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にほんブログ村 ヴァント生誕100年特集その2 ギュンター・ヴァント (G?nter Wand, 1912年1月7日 - 2002年2月14日) オーケストラはすべて北ドイツ放送交響楽団とのライブ放送、 第7番の第2楽章の崇高とも言える叙情性 第8番の自然なテンポ感と素晴らしい造形力 第9番での滑らかなテンポ感 どれも優劣を付け難い素晴らしい演奏です。 北ドイツ放送響もヴァントに対して渾身の演奏を捧げていて まったく見事と言うしかない。 ブルックナー:交響曲第7番ホ短調 収録1999年4月18~21日 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 収録2000年4月30日~5月3日 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 収録2000年11月5日~6日 いずれもドイツ・ハンブルク ライス・ハレでの収録 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年06月09日
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にほんブログ村 ギュンター・ヴァント (G?nter Wand, 1912年1月7日 - 2002年2月14日) 今年2012年はG・ヴァント生誕100年のモリアル・イヤーとのことで NHK-FMで5夜にわたり特集が組まれた。 ヴァントの得意なブルックナーの交響曲第7番、第8番、第9番が放送された けど、これについては順々に。 今回聴いたプログラムは 交響曲第3番変ホ長調作品97“ライン” シューマン作曲 (31分40秒) ~1987年5月11日 ドイツ・ハンブルク ライス・ハレで収録~ 交響曲第8番ハ長調D.944 シューベルト作曲 (53分20秒 (管弦楽)北ドイツ放送交響楽団 (指揮)ギュンター・ヴァント ~2000年1月29&30日 ドイツ・ハンブルク ライス・ハレで収録~ (北ドイツ放送協会提供) シューベルトの長大な交響曲第8番(当時は第7番とか第9番とか呼ばれてたが) を初めて聴いたのは中学生のころでワルター&コロンビア響のLPレコードで 正直、最初はシューベルト特有のリフレインのしつこさに辟易したものだが 聴きこむほどに好きになっていった。 ただワルター盤の格調高い演奏を長年聴きこんだものだから 結構この曲の演奏にはついては、うるさいのだけど(笑) ヴァントと北ドイツ放送響の演奏は 小説で言うところの”起承転結”がハッキリしているところがいい。 ヴァント特有の無骨ともいえるリズム感が何とも私の性に合う演奏だ。 明日のウォーキング・ミュージックはヴァント&北ドイツ響との まずはブルックナーの交響曲第7番を聴いてみよう。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月29日
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にほんブログ村 昨日今日と雨の天気が続きます。 個人的に雨は嫌いではないですが、 ↓ 我が家の桜も満開です。 そういえば昨日は旭川で桜の開花宣言とともに午後には満開になったそうな。 昨日に続き2日がかりで聴いたNHK-FMから クリスティアン・ゲルハーヘル&ゲロルト・フーバー デュオ・リサイタル 昨年12月に銀座・王子ホールで行われた公演で 全てマーラーの作品ばかりのプログラム 雨に打たれながらのマーラーを聴くのもなかなかのもんです。 しばらくぶりのマーラーの音楽でした。 「さすらう若者の歌」 (17分19秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“だれがこの歌を作ったか”」 (1分54秒) 「“若き日の歌”から“夏の小鳥の別れ”」 (1分40秒) 「“若き日の歌”から“緑の森を楽しく歩いた”」 (4分30秒) 「“若き日の歌”から“いたずらな子をしつけるために”」 (1分49秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“ラインの伝説”」 (3分00秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“番兵の夜の歌”」 (5分35秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“塔の中の囚人の歌”」 (4分14秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“浮き世の生活”」 (2分52秒) 「“若き日の歌”から“ストラスブールのとりで”」 (4分23秒) 「“こどもの不思議な角笛”から “トランペットが美しく鳴り響く所”」 (6分40秒) 「亡き子をしのぶ歌」 (21分35秒) 「“こどもの不思議な角笛”から“原光”」 (4分31秒) (バリトン)クリスティアン・ゲルハーヘル (ピアノ)ゲロルト・フーバー ~2011年12月5日 東京・王子ホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年05月03日
