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『たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)』の感想たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫) [ 原田 マハ ]著者 :原田マハ出版社:幻冬舎文庫出版日:2020/4/8ゴッホの人生を辿りながらのストーリー。実際にゴッホの近くにこんな人がいたらまた少し違った世界になったんだろうなと、思もわせてくれるような登場人物がすごい。史上に馴染んでいるというか違和感がないというか、それがどんなにすごいことか。どんなに本を読んでもゴッホの中心には常に、ゴッホだけの持つ孤独と執着に近い情熱とテオと絵画。凡人の自分が少しも入り込む隙間なんかないようなゴッホの日常を、主人公の目を通して覗き見させてもらった気分。
2025.08.26
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『デトロイト美術館の奇跡 (新潮文庫)』の感想デトロイト美術館の奇跡 (新潮文庫) [ 原田 マハ ]著者 :原田マハ出版社:新潮文庫出版日:2019/12/23終始登場人物達の名前が覚えられず、ページを行ったり来たりしたがなんとか無事読み終えることができた。人に何かを感じさせる力、人とと人とを繋ぐ力が作品にはある。芸術って素晴らしい。絵を描く行動力、絵を見に行く行動力、それらのような考えた事を実行するという行動力を私も見習いたいと感じさせてくれるストーリーだった。
2025.08.21
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『常設展示室 Permanent Collection (新潮文庫)』の感想常設展示室 Permanent Collection (新潮文庫) [ 原田 マハ ]著者 :原田マハ出版社:新潮社出版日:2021/10/28常設展にある作品は常にその美術館に展示してある。つい特別展ばかりに目がいってしまい、特別展こそが美術館へ足を運ぶ理由になってきているが、常設展こそその美術館の顔でありまずは堪能するべきなのだと思った。ストーリーは切なかったり、重かったり、ちょっとダーク寄りだった。読み終わった後は少しだけ沈んだ気分を引き摺る。
2025.07.18
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『団地のふたり (双葉文庫)』の感想団地のふたり (双葉文庫) [ 藤野千夜 ]著者 :藤野千夜出版社:双葉社出版日:2024/7/10本屋さんでこの本が目に入った時に、「気負わず読めそう」と思った。手に取ってページをパラパラめくってみて「やっぱり気負わず読めそう」と思い購入。ありそうなのにない、そんな団地での人々のやり取りが心地良かった。この物語の登場人物達のように、小さい出来事を積み重ねながら人々と関わり合って暮らしていく事が、人間臭くてとても素敵だと思った。現実は、気心知れた知人は近くにいないし、近所の人との距離は全く近くない。挨拶だって義務的にしているだけ。実際この物語のような環境に身を置いてみたら案外煩わしく思ったりするんだろうか。本を読みながらそんな想像をしてゆっくりと読み進めていくのが面白かった
2025.07.17
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『西の魔女が死んだ (新潮文庫)』の感想西の魔女が死んだ (新潮文庫 新潮文庫) [ 梨木 香歩 ]著者 :梨木香歩出版社:新潮社出版日:2001/8/1気持ちが暗くなるような経験をして学校へ足が向かなくなった主人公まい。そんなまいに魔女は生き方を教えてくれたのだと思う。自分を持つという生き方は、歳を重ねてきた人だからこそ伝えられる力があると思う。お母さんとお父さんの言動が現代的に描かれていて、魔女と対比されていたのもよかった。ところで結局ゲンジさんとは?あまり詳しく書かれていないのも自分で考えろということなのだろうか。
2025.07.16
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