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2006年01月05日
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テーマ: 航空業界(1782)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 2006年、年明け早々めったに見れないものが見られたのですが、その現場をリアルタイムに確認したいと思いながら、うっかり見落としてしまいました。それはたった一秒の事、天体の動きに基づく天体時と原子時計が刻む原子時のズレを補正するために、ズレが0.9秒以上にならないように1秒を加えたり、除いたりする事が行われます。今年の1月1日はその「うるう秒」が行われる事が決めらていて、9時にそれが予定されていました。

 カウントダウンをしておくと、意外とあっけない感じがします。8時59分55秒、56秒・・・58秒、59秒、60秒、9時00分00秒。一見何の変哲もない感じですが、実は59秒の次、60秒は本来存在しません。この60秒が一秒のうるう秒挿入というわけです。7年ぶりのうるう秒挿入で、前回は1999年に行われてます。うるう秒の制度は1972年に始まっているので、これまでの34年の間に23回のうるう秒による補正が行われた事にないます。

 これまで1月1日にうるう秒が追加されたの14回、半年の開きをおいた7月1日に追加されたのが9回行われています。うるう秒の必要性は50年ほど前、正確な原子時計の開発に成功するまでは必要ありませんでした。地球の公転、自転を元に天体時によって時間を定めていた頃は意識されていなかったのですが、地球の自転速度は実は一定ではなく、現在採用されている原子時とは微妙に誤差が生じてしまい、また一定ではない事から長期にわたる予測も不可能です。そのために必要となったのがうるう秒というわけです。

 制度が始まった1972年から83年までの12年は、ほぼ毎年うるう秒が追加され、90年から94年までは5年連続で追加されています。この7年ほどは追加はなかったのですが、累計で23秒、原子時計が時を刻みはじめた58年からは32秒のズレが生じていると言います。地球の自転がそれだけ微妙に遅くなったという事ですが、日々忙しさに追われ、一日があっという間と感じている身にとっては、自転はどんどん早くなっている感じがして、遅れ気味と言われると意外な気がします。この数年はうるう秒を必要としなかったという事は、それまでよりも若干は早くなっていたという事でしょうか。できればもっとゆっくり回ってほしい気がします。





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最終更新日  2006年01月05日 07時43分48秒
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