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にほんブログ村 4月最後の30日は半日勤務(12時30分迄)ですが時間どおり終われるはずもなく 13時過ぎの勤務終了、昼食は近くのレストランで和風ハンバーグと 小樽ワイン赤のボトルを空けて帰宅。(笑) 帰宅後の我が家での音楽タイムにはメルシャン・エブリィ(白)を、 近くのスーパー:ヤオコーで特売480円也、ひたすら辛口で味は?。。。 気持ちよく酔えればまぁいいか、てなもんで。(爆! 4月の前半に放送されたドイツのオーケストラ特集(1) ティーレマン指揮、ドレスデン国立管弦楽団演奏会 3回連続で弊ブログ期せずしてティーレマン特集になりました。 (偶然ですけど) ピアノ協奏曲 変ホ長調 作品31 プフィッツナー作曲 (41分42秒) (ピアノ)ツィモン・バルト 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 ブラームス作曲 (46分41秒) (管弦楽)ドレスデン国立管弦楽団 (指揮)クリスティアン・ティーレマン ~2011年9月12日 ドイツ・ベルリン フィルハーモニーで収録~ (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供) プフィッツナー(1869年生まれ)はリヒャルト・シュトラウスと同世代の 作曲家でピアノ協奏曲は冒頭のテンパニの使われ方などブラームスの第1番を 髣髴とさせるがピアノやオーケストラの旋律はかなり近代ロマン風を思わせて 傑作の作品になっている。多分初めて聴く作品だと思うがもっと演奏の機会が あっていいのではと。 ティーレマンのブラ1番はミュンヘン・フィルとの来日公演(ミューザ川崎) で、斜め横から見おろす座席で聴いたことがあるが基本的な解釈は一緒、 ドレスデンのオーケストラの燻し銀的な音色は素晴らしい。 このオケでの2004年にハイティンクとの来日公演(サントリーホール) でブラ1番の演奏をホールで直接に接したことがあるだけに感慨深い。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月30日
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にほんブログ村 桜の花もだいぶやせてきましたが、我が家の鉢植えの桜はこれから満開です。 去年の鉢植えの桜 注目の若手指揮者特集 -(3) コーネリウス・マイスター指揮、北ドイツ放送交響楽団演奏会 コーネリウス・マイスターは1980年ドイツ・ハノーヴァー生まれ 大植英次さんにも師事したようです。 苗字がマイスターですから既に親方・シェフを約束されたようなものです。(笑) 現在はウィーン放送交響楽団の芸術監督を務めているとのこと、流石です。(笑) レバノンの詩人・作曲家アル・フーリーの協奏曲がとても興味深い作品でした。 D・ホープのヴァイオリンも見事ですが作品自体がとてもユニークで 戦争協奏曲のタイトルどおりのテンパニの強打による戦いの雰囲気が ありありで中間楽章の静謐さをあわせ、とても興味を憶えました。 世界初演とのこと。 そう言えばベートーヴェンの戦争交響曲(ウエリントンの勝利)も テインパニが大活躍ですね。 ベートーヴェンの第5番は弦楽器は対抗配置の演奏で特に後半楽章で その配置の威力が発揮されています。 北ドイツ放送響の響きが今時のオーケストラでは珍しい とても素朴な懐かしい ベートーヴェンの演奏です。 “コリオラン”序曲 作品62 ベートーヴェン作曲 (7分04秒) ヴァイオリン協奏曲第2番“戦争協奏曲” アル・フーリー作曲 (34分16秒) (ヴァイオリン)ダニエル・ホープ 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 ベートーヴェン作曲 (31分50秒) (管弦楽)北ドイツ放送交響楽団 (指揮)コーネリウス・マイスター ~2011年6月18日 ドイツ・ノイブランデンブルク コンサート・チャーチで収録~ (北ドイツ放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月18日
