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最近、テレビの主役になっているノロウィルス。これはいったいどんなウィルスなのだろうか?
体調不調から病院へ行き、「ウイルス性下痢症」や「下痢を伴う風邪」などと診断された経験はないだろうか?
特にお子さんを持つお母さんには、経験した人も多いのではないかと思う。これがノロウイルスである。
2005年末、ある特別養護老人ホームで起きた、ノロウイルスによる集団感染死亡事故がマスコミに大きく取り上げられ、ノロウイルスという名前が広く知られる原因となった。
初冬から春先にかけて発生する食中毒による急性胃腸炎や下痢の風邪は、ノロウイルスを原因としていることが多いといわれている。
ノロウイルスに汚染された食品を食べてから発症するまでの潜伏時間は24~48時間で、嘔吐、吐き気、下痢、腹痛、発熱(38℃以下)が主な症状。
嘔吐、吐き気に特徴があり、通常3日以内で回復する。
ノロウイルスの特徴は人間のおなかの中でしか増殖しない。
食べ物の中では増えないのだ。
では何故牡蠣が危険といわれているのか?
人間のおなかで増殖して、トイレで排出されたノロウイルスは、下水処理場、浄化槽を経て河川、海に流れ出る。
カキや二枚貝がプランクトンと一緒にノロウイルスを吸い込み、中腸腺に蓄積する。
アサリやシジミは加熱して食べるが、カキは生で食べることが多く、中腸腺を取り除くことは難しいため、生カキや加熱不十分なカキフライを食べて感染するケースが多い。
カキや二枚貝に注意といわれているはこういう理由からである。
しっかりと熱を通せば問題は無い。
◆ 感染してしまったら
運悪く、ノロウィルスを招き入れてしまったらどうするか?
下痢がひどい場合には、水分の損失を防ぐために輸液などを対症療法的に用いる場合がある。
しかし、下痢止めの使用については、ウイルスを体内にとどめることになるので用いるべきでないと言う専門家もいて、正直はっきりしていない。
家庭においては、スポーツドリンクを電子レンジなどで人肌に暖めてから飲むことが推奨されている。
要は体内から排出すればいい。
電解質を含まない湯冷まし、お茶などは水分の吸収が遅いので向かない。
なお、2006年現在ノロウイルスに対する有効なワクチンは開発されていない。
また、このウイルスに対する免疫は感染者でも1-2年で失われるといわれており、ワクチンによる予防の有効性に対しては疑問が持たれているそうだ。
◆ 予防策
トイレ後の手指洗いがポイント!
ノロウイルス食中毒の患者数が多い原因は、少量のウイルスで発症し、人間の手から食べ物を経由して口に入り感染を広げる「糞口感染」のためだ。
つまり汚染のスタートは人間のおなかの中かノロウイルスが出てくる時、つまりトイレ(大)である。
トイレットペーパーを通して手が汚染される。
ノロウイルス食中毒を防ぐには、手指からの汚染を止めることが重要だ。
そして、予防のポイントは手洗いである。
ノロウイルスは逆性石けんや消毒用エタノールに対する抵抗力が強いため、これらによる消毒はほとんど効果がない。
しかし、強アルカリ性の次亜塩素酸ナトリウムに対する抵抗力は比較的弱く、これによる消毒は比較的有効である。
『ハイター』などがそれにあたる。
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