酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

2025年10月16日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
わたしの誕生日 一家3人で一泊二日の旅 に行ってきました。
珍しく息子も休みを取って一緒に行ってくれることになりましたので、ガソリン代、高速代をもつことを条件に車と運転手を頼みました。

朝、9時半ごろ出発、伊勢湾岸道、東海環状道、土岐JCTから中央道、長野道、上信越道を延々走り継ぎ、途中SAでの昼食もはさんで、信州中野ICを下りたときには、3時をすぎていました。
向かったのは 渋温泉♨
約1300年前の奈良時代に僧 行基によって開湯したと言われ、戦国時代には武田信玄が傷ついた兵をここで療養させたため「信玄の隠し湯」として知られるようになったとか。以降も、佐久間象山、小林一茶、葛飾北斎など著名な文人墨客が訪れたそうです。

以前2度泊まったことのある「よろづや旅館」がある湯田中温泉など9つの温泉が集まり 「湯田中・渋温泉郷」 を形成しています。「よろづや」よりさらに山の方へ10数分ほどしか離れていません。
高速を降りた頃までなんとかもっていた天気も、ついにけっこう ​強い雨​ 号泣
まあ、この日は宿に入るだけだし、と気を取り直して宿へ向かいます。

その前に、近くの酒屋に立ち寄り、 地ビールと地酒を購入。 酒蔵が経営する由緒ありそうな酒屋でした。


3時到着で予約していたので、今、どの辺にいるのか宿から問い合わせ電話がありました。あと10分ほどで着くと答えると、駐車場が少し離れていることと、お迎えの車が待っていることを伝えられました。
宿の専用駐車場は300mほど離れたところにあります。ナビの案内でなんとかたどりつくと、送迎の車が止まっていました。
乗り込んで数分で宿の前に到着。
時間は4時 をすぎていました。
たしかに、温泉街は車の対向も苦労しそうな狭い道沿いに並んでいるので、温泉街から少し離れたところにしか駐車場を作れないのは納得です。
大きな旅館は見当たらず、比較的こじんまりした温泉旅館ばかりに見えました。

泊まるのは、 渋温泉きっての人気旅館「歴史の宿 金具屋」 です。
びっくりです。



「帳場」といったほうがふさわしいフロントでチェックイン。
部屋数は29室で、すべての部屋が純和室 です。
わたしらは、その中でも宮大工が腕をふるって作り上げたという9室しかない自慢の客室に泊まる 「厳選木造 建築にこだわるプラン」 を予約しました。9室それぞれが異なった造りだそうです。

レトロな和の世界 へどんどん入り込んでいくかのようでした。





「金具屋」の創業は江戸時代中期の1758年で、もともと鍛冶屋を営んでいたところ、土砂崩れの復興作業中に温泉がわき出したことを機に宿屋に転業したそうです。
その 鍛冶屋の屋号だった「金具屋」 が現在まで受け継がれています。
現在の建物は昭和初期に、六代目の当主が日本各地を巡りながら気に入った様々な建築様式や材料を取り入れるよう、宮大工や船大工に命じて建築したそうで、各所に 当時の大工たちの技術の粋を集めた遊び心に満ちた工夫 が見られるとのこと。
昭和11年に完成した木造四階建ての「斉月楼」と130畳の「大広間」が、平成15年に 国の登録有形文化財 に指定されました。


わたしらが通されたのは3階の 「相生の寮」 と名付けられた部屋です。



柱や鴨井、調度品にいたるまで、歴史と格式のある古民家のような趣が感じられます。



窓を開けていると、おサルさんが訪問してくるようです。

5時半から 「金具屋文化財巡り」 という館内ツアーがあるので申し込みました。
あまり時間がないので、カミさんと息子はお風呂はあとで入るということでしたが、わたしは大急ぎで部屋に近い 露天風呂 に入りにいくことにしました。
誰も入っていませんでしたが、 雨に打たれながらの入浴 でした。

館内ツアーは8階の大広間に集合。さきほども触れましたが、登録有形文化財に指定されている建物です。

説明してくれているおじさんは、 この宿の先代(八代目)の当主 だそうです。
館内をぞろぞろと40分くらいかけて巡ります。





同じく登録有形文化財に指定されている「斉月楼」は珍しい木造4階建てで、建築基準法に適合していないんですが、文化財としての価値と、実際に宿泊施設として利用されているという「動態保存」的な位置づけから、特例として消防から営業許可が出されているそうです。
なので、絶対火事は出したらダメな建物ですよね。
水車の部材を階段の手すりや床板に使っているとか、興味深い工夫や珍しい建築技法など、いろいろ説明を受けましたが、きりがないのでツアーの内容はここらにしますが、 ほかの日本旅館にはない特異性 を備えた宿だということがよくわかりました。


夕食は6階の「慶雲の間」で6時半からです。

食前酒で、誕生日の乾杯 をしてもらいました。




金具屋の自慢料理「しぶのじぶ煮」 地鶏の治部煮信州仕立てです。


食べきれないほどの量でしたが、どれも素朴だけれど見た目もきれいで、工夫をこらしたご馳走でした。 おいしゅうございました。ウィンク

食後は、お風呂巡りをしたり、建物のライトアップを見物しに外へ出たり、と、まだまだ寝るには早いです。

​つづく​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025年10月26日 16時46分50秒 コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

のぶりん・ 66

のぶりん・ 66

カレンダー

コメント新着

のぶりん・ 66 @ Whippersさんへ 高原なのでもう少し色づいているかなって…
Whippers@ 紅葉だ〜 私はこの日、夏真っ盛りのところにいまし…
のぶりん・ 66 @ Whippersさんへ ですよね~ 我ながらよくやるなって思いま…
Whippers@ 温泉オンパレード 朝からそんなに温泉入るって私には考えら…
のぶりん・ 66 @ Whippersさんへ 寝てしまったら終わり?と思って、目はつ…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: