuous」とは、「感覚に訴える」という様な意味だそうです。曲目は、1. Sensuous 2. Fit Song 3. Breezin’ 4. Toner 5. Wataridori 6. Gum 7. Scum 8. Omstart 9. Beep it 10. Like a Rolling Stone 11. Music 12. Sleep Warm この人が他のアーティストと異なるのは、どんなに過激な先進的な音を出しても、POPにお洒落に聞こえると言うことです。未だ5作目というのが、信じられないくらい音楽界に影響を与え続けています。
November 23, 2006
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ボブ・モウルド率いるSugarの1994年発売の名作。私は、このアルバムしか持っていませんが、未だ通用するパワーポップアルバムです。ハードなギターに、超美メロで全曲捨て曲無し。10年以上経っても愛聴盤素晴らしい!曲目は、1. Gift 2. Company 3. Your Favorite Thing 4. What You Want It to Be 5. Gee Angel 6. Panama City Motel 7. Can't Help You Anymore 8. Granny Cool 9. Believe What You're Saying 10. Explode and Make Up M1から突っ走ります。全曲本当に素晴らしいメロディ・・アコースティックヴァージョンで聴きたいと思うのは、私だけでしょうか・・試聴はこちら
November 3, 2006
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あぁ、私が忘れていた音だぁ・・これが最初に本盤を聴いた印象です。パワーポップの旗手マシュー・スウィートと元バングルズのスザンナ・ホフスの発売されたばかりのデュオアルバムです。60sの名曲をひたすら楽しみながらカヴァーして、作った様なアルバムで、誰が聴いても好感の持てる内容ではないでしょうか。長くリスナーを続けていると、聴いているモノが一癖も二癖もあるような音楽になってきますが、単純にこんなに楽しめるアルバムを聴くと、初心に返ります。曲目は、1.I See The Rain (The Marmalade)2.And Your Bird Can Sing (The Beatles)3.It's All Over Now, Baby Blue (Bob Dylan)4.Who Knows Where The Time Goes? (Fairport Convention)5.Cinnamon Girl (Neil Young And Crazy Horse)6.Alone Again Or (Love)7.Warmth Of The Sun (The Beach Boys)8.Different Drum (The Stone Poneys, featuring Linda Ronstadt)9.The Kids Are Alright (The Who)10.Sunday Morning (The Velvet Underground)11.Everybody Knows This Is Nowhere (Neil Young And Crazy Horse)12.Care Of Cell #44 (The Zombies)13.Monday Monday (The Mamas And The Papas)14.She May Call You Up Tonight (The Left Banke)15.Run To Me (The Bee Gees)素晴らしいカヴァーばかりです。ジャケもまた、もの凄く良い感じです。30年後もフツーに聞けるのでは・・
October 8, 2006
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メイヨ・トンプソン率いる伝説のバンド、レッド・クレイオラの本年発売の最新作。最近では、ジム・オルーク、ジョン・マッケンタイア等を取り込んで活動し、このアルバムにもジョン・マッケンタイア等が参加しています。60年代に活動を開始し、テキサス、ジャーマンロック、英国、シカゴ音響派等自由自在に渡り歩き、その最先端をいく嗅覚は凄いですね。このアルバムは、フォーキーで、ちょい狂気な一面を見せ、しかし美しいピアノやアコーディオンやメロディを垣間見せ、一筋縄では行かない音楽を奏でています。私の中でのレッド・クレイオラは、キャレキシコやダニエル・ジョンストンと同じ系統です・・・曲目は、1.Introduction 2.Breakout 3.Cruise Boat 4.Note to Selves 5.L.G.F. 6.A Tale of Two... 7.Psy Ops 8.It Will Be (Delivered) 9.Puff 10.Greasy Street 11.Vexations 12.Elegy 13.When She Went Swimming 14.Swerving 15.Bling Bling M5のようなチープなインストもあれば、ヨレヨレ声につたないコーラスが美しいM8等聞き所満載。60歳を過ぎて未だ健在。まさにオルタナティヴ・ミュージックのレジェンド。10月に来日予定だそうです!!
September 7, 2006
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福岡県出身のジャズピアニスト、ヴォーカリストの発売されたばかりの作品です。私はこのアルバムで、彼女を初めて知りましたが、恥ずかしいほどピュアで無垢な歌にやられました・・このアルバム、M1以外は全編日本の歌のカヴァーで、彼女のピアノ弾き語りを中心に、鬼怒無月、佐藤芳明、瀬木貴将が数曲でバックアップしています。ここまで、日本語の美しさを感じるアルバムは、最近見当たらないのでは・・曲目は、01.テネシー・ワルツ02.ゆらりろの唄03.上を向いて歩こう04.港が見える丘05.ポカンポカン -春夏編06.悲しくてやりきれない07.花咲く旅路08.夢で逢いましょう09.自転車でおいで10.ポカンポカン -秋冬編11.うさぎしるべ12.花紀行13.そして僕は途方に暮れる矢野顕子のM9なんかは、声質からシックリはまってます・・M13は当時好きな曲で、とても懐かしく感じました・・
August 13, 2006
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デギュスタシオン・ア・ジャズに次ぐソロ2枚目です。サックス奏者であり、執筆家でもあり、また東京大学非常勤講師でもあるというマルチな方です。DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENでは、難解なフリージャズをやっていますが、ここではムーディーな美しい甘美なジャズを演奏しています。カヒミ・カリイのヴォーカルや雰囲気あるポエトリー・リーディングは誰かと思ったら、内田也哉子だそうで、とてもオシャレでセンス良いジャズアルバムです。自身のヴォーカルもなかなかの味・・曲目は、1. ラウンジ・タイム#1 2. 京マチ子の夜 3. The Look of Love 4. ホルヘ・ルイス・ボルヘス 5. パリのエリザベス・テイラー (存在しない) 6. 南米のエリザベス・テイラー 7. ラウンジタイム#2 8. ラウンジタイム#3 9. コルコヴァード 10. ルペ・ベレスの葬儀 11. クレイジー・ヒー・コールズ・ミー 12. 南米のエリザベス・テイラーの歌 私が聴いた第一印象は、なぜだかマイルスのスケッチ・オブ・スペインでした(^_^)/
July 22, 2006
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最近、洋楽をあまり聴かなくなっています。そう言えば、最近私のブログも最新の洋楽が少ないですね。でも、No musuic No lifeの私ですから、毎日音楽は聴いていますが、邦楽中心になってきています。それはなぜかと言えば、素晴らしい日本人ミュージシャンが増殖していることに尽きます。このアルバムもそう・・解散してしまったオーセンティックスカバンド、デタミネーションズのアルト・サックス奏者・巽朗が、カセット・コンロスと組んだアルバムです。昨年発売されています。音は、カリプソとスカのゴッタ煮というか、あえてカリプソとスカのジャンル分けなんて必要ないじゃんという感じですね。一歩間違えば、温泉旅館の場末のスナックで流れていそうなキワドサとイマドキのオシャレ感覚が絶妙です・・曲目は、1. Big-M 2. Too Much Weight 3. カプリ島 4. Last Waltz 5. ぼくのおじさん 6. Sunday 7. SARABA 8. Stray Shot 9. An Old Man Status 日本は、本国ジャマイカを超えたスカ天国だと思いますが、日本のスカシーンに一石を投じる重要作ではないでしょうか・・
July 17, 2006
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今年2月発売の冨田ラボこと冨田恵一のアルバムです。この方、全然知りませんでしたが、彼のHPを見ると、「キリンジ」を始め、MISIA「Everything」、平井堅「RING」、中島美嘉「WILL」「STARS」、Crystal Kay「Kiss」他、数多くのアーティストのプロデュースを手掛けるとあります。凄い人なんですね・・曲作りは冨田自身で、作詩陣が、糸井重里、キリンジの堀込高樹、高橋幸宏、吉田美奈子、高野寛、大貫妙子、鈴木慶一とこれまた凄いメンツです。ヴォーカリストもこれまた豪華・・曲目は、1.Shiplaunching 2.プラシーボ・セシボン feat. 高橋幸宏+大貫妙子 3.Like A Queen feat. SOULHEAD 4.アタタカイ雨 feat. 田中拡邦 (MAMALAID RAG) 5.Launching On A Fine Day 6.ずっと読みかけの夏 feat. CHEMISTRY 7.恋は傘の中で愛に feat. 山本領平8.しあわせのBlue feat. YOSHIKA 9.Is The Rest Silence ?10.Prayer On The Air 聴いた第一印象は、煌びやかでストリングスも華やかな王道J-POPという感じ・・私はスクリッティ・ポリッティを思い出しました。M2、M4あたりがとても良い出来です。田中拡邦という方、初めて歌を聴きましたが、大滝詠一みたい・・イマドキでもあり、王道懐古的でもあり、良いアルバムです冨田ラボHPはこちら、試聴もできます♪
June 25, 2006
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ニーナ・シモンの1957年のデビューアルバム私が生まれる前の作品です・・何でもピアノ専門で、ボーカルが後から来たそうですが、単なるジャズボーカルとは言い難い、ソウルフルな分厚い声です。1stで、すでにジャンルを越えてます。永遠の名盤とはこういうアルバムなんでしょうね・・当時大ヒットしたというM10だけでも聴く価値がありマス。曲目は、1.Mood Indigo2.Don't Smoke in Bed3.He Needs Me4.Little Girl Blue5.Love Me or Leave Me6.My Baby Just Cares for Me7.Good Bait8.Plain Gold Ring9.You'll Never Walk Alone10.I Loves You, Porgy11.Central Park Blues12.He's Got the Whole World in His Hands13.For All We Know14.African Mailman15.My Baby Just Cares for Me [Extended Version]私の持っているのはボーナストラック入りのUK盤紙ジャケ仕様です。2003年に他界してしまいました。そう言えば、ノラ・ジョーンズも彼女の「turn me on」をカバーしていましたね・・偉大な方です。
June 4, 2006
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これ、最高です。そして、とてつもないバンドです。聴くべきです・・浜野謙太 scat/trombone星野源 guitar 田中馨 bass伊藤大地 drums/percussionsの若干20才位の4人によるSAKEROCKの1stフルアルバムです。バンド名は、マーティンデニーの曲から引用したそうで、エキゾチックミュージック、ジャズ、ジャイブ等の他、チンドン的な部分やスカっぽいところ等まさにゴッタ煮音楽です。訳の分からないスキャットやお笑い的な所もあります。でも、技術的には高度で、とてもよく出来た素晴らしいバンドです。曲目は、1 生活 2 穴を掘る 3 OLD OLD YORK 4 開き直り 5 信濃街 6 ハッピーエンド 7 ボーンうまうまくんのラップ 8 2、3人 9 また来てね/京都 10 サム 11 殺すな 12 選手 13 兵日記 14 生活(うまうまくん言い訳バージョン) 聴いているとなぜか、郷愁を誘うような懐かしいような感じ・・特にギターの星野源は、かなりイイ感じ・・リズム隊、トロンボーンの音も最高です。ジャンルは違いますが、スチャダラやAsa-Chang&巡礼を初めて聴いた時の感触に近いです。
May 25, 2006
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セウ・ジョルジのギター弾き語りによるボサノヴァアルバム。役者としても活躍する人で、このアルバムは映画「ライフ・アクアティック」のサントラらしく、デイヴィッド・ボウイのカヴァー集です。でも、全曲ポルトガル語で歌っていて、ボウイの曲と分かるものもあれば、全然分からないものもあります。この人、声がよいと思います。ヤサグレ感があって、男気がある渋い声は、ジョアン・ジルベルトのボッサに比較して、圧倒的に痛い感じがします。洗練とは程遠い貧民街で逞しく生きてきた感じです。曲目は、1.REBEL REBEL2.LIFE ON MARS?3.STARMAN4.ZIGGY STARDUST5.LADY STARDUST6.CHANGES7.OH!YOU PRETTY THINGS8.ROCK N’ROLL SUICIDE9.SUFFRAGETTE CITY10.FIVE YEARS11.QUEEN BITCH12.WHEN I LIVE MY DREAM13.QUICKSAND14.TEAM ZISSOUジャケットが良いですね・・渋いアルバムです。
April 23, 2006
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日本が世界に誇るレゲエ、ダブ・バンド Dry&Heavyのヴォーカリストがリクル・マイ。リクル・マイの1stソロアルバムです。私としては、単なるDry&Heavyの歌い手としか思っていませんでしたが、全編彼女の作詞作曲ということで、その才能に先ず驚かされた次第です・・ゲスト陣がビックリ・・ケイ・ホリグチ(Audio Active)がMixの要となり、Little TempoのTICO、田鹿健太、Reggae Disco Rockersの西内徹、ディジュリドゥ奏者GOMA、Rainstick Orchestra等がバックアップしています。曲目は、1 My Old Flame 2 Rock To Sleep 3 Your Pocket 4 I'll Be There 5 Gypsy Woman 6 Count On Me 7 Crystal River 8 朽ち果てぬ光 9 Your Love 10 Velvet Valley 11 Why Are You In A Hurry? 12 あのうみのうた 私的には、Rainstick OrchestraのM4が良い感じ・・彼女は個性的な声ですので、好き嫌い分かれるところでしょうが、私はこのアルバム、非常に気に入ってます・・
April 9, 2006