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にほんブログ村 前回に続いて - 注目の若手指揮者特集 -(4) トゥガン・ソヒエフ指揮 ベルリン・ドイツ響演奏会 ソヒエフは現在フランス・トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督 として目覚しい活躍をしているが ドイツのオーケストラを相手に全体にしなやかな演奏で ピアノのトカレフとのショパンの協奏曲第2番はまるでライト・ミュージック のような趣、トカレフの意外な一面をみた感じで アンコールに奏されたピアノ作品もパフォーマンスを排した内面的な演奏。 後半のプログラム:フランクの交響曲ニ短調は大好きな曲で いまだにこの曲を聴くと40年ほど前にルイ・フレモー&日本フィルとの コンサートが思い出される。 日比谷公会堂だったか、当時のサンケイ・ホールだったか会場の記憶は あやふやだがホール前列5列目くらいの席で目の前の指揮台にいるフレモーの 跳び上がるような指揮姿が今でも鮮やかによみがえる。 ソヒエフ&ベルリン・ドイツ響のフランク:交響曲ニ短調の 演奏はスマートなスタイルの演奏でオケが絶妙なほど柔らかな響き。 ”忘れられたささげもの” メシアン作曲 (9分42秒) ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21 ショパン作曲 (28分56秒) (ピアノ)ニコライ・トカレフ 練習曲 嬰ニ短調 作品8第12 スクリャービン作曲 (2分03秒) マズルカ イ短調 作品17第4 ショパン作曲 (4分08秒) (ピアノ)ニコライ・トカレフ 交響曲 ニ短調 フランク作曲 (37分03秒) (管弦楽)ベルリン・ドイツ交響楽団 (指揮)トゥガン・ソヒエフ ~2011年11月18日 ドイツ・ベルリン フィルハーモニーで収録~ (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月13日
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にほんブログ村 今日は雨が降ったり止んだりの変化に富んだ一日でした。(笑) 仕事を終えてのウォーキング・ミュージック 桜の花びらを踏みしめながら NHK-FM 3月26日からの注目の若手指揮者特集から30日に放送された 最終回から 注目の若手指揮者特集(5) グスターボ・ドゥダメル指揮 イエーテボリ交響楽団演奏会 ネーメ・ヤルヴィとのコンビで一世を風靡した(特にシベリウス作品など) スウェーデン最古のオーケストラ(1905年結成) イエーテボリ響、現在このオケのシェフを務めるドゥダメルの指揮の演奏会 シューベルト、ベートーヴェンの作品ともドゥダメルの解釈は奇をてらわず 至極自然体ながら、とても味わい深い演奏だ。 後半は、がらっと変って近現代の作品という大胆なプログラム 「春の祭典」は実は指揮者ばかりではなくて オーケストラの力量が問われる作品でもあるがイエーテボリ響の演奏 は結構馬力のある演奏を聴かせるが緻密さでは同じ国の スウェーデン放送響の方に一日の長を感じる。 若手指揮者の特集に登場の指揮者ドゥダメル、 まだ30歳前後の若い年代ではあるが彼の音楽を聴く限り既に成熟の域に達しており この先どのような変貌を遂げるのか楽しみな指揮者の一人でもある。 尚、放送のあまりの時間に放送されたCD演奏のヒナステラの作品 特に第4曲終曲マランボの強烈なリズム感は彼らならではの演奏でお見事! “ロザムンデ”序曲 シューベルト作曲 (10分31秒) 交響曲第4番変ロ長調 作品60 ベートーベン作曲 (35分00秒) バレエ音楽“春の祭典” ストラヴィンスキー作曲 (34分50秒) (管弦楽)イエーテボリ交響楽団 (指揮)グスターボ・ドゥダメル ~2010年3月11日スウェーデン・イエーテボリ コンサートホールで収録~ (スウェーデン放送協会提供) バレエ組曲“エスタンシア”から第3曲・第4曲 ヒナステラ作曲 (管弦楽)シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ(指揮)グスターボ・ドゥダメル <DEUTSCHE GRAMMOPHON UCCG-1395> いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月11日
