くりえいと氏の経営改善よもやま話
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(社)滋賀工業会で講演をする。従業員1000人以上、3000人以下の会社は、2000社近くある。製造業の場合、300人以上は大企業とされているので、これら1000人以上の会社は分類上は一応大企業である。組織的には事業部制をとったりして、形の上では大企業になっている。しかし、中味が伴わない。自分たちは大企業だと信じて疑わないから、大企業の戦略を立てる。勿論うまく行かない。これまで高度成長期やバブル期に培った体力があるから、倒産はしない。しかし、拡大もしない。適度なリストラを続けながら、生き長らえている。生き長らえてはいるが、会社は全く拡大発展しない。中小零細の弱者が、弱者の戦略を駆使すれば、彼等を打ち負かすことは容易である。しかし、彼等が大企業というプライドを捨てて、弱者の戦略を活用すれば、本当の弱者は歯が立たない。幸いなことに、それに気付いている会社はほとんど無いから、真の弱者は社長の実力さえあれば、彼等を蹴飛ばして、自由奔放に事業を拡大することが出来る。表向き大企業は、とにかくスピードが遅い。大企業並の組織、大企業並の決済システムをとっているから、身軽なくせに身重になっている。そしてそれが幹部のプライドを保たせている。技術者は営業を一段下のレベルと考えている。営業は口八丁のお調子者の仕事だと思っている。技術者は頭脳八丁で、営業よりエライと思っている。自分たちは「弱者」であることを自覚し、弱者の戦略を実行すれば、驚異的な存在になるのではないか。話ながらこんなことを考えた。
2003.05.16
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