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最高です♪発売されたばかりのスティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンソロ3作目です♪思えば、リアルタイムでAjaとGauchoの洗礼を受け、以来彼らの1stから聴き漁り、気まぐれなリリースに待ちくたびれ、一時は興味をなくしたこともありましたが、13年ぶりのソロ最高です。音楽性には全く変わらず、AORなどという甘い用語では語れない「毒」があります。彼らにしか出来ない音、20年以上前から既に完成された不変の音です。相棒ウォルター・ベッカーは参加していませんが、そんなことは関係なし。若いリスナーに聴いてもらいたい名作なのです。曲目は、1 Morph The Cat (6:49) 2 H Gang (5:15) 3 What I Do (6:01) 4 Brite Nitegown (7:16) 5 Great Pagoda Of Funn (7:39) 6 Security Joan (6:09) 7 Night Belongs To Mona (4:18) 8 Mary Shut The Garden Door (6:29) 9 Morph The Cat (Reprise) (2:53) 試聴はこちら
March 30, 2006
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発売されたばかりのリトルテンポ初のライブアルバム。月日が経つのは早いもので、もう結成13年だそうです・・思えば初期の頃は、日本人ならではのワビサビ感のある覚醒ダブの様な言い方がされていました。お洒落音楽のような言い方もされていましたよね・・でも、彼らのライブ全然お洒落じゃない(笑)ルーズでラフで熱く太い演奏です。最高のライブバンドと認識を改めました(^_^)/曲目は、1.MUSICAL BRAIN FOOD feat.DJ KENTARO2.JEMIMA3.LEGALIZE DAY4.NORTHERN LIGHTS feat.YUMIKO OHNO5.PIPELINE feat.KENJI JAMMER & GOTA YASHIKI6.SPASHIE & POKUBEH feat.RANKIN TAXI7.KETE ROCK8.OUTER LIGHTS9.AFRICAN LULLABY10.りんご追分 feat.UA & こだま和文音悪いです(笑)何でもカセットから録音した曲もある様で・・TICOは未だにカセットテープを聴いているそうなので、この辺りも彼らのこだわりですね・・
March 25, 2006
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才女発見!と言う感じです。昨年発売の高田みち子の2ndです。新宿系シンガー・ソングライターと異名を持ち、とても良い曲を書き、とても美しい声を聴かせる方・・健'z with Friendsで、歌の巧さは知っていましたが、ここまで優れた楽曲を書くとは驚きです・・バックは、What is Hip?の面々松木恒秀 - guitar岡沢章 - bass野力奏一 - piano, organ, keyboards渡嘉敷祐一 - drums, perc高田みち子 - vo,p,fl1. Farewell Mr.Old City2. TALEA DREAM3. 午前4時4. 溜め息5. Still Crazy After All These Years6. 驟雨7. 時の涙8. 初秋9. 最後の散歩道10. For Once In My Life11. New LifeM5、M10以外は全て自作・・演奏も極上・・万人受け間違いなしの癖のないジャジーなポップス・・捨て曲無しのホントに良いアルバムと思います。試聴はこちら
March 5, 2006
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ダブ界の奇才、リーペリーの英国編集盤。70年代の彼の仕事を集めたもののようです・・数年前にタ○レコで、購入したのですが、買った当時はあまりのディープさに、1枚を続けて聴く気力がありませんでした。超ディープなダブが延々と続くのです・・しかしipodで他のアーティストと共に、シャッフルして聴くと、やはり彼のダブはハッとさせられます。曲目は、01 - Psalms 20 - James Booms02 - Proverbs Of Dub - The Upsetter03 - Better Future - Errol Walker04 - Future Dub - The Upsetter05 - River - Zap Pow06 - River Stone - Zap Pow07 - Freedom - Earl Sixteen08 - Right You - The Upsetter09 - Mash Down - Roots10 - Africa - The Hombres11 - Foundation Dub - The Upsetter12 - Voodooism - Leo Graham13 - Dubism - The Upsetter14 - African Style - The Black Notes15 - African Style Version - The Upsetter16 - Rasta Train - Lee & Jimmy17 - Yagga Yagga - Lee & Jimmy18 - Rise And Shine - Watty & Tony19 - Wolf Out Deh - Lloyd & Devon20 - Shepherd Rod - The Upsetter M1からディープな変態ダブが迫ってきます・・私の一押しは、M9、 とても美しいコーラスですジャケの彼のイっちゃってる顔、ヤバイですよね・・
February 10, 2006
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一昨年発売のポール・ウェラー初のフルカヴァーアルバム。全体的に、彼のソウルおたくぶりが伺える選曲となっています。この人は、いつも蒼いです。40半ば、世間で言えば、とうに中年男性ですが、いつまで経っても、蒼く、モッド精神を忘れません。一貫してます。だから若い英国のミュージシャンは彼をリスペクトするのでしょう・・曲目は、1.IF I COULD ONLY BE SURE 2.WISHING ON A STAR 3.DON'T MAKE PROMISES4.THE BOTTLE 5.BLACK IS THE COLOUR6.CLOSE TO YOU 7.EARLY MORNING RAIN8.ONE WAY ROAD9.HERCULES 10.THINKING OF YOU 11.ALL ALONG THE WATCHTOWER12.BIRDS 13.FAMILY AFFAIR 14.LET IT BE ME ボブ・ディランのM11、ニール・ヤングのM12、アーロン・ネヴィルのM9等名曲揃いですが、若手のオアシスのM8も取り上げています。個人的には、ギル・スコット・ヘロンのM4の選曲がたまりません。あと、M10のシスター・スレッジの甘いカヴァー、流麗なストリングスが絡み最高の出来です。これが私のベストトラック・・
February 4, 2006
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小西康陽プロデュースによるカヴァーアルバムです。テーマは、ジャイヴ・ミュージック。聞くまでイマイチ、ピンと来ませんでしたが、聞いてみれば、さすが小西康陽というセンスの良い音です・・私、これまでakikoという方、あまり興味がありませんでした。しかし、このアルバム、クールな彼女の歌声に、熱い演奏が噛み合ってかなりの心地よさ・・文句なしに良いアルバムです。曲目は、1 スイングしなけりゃ意味がない 2 Around The World 3 Flat Foot Boogie 4 Is You Is Or Is You Ain't My baby 5 I Want You To Be My Baby 6 Mister Sandman 7 I'm Beginning to See The Light 8 Music Goes Round And Around M1のカウントから、そのまま曲に突入する格好良さ・・踊れるjazzとは、まさにこのアルバムです・・名門ヴァーヴからの発売です。
January 31, 2006