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にほんブログ村 しばらくぶりのブログになりました。 あっという間にcherry in blossom 桜が満開になりました。 土曜日曜は風も冷たく花見酒は遠慮しました。(爆!) 今週の週末まで桜さん、ご無事でいてくださいね。(笑) 音楽は毎日ウォーキングしながら聴いております。 印象に残ったのは(すべてNHK-FMから) ボン・ベートーヴェン音楽祭から コリン・デイヴィス&ロンドン響ほかの演奏による、まさしく荘厳な ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス 井上道義&京都市響のストラヴィンスキー・プログラム このコンビの最近の演奏は素晴らしい。 ヤクブ・フルシャ&プラハ・フィルハーモニアの演奏での シューベルト:交響曲第8番ハ長調の小気味いいほどの軽快な演奏など 自分でチョイスする必要がなく色んな作品が聴けるので面白い。 特にシューベルトのハ長調の交響曲は他にも上岡&東フィルの演奏も なかなか味わい深い演奏だった。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年04月09日
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ボン・ベートーヴェン音楽祭2011 シュテファン・ブルーニエ指揮 ボン・ベートーヴェン管弦楽団演奏会を聴く。 なかなか春の訪れがやって来ませんが春分の日を過ぎて あきらかに日の落ちる時間が長くなりましたね。 通勤の往復にウォーキングしながらウォークマンを聴いていて 少し前まではすれ違う人の顔も判別できなかったのですが、 おかげで犬の糞を踏んじゃう恐れもなくなりました。(笑) それと無灯火の自転車との衝突も(爆! さてドイツ・ボン市名物の音楽祭であるボン・ベートーヴェン音楽祭は かのフランツ・リストが設立に尽力した歴史ある音楽祭ですが 今回はフランチャイズ・オーケストラの登場、 ボン・ベートーヴェン管弦楽団の演奏を聴くのはあまり記憶にない のですがバランスのとれた素晴らしいオーケストラだと感じました。 前半のワーグナーの二つの作品も非常にコントロールされた響きです。 アンナ・ラーションの歌唱は少し張り切りすぎだけど。 後半のリストのダンテ神曲、滅多にプログラムに載らない作品ですが 劇的さと叙情性がきっちり表現されていて名演奏です。 後半に登場するリンブルク大聖堂少年合唱団による天使の役割も よいコーラスでした。 ブルーニエという指揮者はこのオケのシェフを務めているとのこと、 初めて耳にする人ですがバランス感覚に秀でた指揮者です。 楽劇“トリスタンとイゾルデ”から 前奏曲と愛の死」 ワーグナー作曲 (18分45秒) ”ウェーゼンドンクの五つの詩” ワーグナー作曲、モットル編曲 (21分16秒) (メゾ・ソプラノ)アンナ・ラーション ”ダンテの神曲による交響曲” リスト作曲 (52分27秒) (合唱)リンブルク大聖堂少年合唱団 (管弦楽)ボン・ベートーベン管弦楽団 (指揮)シュテファン・ブルーニエ ~2011年10月2日 ドイツ・ボン ベートーベンハレで収録~ (西部ドイツ放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月22日
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東京フィルハーモニー交響楽団 第65回東京オペラシティ定期シリーズ 交響曲 第7番ロ短調 D.759“未完成” シューベルト作曲 (25分15秒) 交響曲 第8番ハ長調 D.944 シューベルト作曲 (49分02秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)上岡敏之 ~2011年7月21日 東京オペラシティ・コンサートホールで収録~ シューベルトの交響曲を聴くのはずいぶん久しぶりだ。 話題の指揮者、上岡さんと東フィルの演奏会 第7番「未完成」第8番「グレート」ともに素晴らしい演奏でした。 第8番ハ長調交響曲の第1楽章冒頭のホルンの出だしから引き込まれた。 何とも味わい深いホルンの音色です。 このハ長調の交響曲はややもすると単調な演奏になりがちで とても聴いていて冗長な感じになりやすいのですが上岡さんは 各楽章間のパウゼも長めにとって、じっくり聴かせてくれました。 指揮者の上岡敏之さんは芸大指揮科を卒業後、ホテルマンを経て 指揮者になった変り種ですが独特のリズム感と微妙な音色の作り方 など彼の音楽は実に聴いていておもしろい。 いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月17日
