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2020.03.16
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カテゴリ: セキュリティ

先日、ガソリンスタンドで非接触決済に使う Speedpass(スピードパス) EneKey(エネキー) に交換しました。
要らなくなったSpeedpassは、自分で処理せよとのことだったので、捨てる前に分解してみました。

スピードパスをエネキーに替える理由は、どうやら暗号強度が低いからというより、大人の事情のようです。

(参考1) 認証用RFIDタグの暗号が破られ、なりすましの危険性が実証(スラド)

(参考2) ガソリン決済「スピードパス」廃止!?の裏に“大人の事情”


スピードパスでもエネキーでも、なりすましによる利益がコストを上回ることがないと思われます。
ETCカードと同様、犯人は捕まりやすい上に、消費者にも直接的な被害が少ないはずです。


分解すると、円筒形のガラス管に入ったマイクロチップが柔らかいシリコンゴムの管に守られていることがわかりました。
これなら、相当大きな衝撃でも、中身は壊れないと思います。



右側に見える銅色の電極コイルは、リーダーからの給電や通信に使われます。
チップコンデンサなども見えますね。

犬や猫などペットに埋め込む マイクロチップ も構造は同じで、長さと太さとも、この半分くらいです。


我が家の猫もマイクロチップ埋め込み済みです。
横浜市動物愛護センターから譲渡された猫ですが、センターでマイクロチップ埋込と避妊手術、ワクチン接種済みでした。

動物愛護センターから猫をもらう条件として、マイクロチップの登録がありました。
飼い主がマイクロチップのID情報をAIPOに登録する必要があり、登録料は千円くらいです。
(AIPO:動物ID普及推進会議)
費用が要るのは登録時のみで、住所や飼い主の変更、死亡時の抹消などは無料です。

ちなみに、2019年に改正された動物愛護法でマイクロチップの埋込が義務付けられました。

これで、捨てられたり、飼い主が判らないペットが少しでも減るといいですね。

個人情報が漏えいする可能性があることを理由に反対する団体もあるようですが、杞憂です。
いくつもハードルがあり、そうまでして得た情報にも、さして価値があるとも思えません。
まず、飼い主に知られず、犬猫にリーダーをかざしてID番号を読み取る必要があります。
読み取れるのはID番号だけで、個人情報が直接読み取れるわけではありません。

AIPOの照会システムに脆弱性が見つかったわけではないため、今のところ内部犯行くらいしかありません。
内部犯行を疑うなら、個人情報なんてどこにも預けられないでしょう。
おそらく、反対する理由は別にあり、それをごまかすためでしょうけど、無責任だと思います。


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Last updated  2020.03.16 18:33:48
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