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久しぶりに聴いたら、とても良かったので本年最初のブログは、このアルバムにします。コルトレーンの66年5月28日のヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ・・61年のLive At The Village Vanguardが有名ですが、私は5年後のこのアルバムが好きです。もうヤバイくらい緊張感のある尖った演奏をしています。61年のライブが幼稚に聞こえるくらい・・演奏は、ジョン・コルトレーン(ts,ss,bsl)、ファラオ・サンダース(ts,fl)、アリス・コルトレーン(p)、ジミー・ギャリソン(b)、ラシッド・アリ(ds)、エマニュエル・ラヒム(perc)曲目は、1.Naima2.Introduction To My Favorite Things3.My Favorite ThingsM1は、コルトレーンが最初の妻ネイマに捧げた曲らしいですが、2度目の妻のアリスに演奏させるというコルトレーンの神経が・・・何だか殺気だっているようで・・BGMには絶対に成り得ない姿勢を正して聴くアルバムです・・
January 14, 2006
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今年最後のブログは何が良いかと思案していましたが、ロックの偉人であり、未だ現役バリバリのニール・ヤングにすることにします。このアルバムは、昨年発売のニール本人が自選したベストアルバムです。バッファロー・スプリングフィールド、CSNY時代から合わせれば、じつに45枚ものアルバムを発表しており、その中から1枚に凝縮するのは、無理があって、それぞれのリスナーに思い入れのあるニール・ヤングがあるので、不平不満はあるでしょうが、私はこの代表曲的な選曲を妥当だと思います。私の好きなニール・ヤングは、クレイジー・ホースと共演したものです。よって、M1からM3の流れは最高ですね・・そして、泣きの1曲M4・・「錆びついてしまうなら、燃え尽きたほうがいい」と唄うM14・・鳥肌モノです。素晴らしいベスト盤です。曲目は、1 Down By The River 2 Cowgirl In The Sand 3 Cinnamon Girl 4 Helpless 5 After The Gold Rush 6 Only Love Can Break Your Heart 7 Southern Man 8 Ohio 9 The Needle & The Damage Done 10 Old Man 11 Heart Of Gold 12 Like A Hurricane 13 Comes A Time 14 Hey Hey, My My (Into The Black) 15 Rockin' In The Free World 16 Harvest Moon リマスターされており、ニール・ヤングを先ずどこから聴いたらよいのか迷っている方には、最高のベスト盤ではないでしょうか・・ジャケもカッコ良すぎです。試聴は、こちら
December 31, 2005
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クリスマスイブという事で、クリスマスに聴いて心地よいアルバムを・・ノラ・ジョーンズのパートナーとして有名なジェシー・ハリスの昨年発売の最新作・・下積みは結構長いようで、ソロ5作目だそうです。先ず、ノラ・ジョーンズの異常なブレイクがありながら、曲を提供したこの人の静かな佇まいが非常に良いですね。好感が持てます。そして、アルバムに収録された曲は、何れも3分前後の心に残る静かな名曲揃い・・キャラが薄いという人もいますが、パートナーがあれだけのブレイクをしても、立ち位置が変わらないという事は、信頼できる人なのです。多分、10年後も変わらず、素晴らしい曲を書き続けるのでしょう。曲目は、1.Wild Eyes2.Wish I Was a Bird3.I Never Changed My Mind4.More5.I Have No Idea6.While the Music Lasts7.Gone Gone Gone8.Forever Nowhere9.Burn10.Always Seem to Get Things Wrong11.Mirror Ball12.Don't Need That13.Open Your Eyes14.One Day the Dam Will Break音の隙間というか、詰め込みすぎない「間」が心地よいです。ビル・フリゼール、ヴァン・ダイク・パークスも参加しています。この時期にピッタリはまるアルバムです。
December 24, 2005
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斎藤誠さんの20周年記念のバラッド集です。各年代のアルバムからピックアップして、名曲を集めたものです。アルバムを聴いて、先ず思った事は、彼は軸がブレないというか、一貫性、統一性があると言う事です。スタイルが殆ど同じで、素晴らしい曲を20年間も書き続けていると言う事です。時代と共に音楽の流行が変化していく中で、これは驚異的な事ですよね。そして、さらに特筆すべきは、唄が上手いという事です。彼は本質的にはギタリストであろうと思いますが、ヴォーカリストとしても、もっと脚光を浴びても良いと思います。ただ一つ、コアなファンの非難を浴びると思いますが、彼は生真面目すぎるというのがあると思うのですね・・頑固な音楽職人ですが、悪い言い方をすれば、遊び心がないというか、例えば奥田民生の様ないい加減さ、ルーズさがあるともっと面白くなるかと思いました。(生真面目さにファンが惹かれるのかも知れませんが・・)それには、プロデューサーを人に任せるというのも一つの方法かと思いました。彼の音楽性を変えずに、良さをもっと引き出すプロデューサー・・例えば、ミッチェルフルームの様な人かな・・曲目は、1 ララル 2 ワンスモアラブ 3 To My Old Friends 4 Someday Somewhere 5 I sing my SONG FOR YOU 6 君への想い 7 Dirty Thirty Man 8 Smile And Sleep 9 ゆるして 10 Our Love 11 今 僕を泣かせて 12 あなたに逢いたい 13 夕陽の交差点 14 It's Alright 15 名もない橋 16 横浜 17 Waltz In Blue M9はホントに良い曲だなぁ・・素晴らしいです(*^_^*)ジャケは、ビートルズのLet it Beの様で、面白いですね。辛口に書きましたが、このアルバム、ホントに素晴らしいです。
December 22, 2005
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最近は、この手の音楽が好みの私です。騒がしい音楽が徐々に苦手になってきているのかな・・2001年から活動している五十嵐祐輔のソロインストユニット。まず、ユニット名が非常によろしいですね。何でも映画タイトルから引用したそうです。歌う様な彼のアコギ3本をメインに、生活ノイズ、ピアニカ、リコーダー、簡素な打楽器などで音を構築。美しいメロディは、CD帯にも書かれている様に、「声のないシンガーソングライター」という感じです。一見シンプルな音楽ですが、音響、エレクトロニカ等様々なジャンルを通過した「今の音」と思います。彼のHPを見ると、fishing with johnを創った10枚として、TOWN&COUNTRY「decoration day」JOHN FAHEY「THE YELLOW PRINCESS」SIMON&GARFUNKEL「BOOKENDS」YMO「BGM」Wechsel Garland「Wechsel Garland」FANTASTIC SOMETHING「FANTASTIC SOMETHING」THE HIGH LLAMAS「COLD AND BOUNCY」FISHMANS「OH!MOUNTAIN」細野晴臣「銀河鉄道の夜」中川イサト「1970年」と書いてあります。なるほどなぁという10枚ですね・・曲目は、1 鈍行ブックモービル 2 一人二役のスキップ 3 アゲハに映る 4 5月文庫.com 5 8月のヌードデッサン 6 停電キス 7 くちびるに秋桜 8 汀のリップシング 9 虹 10 12月のスマイル 試聴はこちら
December 7, 2005