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ボン・ベートーベン音楽祭2011から パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団演奏会を聴いた。 ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルのコンビはビヴラートを抑えた演奏で 特にベートーヴェンの交響曲演奏で定評があるが 庄司さんをソリストに迎えたブラームスのヴァイオリン協奏曲 オーケストラはやはりノン・ビヴラートの演奏で 庄司さんのヴァイオリンも極力ビヴラートを抑えた演奏、 もっとも以前にもノリントンの指揮だったかビヴラートを封じた ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を見事に演じきった演奏もあり 彼女の持つ確かなテクニックとあわせブラームス本来の素朴な旋律が 生き生きと浮かび上がった新鮮な演奏だ。 パーヴォ・ヤルヴィの特色のひとつでもある独特のパウゼのとりかた と、ここぞの追い込む時のエネルギッシュさがシューマンの 特に交響曲第4番に顕著に表現されていてこちらの演奏も実に新鮮。 序曲・スケルツォとフィナーレ 作品52 シューマン作曲 (16分22秒) ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 ブラームス作曲 (40分29秒) (ヴァイオリン)庄司紗矢香 交響曲 第4番 ニ短調作品120 シューマン作曲 (29分47秒) (管弦楽)ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団 (指揮)パーヴォ・ヤルヴィ ~2011年9月23日 ドイツ・ボンのベートーベンハレで収録~ (西部ドイツ放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月13日
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東京フィル 第805回サントリー定期シリーズ ジャズ・ピアニストの小曽根さんがモーツァルトの協奏曲を弾いている。 コンサートでは何度か、ガーシュインの作品などでお目にかかっているが 第2楽章あたりから小曽根流のピアノタッチ全開で特にカデンツァは チャイコフスキーやショパン風のメロディ断片にジャズのリズムタッチ での演奏、実に新鮮に感じた。 アンコールに奏されたビル・エヴァンスの小品も絶品! 大植さんのブラ1番は熱演だけれどオーケストラが不安定で残念、 東フィルには初客演の由。 ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595」 モーツァルト作曲 (31分38秒) ワルツ・フォー・デヴィー ビル・エヴァンス作曲 (4分27秒) (ピアノ)小曽根真 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 ブラームス作曲 (46分30秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)大植英次 ~2011年7月5日 東京・サントリーホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月09日
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特集東欧のオーケストラから イヴァン・フィッシャー指揮 ブダペスト祝祭管弦楽団演奏会を聴いた。 うれしいことにプログラムはすべてワーグナーの作品 指揮者のイヴァン・フイッシャーは1951年ブタペスト生まれ、 またお兄さんのアダム・フィッシャーは世界の歌劇場で活躍する オペラ指揮者で有名ですね。 イヴァン・フィッシャーの指揮では、ずいぶん前にN響定期で ブラームス:交響曲第1番の演奏を聴いて感嘆した記憶がありますが、 生演奏では2005年のサントリーでの来日公演を一度だけ、 今回と同じブタペスト祝祭管弦楽団との演奏でした。 このブタペスト祝祭管弦楽団はハンガリーの若手精鋭たちの演奏者で 構成されているだけあり、今回のワーグナー・プログラムでも かなり密度の高い演奏を繰り広げている。 ただ「神々の黄昏」の終幕モノローグでのヨハンソンの歌唱はコンサートでの 単独のプログラム演奏の所為か感情の起伏にいささか欠ける印象を感じた。 「ジークフリートの牧歌」 ワーグナー作曲 (17分56秒) 「歌劇“タンホイザー”から“序曲”と“バッカナール”」 ワーグナー作曲 (21分01秒) 「楽劇“ニュルンベルクのマイスタージンガー”前奏曲」 ワーグナー作曲 (10分25秒) 「楽劇“神々のたそがれ”から“ジークフリートのラインの旅”」 ワーグナー作曲 (10分45秒) 「楽劇“神々のたそがれ”から“ジークフリートの葬送行進曲”」 ワーグナー作曲 (8分36秒) 「楽劇“神々のたそがれ”から “ブリュンヒルデの最後のモノローグ”」ワーグナー作曲 (19分29秒) (ソプラノ)エヴァ・ヨハンソン (管弦楽)ブダペスト祝祭管弦楽団 (指揮)イヴァン・フィッシャー ~2011年3月4日 ベルギー・ブルージュ・コンセルトヘボウで収録~ (ベルギー・オランダ語地域放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年03月05日
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さきの日曜の夜に放送されたコンサート 藤岡幸夫指揮・関西フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会 小山さんをピアノ独奏に迎えたブラームス協奏曲第1番 ピアノ&オーケストラともに多少のほころびもあるけれど 些少なことは物ともせずのスケール感豊かな演奏です。 指揮の藤岡さんが特に思い入れがあるという作曲家シベリウス 何年か前にサントリーホールでの藤岡&関西フィルの演奏で 素晴らしいシベリウスの第1番を聴いたけれど今回の放送での演奏も メリハリの効いた見事な演奏です。 そして何よりホールで聴いている聴衆の真摯な抑制のある態度、 フィナーレのあと10秒くらい経ってからの盛大な拍手と歓声、 素晴らしいです。 昨今の東京でのコンサートではフラィイングの暴力的な野蛮なBRAVO! が頻繁にあって、 小生は最近コンサートに向かう足が些か億劫になりがちです。 実際に明日25日にも東響のコンサートの予定があるのですが 隣の同じ定期会員のペアの方々の傍若無人の振る舞いに辟易しており 3月のシーズン終了とともに暫らくは生演奏会ともお別れの予定です。(笑) 東京交響楽団は大好きなオーケストラですけど。 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15 ブラームス作曲 (45分00秒) (ピアノ)小山実稚恵 「朱鷺によせる哀歌」 吉松隆・作曲 (11分25秒) 交響曲第7番 ハ長調 作品105」 シベリウス作曲 (20分35秒) (管弦楽)関西フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)藤岡幸夫 ~2012年2月3日 大阪 ザ・シンフォニーホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月23日
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プラハの春音楽祭2011から プラハの春音楽祭 毎年の恒例で開幕コンサートの初日を飾るのは スメタナの連作交響詩「わが祖国」 2011年はプラハ音楽院交響楽団が初の登場となった。 プラハ音楽院の学生を主体としたオーケストラとのことだが 中々アンサンブルも揃っており管楽器も高度なレヴェルだが 如何せん全体を通して平板な演奏で情感豊かさにはいまひとつ、 放送の余白に放送された同じビエロフラーヴェクの指揮プラハ放送交響楽団 で演奏されたCDではあるが「売られた花嫁」の生き生きとした リズム感のある演奏を聴くとプロ・オケとの差を歴然と感じさせられる。 「わが祖国」 スメタナ作曲 (76分27秒) (管弦楽)プラハ音楽院交響楽団 (指揮)イルジー・ビエロフラーヴェク ~2011年5月12日 チェコ・プラハ、スメタナホールで収録~ (チェコ・ラジオ提供) 歌劇「売られた花嫁」から “序曲”“フリアント”“道化師の踊り” スメタナ作曲 (14分40秒) (管弦楽)プラハ交響楽団 (指揮)イルジー・ビエロフラーヴェク <SUPRAPHON CO-3872> いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月14日
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アメリカのオーケストラ 今回は デュトワ指揮、フィラデルフィア管弦楽団演奏会 昔はアメリカのオーケストラの中でも フィラデルフィアのほかニューヨーク・フィル、シカゴ交響楽団 ボストン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団をビッグ5と呼んでた 時代もあったけど現代ではサンフランシスコ響、ロス・フィル ピッツパーグ響など実力伯仲のオーケストラが目白押しの状態、 まぁオケの技量だけではなくて指揮者との相性も関係してるけど。 メインに演奏された「幻想交響曲」 デュトワさんの得意な演目だけあり各楽章の性格、意図を明確に描いた 演奏でフィラデルフィアの管弦楽も完璧な表現でお見事な演奏です。 大袈裟なおどろおどろしさがないところが更に好ましい。 