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日本レゲエ界屈指のキーボード奏者、Hakase-Sunの発売されたばかりの4作目。元フィッシュマンズ、現リトルテンポに在籍し、数々のミュージシャンのサポートを経てきた腕前は超一流・・本作も過去の作品同様、ほぼ一人でバックトラックをこなし、AORというタイトル通り、心地よい作品に仕上がっています。曲目は、1 Tattoo Organ 2 Midnight Sun 3 Midas Touch ( Magic Touch ) 4 A Bit Cloudy 5 Song Cycle 6 Tokyo X 7 Easy Chair 8 Jah Rainbow 9 Bass & Love 10 Soul Drawbars ( Kokoro - No - Hana ) やっぱり彼のオルガンは唯一無二です。私は彼の音楽を全面的に支持します。試聴は、こちら
November 27, 2005
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しばらく更新をご無沙汰していました_(_^_)__(_^_)_あまりの忙しさに、とても更新することが出来なかったです・・・スイマセン今回は、アイルランドの重鎮ヴァン・モリソンの70年の傑作!!ソウルフルという言葉は、彼の為にある様な言葉で、胸を打つ超ソウルフルな歌声・・ミクスチャーなどという言葉が生まれる遙か以前から、すでにソウル、ロック、ジャズ、ゴスペル等すべてを飲み込んだ音楽性・・全ての音楽ファンが聞くべき傑作なのです。曲目は、1.And It Stoned Me2.Moondance3.Crazy Love4.Caravan5.Into the Mystic6.Come Running7.These Dreams of You8.Brand New Day9.Everyone10.Glad Tidingsザ.バンドのラストワルツで唄ったM4、彼の代表曲M2、胸打つバラードM8等捨て曲なし!そして、M3の美しいファルセット・・完璧です。
October 28, 2005
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アメリカミシガン州出身のSSW、スフィアン・スティーヴンスの03年発売のアルバム。アメリカ50州をテーマにするそうで、このアルバムは自身の出身のミシガンをテーマとしたものです。なんともお洒落だか、nature志向なのか、よく分からない不可思議なジャケットですが、音楽も摩訶不思議・・基本的には彼の弾くバンジョーを主体とするアコースティックな音で、憂いのあるヴォーカルと美メロ満載です。しかし、曲の変調が著しく、私が抱いた印象は、ヴァン・ダイク・パークス・・また、楽器の殆どをこなす点で言えば、トッド・ラングレンの音楽も彷彿させます。曲目は、1.Flint (For the Unemployed and Underpaid)2.All Good Naysayers, Speak Up! Or Forever Hold Your Peace!3.For the Widows in Paradise, For the Fatherless in Ypsilanti4.Say Yes! To Michigan!5.Upper Peninsula6.Tahquamenon Falls7.Holland8.Detroit, Lift Up Your Weary Head! (Rebuild! Restore! Reconsider!)9.Romulus10.Alanson, Crooked River11.Sleeping Bear, Sault Saint Marie12.They Also Mourn Who Do Not Wear Black (For the Homeless in Muskegon)13.Oh God, Where Are You Now? (In Pickeral Lake? Pigeon? Marquette? Mackin14.Redford (For Yia-Yia & Pappou)15.Vito's Ordination Songとても気持ちの良い、独創的なアルバムです。
October 16, 2005
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最近、忙しいことを理由にブログの更新をすっかりサボっていた私・・今後はマジメに頑張ります!(多分・・)今回は、またまた黒沢健一と萩原健太によるアコースティック・カヴァー・ユニット、健’zの03年発売の1stです。ポール・マッカートニーとブライアン・ウィルソンの曲だけに厳選し、健太さんのアコギ1本、健一さんの唄で勝負しています。これ以上シンプルな音楽はありませんが、ムチャクチャ奥深いアルバム・・たまりません・・中年男性代表の様な容姿(笑)の健太さんですが、信じられないくらい美しいギターです。また、その辺の兄ちゃんの様な容姿の健一さんですが、これまた素晴らしい歌声です。曲目は、1.VANILLA SKY2.MELT AWAY3.I JUST WASNT MADE FOR THESE TIMES4.BABY’S REQUEST5.EVERY NIGHT6.HEART OF THE COUNTRY7.SO BAD8.JUNKM1の渋さ、M2の蒼さ、M3の清さ・・・きっと、20年後も聞き続けることの出来る素晴らしく美しいアルバムです。
October 3, 2005
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半分ブラジル人のニューヨーカー、アート・リンゼイの97年発売の2nd。多数の作品がありますが、どれか1枚と言われれば、私は、このソロ2作目を推します。1作目同様のクールなボサノヴァアルバムですが、違いと言えば、アンビシャス・ラバーズのような、太いリズムトラックが備わったところでしょうか・・Melvin Gibbs(b)等の旧知のミュージシャンを配しての素晴らしい演奏ですが、特筆すべきは、Vinicius Cantuariaのギターです。在NYのブラジル人で、彼のことは、確かこのアルバムで知ったのですが、優美なギターで非常に魅了されました。曲目は、1 Complicity 2 Q Samba 3 Simply Beautiful 4 Mundo Civilizado 5 Titled 6 Horizontal 7 Mar Da Gavea 8 Imbassai 9 Pleasure 10 Erotic City 11 Clown M3のAl Greenは、アートが以前からどうしてもカヴァーしたかった曲だそうで、素晴らしい仕上がり・・M4はマリーザ・モンチ、M5はカエターノヴェローゾとの共作M10はプリンスのカヴァー良いアルバムです(^_^)/
September 24, 2005
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日本一、米国音楽に精通しているであろう音楽評論家が萩原健太さんです。TVでストーンズのギターリフを少し弾いていたのを見て、彼がギターが弾けるというのは何となく知っていました。ただ、ここまでちゃんと弾けるとは!! と言うか味がありすぎ!!黒沢健一 & 萩原健太によるアコースティック・カヴァー・ユニットが、健'zです。本作は2ndで、曾我泰久、高田みち子が加わり、何とも完璧なコーラスワークを聴かせてくれます。 曲目は、01.SURF'S UP / The Beach Boys 02.DON'T TALK (Put Your Head On My Shoulder) / The Beach Boys 03.FOREVER / Spring/The Beach Boys 04.FOOLS RUSH IN / Ricky Nelson/Brook Benton 05.DIARY / Bread 06.RUBY BABY / The Drifters/Dion 07.LEAVES THAT ARE GREEN / Simon & Garfunkel 08.CALICO SKIES / Paul McCartney 09.THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES / Bobby Vee 10.WILL YOU LOVE ME TOMORROW / The Shirells/Carole King 11.THIS I SWEAR / The Skyliners 12.SAVE YOUR HEART FOR ME / Gary Lewis & The Playboys M1,M2のThe Beach Boysが完璧な美しさ・・最高です。萩原健太さんは、ギターで飯食っていけるはず・・
September 18, 2005
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レゲエ好きな私にはどうしても外せないのが、ボブ・マーリィ、ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーの3人組・・彼らのアルバムは多々発売されていますが、私の好きな1枚と言えば、これになるかなぁ。69~72年頃の作品集で、つまりCatch A Fireでデビューする以前の音源です。プロデュースは、奇才変態おじさんリー・ペリー!!よって音は、そこはかとなくダビーでモコモコして妖しげな雰囲気・・また、世界デビュー後はロックっぽい音になってしまいますが、ここでは極めて濃ゆいレゲエの音像となっています・・曲目は、1.Lively Up Yourself2.Small Axe 3.Duppy Conquerer 4.Trench Town Rock 5.African Herbsman 6.Keep On Moving 7.Fussing And Fighting 8.Stand Alone 9.All In One 10.Don't Rock The Boat 11.Put It On 12.Sun Is Shining 13.Kaya 14.Riding High 15.Brain Washing 16.400 YearsM1、M4、M12、M13等、後の有名曲のオリジナルがここでは聞けます。特にM12の怪しさが好きだなぁ。荒削りで生々しい3人衆の姿・・万人受けしないアルバムかも・・
September 12, 2005
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私の記念すべき(笑)ブログ第1回目の大島保克最新作・・大島保克は石垣島出身の唄者で、本作は自己のルーツに帰り、自作の他に、八重山、宮古、沖縄諸島の島唄をカヴァーする内容となっています。よって、前作より、より沖縄のルーツを感じさせるアルバムです・・彼の唄、三線は濁りのないピュアそのものの音で、BEGINの比嘉栄昇、Kiroroの金城綾乃、UA、アイリッシュ・ミュージックの大御所バンド、アルタン等多彩なゲストと競演しています・・曲目は、1.かいされー2.黒島口説(くるしまくどぅち)3.東崎(あがりざち)4.まへらつぃ~まへらつぃのとーすい5.小浜節(こはまぶし)6.赤(あか)ゆら7.多良間(たらま)ションカネ8.豊年(ほうねん)のあやぐ9.伊良部(いらぶ)トーガニ10.国頭(くんじゃん)サバクイ11.ましゅんく節(ぶし)12.イチュビ小(ぐゎ)13.イラヨイ月夜浜(つきやはま)確固たる信念に基づく音作り・・時間の流れが変わる様な感覚・・同世代の誇りです・・最近では京都の拾得で、マンスリーライブをしているそうです。
September 11, 2005
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何度聞いたか、分からない・・名盤は世の中に数あれど、名盤中の名盤と呼べるものは数少ないはず・・このアルバムは、紛れもなく名盤中の名盤です。02年発売の彼女のセルフカヴァー集。フルオーケストラをバックに、彼女自身の名曲を心沁みる歌声で聞かせる真の名作・・ハービー・ハンコックやウェイン・ショーター等の旧知のミュージシャンも参加し、もの凄くスケールの大きな2枚組に仕上がっています。しかし、技巧的な取っつきにくい内容ではなく、極めてナチュラルな彼女の姿がここにあります。曲目は、DISC [1] 1.Love 2.You Dream Flat Tires 3.Otis & Marlena 4.Amelia 5.Woodstock 6.Slouching Toward Bethlehem 7.Judgement of the Moon and Stars (Ludwig's Tune) 8.The Sire of Sorrow 9.For the Roses 10.Trouble Child 11.God Must Be A Boogie Man DISC [2]1.Be Cool 2.Just Like This Train3.Sex Kills 4.Refuge Of the Roads 5.Hejira 6.Chinese Cafe 7.Cherokee Louise 8.The Dawntreader 9.The Last Time I Saw Richard 10.Borderline 11.The Circle Game 12.Coyote ジョニ自身による美しいアートワーク・・このアルバムには、良識あるノスタルジックなアメリカがあります。一生聞き込むべき、彼女の集大成的なアルバムです・・
September 4, 2005
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2003年9月12日東京国際フォーラムのライブ録音。ボサノヴァの神様によるギター1本の究極的にシンプルな音楽・・若い頃に比べて、声の衰えは否めません。録音もイマイチです・・しかし、音楽の深さが、深海の様な深さがあります。流行ものの音楽ばかり聴いている人には、間違いなく、受け入れられないはずです。ボサノヴァがお洒落な音楽と思っている人も、退屈な音楽だと思うでしょう・・しかし、彼の声とギターには、ある一定の人の心を打つ何かが宿っています。曲目は、1.Acontece Que Eu Sou Baiano 2.Meditacao 3.Doralice 4.Corcovado 5.Este Seu Olhar 6.Isto Aqui O Que E? 7.Wave 8.Pra Que Discutir Com Madame 9.Ligia 10.Louco 11.Bolinha De Papel 12.Rosa Morena13.Adeus merica 14.Preconceito 15.Aos Pes Da Cruz 神様の70歳代での、初来日・・奇跡のライブです。
September 2, 2005
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名盤「Live」(1972年作)と「In Performance」(1980年作)から数曲ずつと未発表音源を追加したダニー・ハサウェイのライブ盤。ダニーのライブ盤は、「Live」は持っていますが、「In Performance」は未聴でした。まず、私が興奮にしたのが、冒頭の3曲!!超名盤「Extension of a Man」に収録されたこの3曲は、緻密に作られたスタジオ盤をライブでどう演奏するのか興味津々でしたが、スタジオ盤以上の素晴らしい出来でした。彼のライブを聴いて思うのは、聴衆と絡む一体感、躍動感・・オーディエンスも演奏を心から楽しみ、演奏に参加している様な雰囲気・・「Live」に収録されたM4なんか改めて聞くと、聴衆が居なければ、案外つまらない演奏になっていたかもと思うほど・・曲目は、1.Flying Easy 2.Valdez In The Country 3.Someday We'll All Be Free 4.You've Got A Friend5.He Ain't Heavy, He's My Brother6.What's Goin' On7.Yesterday 8.Superwoman9.A Song For You10.Sack Full Of Dreams11.Little Ghetto Boy12.I Love You More Than You'll Ever Know13.The Ghetto14.Interviewレオン・ラッセルのM9、久しぶりに聞いて、ダニーが歌うと、また違った趣があって涙腺が刺激されます・・ココロオドル素晴らしい名盤です。
August 29, 2005
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もう2年も前のアルバムなのに、未だ愛聴しています。スカパラのベーシスト川上つよしがバンマスのオーセンティック・スカバンドです。ムードメイカーズというだけあって、素晴らしく聴きやすいムード満点のスカですが、腕利きミュージシャンの集合体ですので、適度な緊張感、主張があり、BGM的な部分と熱い部分が上手く同居しています。メンバーは、川上つよし大石幸司(Little Tempo)山本貴志(Rocking Time)秋広真一郎(Dreamlets)HAKASE(Little Tempo)大森はじめ(スカパラ)川上幸二(The Silver Sonics)NARGO(スカパラ)北原雅彦(スカパラ)GAMO(スカパラ)西内徹(Reggae Disco Rockers)と最強メンバー!!曲目は、1.The Sweetest Affair(武田カオリ fromTica)2.You’ll Never Get To Heaven(武田カオリ from Tica)3.Summer Samba4.あの夏の日5.きっと言える(古内東子)6.Take107.Something(Instrumental)8.Pet Sounds9.Harlem Nocturne10.Double Burrel11.Last Tango In Paris12.Something(高橋幸宏)13.You’ll Never Dub To Heaven(Dubwised by 渡辺省二郎)M2はバカラック、M3はマルコスヴァーリ、M5はユーミン、M6はジャマイカの古典的名曲、M7はビートルズ、M8はビーチボーイズ、M9,10は誰もが知るジャズのスタンダード等々名曲を気持ちよく聴かせてくれます。基本的にインスト中心ですが、多彩なゲスト特に、今日本で最もステキな女性ヴォーカリスト、Ticaの武田カオリが参加しているのが嬉しいですね。
August 20, 2005
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84年の米映画。カンヌ国際映画祭 カメラ・ドール賞(最優秀新人監督賞)作品20年以上前の私が中高生頃の映画なのですが、未だに私の中では、最も印象深い映画です。監督は、当時新鋭のジム・ジャームッシュキャストは、ウィリー・・・ジョン・ルーリー エヴァ・・・エスター・ヴァリント エディ・・・リチャード・エドソン物語は、NY在住の不良ウィリーを頼って、従姉妹のエヴァが来て共同生活を始める。加えてウィリーの不良仲間エディの3人が繰り広げる何でもないアメリカの日常の世界・・当時は、誰も死なない、誰もSEXしない、何も起こらない映画として賛否両論でした。映像は、全編モノクロで、ワンシーンごとに場面が切り替わる紙芝居の様なもの・・どこのシーンを切っても、ポスターとなる様な非常に美しい映像なのです。さらには、独特のユーモア感と、ジョン・ルーリーの歩いているだけでも、食事をしているだけでも痺れる様な演技・・音楽的には、エスター・ヴァリント演じるエヴァが持つラジカセから流れるスクリ-ミン・ジェイ・ホーキンスの「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」の格好良さ(この曲にはホント痺れます。エスター・ヴァリントもキュートで可愛い・・)NYジャズバンド、ラウンジリザースのリーダーでもあるジョン・ルーリーが作り出す室内楽的なクラシック・・ということで、私は多感な時期、この映画に影響されまくって、今でもこの映画が、最も印象深い映画となっている感じです・・賛否両論のある映画とは思いますが、私には、この映像、音楽的センスがたまりません・・未だに我が家のリビングには、ポスターが飾ってあります・・
August 13, 2005
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最近さぼりがちで、久しぶりに書き込みします。m(_ _)mミシェル・ンデゲオチェロのジャズ・アルバム・・以前、Crazy Loveさんが紹介していたアルバムです。彼女のイメージは、ソウル畑でファンキーなベースを弾くヒップホップ的な要素も醸し出すミクスチャー系の人と思われがちですが、私にとっての彼女のイメージはジャジーな雰囲気の人です。前にTV(確か、モントレージャズフェスティバル)で、彼女がベースを弾く姿を拝見しましたが、最先端というより、泥臭い古典的なジャズベーシストと感じました。そんなイメージの彼女が作ったアルバムですから、聴いても違和感が全くなく、私の耳にはすぐに馴染んだのでした。曲目は、1.MU-MIN2.AL-FALAQ 1133.AQUARIUM4.PAPILLON5.DANCE OF THE INFIDEL6.THE CHOSEN7.LUQMAN8.WHEN DED YOU LEAVE HEAVENインスト中心ですが、レイラ・ハサウェイ、カサンドラ・ウィルソン、SABINAがヴォーカルで参加しています。凄まじくスピリチュアルで、極めて高い知性を感じるアルバムです。全く隙がない才女です・・・ちなみにジャミアとは学校という意味だそうです
August 12, 2005
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アメリカという国は、この様な素晴らしい新人がポッと出てくるから、目が離せないのです。以前、Crazy Loveさんが紹介していたエイモス・リーのデビュー作です。27歳で元教師のSSW・・新人らしく、良い意味での初々しさが残る部分もありますが、既に確固たる自分の世界を持っています。フォーキーで、ソウルフルでジャジーな世界は男性版ノラ・ジョーンズと評されていますが、ノラと異なり、1作目から全て自作曲です。郷愁感漂うノスタルジックな曲の良さもさることながら、歌声も適度にハスキーで、丁寧に歌い上げ、とても共感がもてます。曲目は、1.Keep It Loose, Keep It Tight2.Seen It All Before3.Arms Of A Woman4.Give It Up5.Dreamin'6.Soul Suckers7.Colors8.Bottom Of The Barrel9.Black River10.Love In The Lies11.All My FriendsM3が、ステキなだぁ・・今のアメリカで、どんな生活をしたら、彼の様なPureなミュージシャンが生まれるのか、不思議です。近々、初来日するようです。もしかして、ギター1本の弾き語りかも・・そんなスタイルも聴いてみたい・・
August 5, 2005
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ある映画をBlogにしようと思っていましたが、やはりSurferの端くれである私は、この映画を外せないので、今日はエンドレス・サマーを紹介します。ブルース・ブラウン監督の1966年の作品・・物語は、二人のSurferが、波を求めて世界各地を旅するというストーリーです。つまり、Surfinしている映像が殆どなので、興味のない人は全くつまらない映画と思います。(笑)でも、興味のある人、既にSurferの人は堪らない伝説的な映画なのです。Surfinは、波の上に立ち、滑る事、これは陸上では味わえない素晴らしい快感であり、また、他のスポーツにはあり得ない自然の恩恵を受けた遊びなんです。スキーみたいにリフトで上がり、できた斜面を滑る訳ではないし、ウェイクボードみたいにモーターの力を借りる訳でもない真の自然を相手としたスポーツ・・そして、海で波待ちするだけでも楽しく、ガツガツせず、スローな時間を楽しめるのです・・そんな事を気づかせてくれる最高の映画なのです。私のロングボードは、ドナルドタカヤマの10フィート、シングルフィン・・ここ2ヶ月くらい、お休みしているので、そろそろ海に連れていってやらねば・・
July 31, 2005
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RDRの最新作。高宮紀徹(プログラミング)、西内徹(サックス、フルート)、太田靖雄(トランペット)の3人組から、前作より有坂美香(ヴォーカル)が正式メンバーとして加わりました。まず、心惹かれるのがデリック・ハリオットの名盤から名付けられたバンド名。レゲエ・ディスコ・ロッカーズ・・素晴らしいバンド名です。そして、バックトラックはプログラミングの打ち込みではあるのものの、エマーソン北村等の確かなミュージシャンによる演奏で音は、スムーズなオーガニックグルーヴ・・ここに、西内徹と太田靖雄の管楽器に、有坂美香の美しいヴォーカルが加われば、最強のロック・ステディ、ラヴァーズ・ロックです。曲目は、1 I Feel You 2 Lost In Love 3 蜃気楼の街 Album version 4 L'amant 5 No Limit feat. PAPA-B 6 Running Away 7 空の夢 8 僕の心は君のもの 9 Life Go Zone 10 Blue Flamingo 11 Primrose 12 In The Wee Small Hours Of The Morning M2はエアサプライ、M3はシュガーベイブのカヴァー・・結成11周年の揺るぎない自信、確かな技術と心に残る楽曲、レゲエへの深い愛情・・もっと売れて欲しいけど、あんまり有名になって欲しくない(笑)試聴は、こちら
July 26, 2005
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この男、ザ・バンドの面々を彷彿させる髭面の31歳。昨年末デビューを果たしたニューハンプシャー出身の遅咲きSSWです。なんでも、彼は製靴工場に務めて、不遇の人生を送っていたのですが、ラジオから流れてきたスティーヴン・スティルスの「Tree Top Flyer」を聴いて、その日から、ミュージシャンに進路を変更したそうです。そして、このデビューアルバムは、ライアン・アダムス等のプロデュースをしてきたイーサン・ジョーンズの力を借り、ようやく昨年にリリース。内容は、哀愁漂うしゃがれた声に、ザ・バンド、ニール・ヤング、スティーヴン・スティルス等を彷彿させる極めて良質なアメリカの音・・文句なしに名盤といえる1stアルバムです。曲目は、1.Trouble 2.Shelter 3.Hold You In My Arms 4.Narrow Escape 5.Burn 6.Forever My Friend 7.Hannah 8.How Come 9.Jolene10.All The Wild Horsesギター、ハーモニカ、ヴォーカルはレイ・ラモンターニュそれ以外は、イーサン・ジョーンズの演奏。一部、ストリングスの入る曲もあり。この時代に、こんなノスタルジックな音楽を奏でる新人が現れるのは奇跡的かも・・手放しで絶賛します。
July 22, 2005
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ベテランアーティストのカヴァーアルバムつながりと言う事で、昨日の斎藤誠さんに続いて、エルヴィス・コステロのカヴァーアルバム。こだわりの強い彼ですから、原曲もマイナーな曲ばかりで、殆どが初耳の曲です・・そして、原曲は分からないのですが、どの曲を聴いてもコステロのオリジナル曲に聞こえます。確固たるオリジナリティのある人ですから、どんな曲を歌っても、自分の雰囲気にしてしまうのでしょうね・・バックは、DRUM:JIM KELTNER,PETE THOMASBASS:JERRY SCHEFFKEYBOARD:LARRY KNECHTELGUITAR:MARC RIBOT,JAMES BURTON等気心知れたメンバーで固めています。曲目は、1.STRANGE2.HIDDEN CHARMS3.REMOVE THIS DOUBT4.I THREW IT ALL AWAY5.LEAVE MY KITTEN ALONE6.EVERYBODY'S CRYING MERCY7.I'VE BEEN WRONG BEFORE8.BAMA LAMA BAMA LOO9.MUST YOU THROW DIRT IN MY FACE10.POURING WATER ON A DROWNING MAN11.THE VERY THOUGHT OF YOU12.PAYDAY13.PLEASE STAY14.RUNNING OUT OF FOOLS15.DAYS 全体的にアコースティツクな曲調。私のフェイバリットは、M4のBOB DYLAN,M9のBILL ANDERSONのカヴァー・・2曲とも、泣きのコステロ節が聞けます・・(T_T)
July 17, 2005
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斎藤誠さんのカヴァーアルバム。彼が愛してやまない国内外の名曲をカヴァーしています。Mr.AORと彼は呼ばれているらしいですが、ムードや大人の音楽とか癒しとか、そんな言葉だけでは片づけられない何かが、このアルバムにはあります。それは、原曲の良さとか、彼の長い経験とか、色々あるでしょうが、やはり、この人、音楽が好きでたまらない、ギターが好きでたまらないという深い愛情があるので、音楽に深みがあるのでしょうね・・曲目は、1.Melissa2.You Belong To Me3.時の流れに(Still Crazy After All These Years)4.My Love5.歌の贈り物(I Write The Songs)6.別れ話は最後に7.ノー・ノー・ボーイ8.The STANDARD9.The Boston Rag10.Possession Obsession11.You Are So Beautiful12.愛の別れ道(Baby I’m-A Want You)13.Waltz In BlueM1のオールマン・ブラザース・バンドから、素晴らしい選曲。ポールのM4など、原曲より素晴らしいじゃないですか!また、奥田民生のM8は泣けるなぁ・・沁みました・・ただ、M7の奥田民生のヴォーカルは必要ないと思う。誠さんの唄だけで十分・・M2の鈴木桃子のコーラスも違和感あり。唯一のオリジナルM13も、他の曲に負けない素晴らしさ・・彼はマイペースですし、時代の先端を走るタイプでもないし、今後も爆発的に売れる事はないでしょう・・商業主義に走りすぎて、彼のようなミュージシャンが居なくなったら、日本の音楽界は終わりですね。(日本にもノンサッチのようなレーベルが必要です)このアルバム、もっと早く知るべきだった・・
July 16, 2005
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プロデューサーとして名を馳せているミッチェル・フルームのソロアルバム。私が想像する彼の音は、ロスロボスのコロッサルヘッドや、ラテン・プレイボーイズの感じなのですが、この作品は端正なピアノソロ・・クラシック的な要素もあり、彼にその様な土壌があるのかどうかは判りませんが、良い意味で完全に予想を裏切られた作品です。しかし、一筋縄では行かないのが彼であり、クリアなピアノの音色に彼独特の音響空間があります。曲目は、1.ア・サウザンド・デイズ 2.1965 3.ディス・モーニング 4.トリップ・トゥ・ヘヴン 5.トゥモロウ・イン・ジューン 6.シルエッツ 7.ララバイ 8.サム・ブルー・ソング 9.サンクチュアリ 10.ウィスパーランド 11.エヴリタイム・アイ・クローズ・マイ・アイズ 12.チューズデイ13.フォーリング・フロム・ザ・シー 14.イフ 「冷たくもなく、過剰にセンチメンタルでもない、そんな美しくて静かな音楽を創りたかった」ミッチェル・フルームとCD帯に書いてあります。彼の言う通り、本当に美しく静かで、どんな時間でも、どんな場所でも馴染む音楽に仕上がっています。
July 13, 2005
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ライの最新作「チャヴェズ・ラヴィーン」は、コンセプトアルバムであり、彼のこれまで活動してきた無国籍音楽の集大成的なアルバム。タイトルの「チャヴェズ・ラヴィーン」は、イーストLAに実在したチカーノ(メキシコ移民)の街。この土地にドジャーススタジアムが建設されたのですが、球場建設までのチカーノの生活、当局の弾圧、ブルドーザーで街を破壊する男の話、球場建設に至るまでの経過等が歌われています。多彩なゲスト陣に触れると、沢山書かなければならないので、省略しますが、ライが歌うM1から完全に引き込まれていきます。曲目は、1.Poor Man's Shangri-La2.Onda Callejera3.Don't Call Me Red4.Corrido de Box Eo5.Muy Fifi6.Los Chucos Suaves7.Chinito Chinito8.3 Cool Cats9.El U.F.O. Cayo10.It's Just Work For Me11.In My Town12.Ejercito Militar13.Barrio Viejo14.3rd Base, Doger Stadium15.Soy Luz Y Sombraまだまだ聴き込んでいませんが、聴く度に新発見があります。深い深いアルバムです。
July 9, 2005
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