フィラデルフィア管弦楽団は運営財団の破産という 経営危機が叫ばれているけど、アメリカのオーケストラは殆どが個人の スポンサーの支援で成り立っているわけで昨今のアメリカの深刻な 経済不況が大いに影響しているようです。 いっだったかロンドンのフィルハーモニア管も経営危機を 何とか乗り切ったようにフィラデルフィア管も頑張って欲しいですね。 「変容3」 ウォルフガング・リーム作曲 (10分49秒) ピアノ協奏曲 第2番イ長調 リスト作曲 (19分06秒) (ピアノ)ジャン・イヴ・ティボーデ 幻想交響曲 ベルリオーズ作曲 (53分52秒) 「悲しいワルツ」 シベリウス作曲 (5分02秒) (管弦楽)フィラデルフィア管弦楽団 (指揮)シャルル・デュトワ ~2011年9月3日 ドイツ・ベルリン、フィルハーモニーで収録~ (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月10日
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1月に放送されたアメリカのオーケストラ特集から アラン・ギルバート指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック演奏会を聴いた。 グルジア出身の22歳の若手のバティアシュヴィリの演奏するバルトーク2番 ニューヨーク・フィルをバックに伸び伸びとした演奏で オケも臨機応変の見事な伴奏を付けています。爽快なバルトークの演奏。 後半のベートーヴェン「英雄」 ギルバートの指揮は全体にゆっくりめのテンポでの演奏です。 ”プラハの春”音楽祭への客演時のコンサート録音ですが本拠地の デッドな響きのエヴリー・フィッシャーホールと違い何か音量的に 遠慮したような響きに感じたが、或いは遠征疲れか。。。 アラン・ギルバートは2009年からマゼールの後を受けてアメリカの 名門オーケストラであるニューヨーク・フィルの音楽監督の地位に就きました。 40代前半の年齢での就任ですから異例の抜擢でもありました。 彼の両親ともニューヨーク・フィルのヴァイオリン奏者だったことは既に知られた 有名な話ですが、 お母さんの建部洋子さんは、1958年の日コンに16歳で第1位を受賞しています。 ちなみに、この時の第2位は宋倫匡さん。 アランも指揮者になる前はヴァイオリン奏者だし、妹のジェニファーもおですね ヴァイオリニストで活躍中(フランス・リヨン管のコンマス) ファミリーがみんなヴァイオリン奏者と言うのも珍しいですね。 というよりみんな凄いレベルで活躍しているのが驚きです。 ヴァイオリン協奏曲 第2番 バルトーク作曲 (39分06秒) (ヴァイオリン)リサ・バティアシュヴィリ 交響曲第3番 変ホ長調 作品55“英雄” ベートーヴェン作曲 (49分48秒) (管弦楽)ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団 (指揮)アラン・ギルバート ~2011年5月24日 チェコ・プラハ、スメタナ・ホールで収録~ (チェコ・ラジオ提供) いつもありがとうございます。 にほんブログ村
2012年02月07日
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1月に放送されたアメリカのオーケストラ特集から 大好きな指揮者の一人マイケル・ティルソン・トマス 2009年のPMFオーケストラとのマーラー:交響曲第5番を生演奏で一度だけ 聴いているがディスクではマーラーはもちろん同じアメリカの作曲家、 ガーシュインやアイヴズの作品の多くを彼の指揮で親しんできた指揮者。 彼が1995年から音楽監督を務める手兵のサンフランシスコ交響楽団との 演奏会を聴いた。 随分前のブーレーズ&ロンドン響以来、久しぶりに、昨年東響定期で 2回目のライヴに接したヴァイオリンのクリスティアン・テツラフの ベルク:ヴァイオリン協奏曲が秀逸で実に明晰な演奏で印象に残る。 サンフランシスコ響も非常にバランスに富むクリアーな響きの伴奏であり これは音楽監督のティルソン・トマスのスコアをきっちり読み込んだ上での 賜物でもあろう。 それは普通は聞き流してしまうベートーヴェンの交響曲第5番でも 癖のないテンポでありながら各楽器の演奏が非常にニュアンスに富んだ 表現を示していて実に興味深い演奏だった。 もちろん、彼のことだから第5番でも反復はスコアどおりに演奏している。 チェコのスメタナ・ホールでの演奏ということでオーケストラの響きが とりわけナチュラルに感じられた。 ”シンクロニー” ヘンリー・カウエル作曲 (13分20秒) ~2011年5月19日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ ヴァイオリン協奏曲 ベルク作曲 (24分52秒) (ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ ~2011年5月20日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005から 第3楽章」バッハ作曲 (3分20秒) (ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ ~2011年5月21日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 ベートーヴェン作曲 (33分20秒) (管弦楽)サンフランシスコ交響楽団 (指揮)マイケル・ティルソン・トマス ~2011年5月22日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ ハンガリー舞曲 第10番 ブラームス作曲 (1分40秒) (管弦楽)サンフランシスコ交響楽団 (指揮)マイケル・ティルソン・トマス ~2011年5月23日チェコ・プラハ スメタナ・ホールで収録~ (チェコ・ラジオ提供) いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年02月02日
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昨日の続きで愛知セントラル交響楽団の演奏会、 カナダ出身の指揮者デリック・イノウエの指揮で 私の大好きな作品、シベリウスの交響曲第5番 第1楽章の快活なリズム感に引き込まれましたが 第2楽章の中間部では少し和音のバランスに問題ありでしたが 終楽章の第3楽章では見事に壮麗な音楽を奏でています。 放送からホールの聴衆のBRAVO!の声が聞こえました。 いい演奏でした。 このオーケストラの弦楽群は素晴らしいです。 さらにこの日のホルン隊は大健闘でした。 この第5番ではホルンが重要な役割を果たしているのです。 指揮のD・イノウエさん、シベリウスにはことさら愛着があるのでしょう、 デリック・イノウエさんにもBRAVO!です。 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 ベートーベン作曲 (43分10秒) (ヴァイオリン)島田真千子 交響曲 第5番 変ホ長調 作品82 シベリウス作曲 (30分40秒) (演奏)セントラル愛知交響楽団 (指揮)デリック・イノウエ ~2012年1月13日愛知県芸術劇場コンサートホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年01月31日
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日曜夜に放送されたNHK-FMの番組から 名古屋を本拠とする愛知セントラル交響楽団のコンサート 東京芸大を経てドイツで研鑽を積んだ島田真千子さんの ヴァイオリンでベートーヴェンの協奏曲ニ長調 正直、この協奏曲は長らく嫌いな曲のベスト・ワンで 最初に聴いたレコードがトラウマになっていたのでしょう、 演奏者は忘れましたがコンサート・ホール・ソサエティ盤のLP、 ギスギスしたヴァイオリンの演奏で、録音の音質も悪かった所為か。 きょうの島田さんのヴァイオリンはとても自然な演奏で響きの線は細いが 細部の音色まできっちり奏でており好ましい演奏でした。 後半のシベリウスの5番は次回に。 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 ベートーベン作曲 (43分10秒) (ヴァイオリン)島田真千子 交響曲 第5番 変ホ長調 作品82 シベリウス作曲 (30分40秒) (演奏)セントラル愛知交響楽団 (指揮)デリック・イノウエ ~2012年1月13日愛知県芸術劇場コンサートホールで収録~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年01月30日
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旧大阪センチュリー響改め 日本センチュリー響の演奏会 旧知の仲間がコンマスで頑張っているオーケストラなのですが レスポンスに更に磨きをかけた軽快な演奏を聴かせてくれた。 フランスの香り満載の児玉麻里&児玉桃姉妹のエスプリに満ちた演奏の プーランクの二台ピアノと 軽やかなリズムで姉妹の息のあった妙技を聴かせた 現代作曲家バントュスの二台ピアノの作品、いずれも素晴らしい演奏です。 後半はショスタコーヴィチの交響曲第6番、 あまりに有名な第5番と第7番の狭間に位置する交響曲でありながら 正直、あまり馴染みにくい作品なのですが 沼尻&センチュリー響の演奏は見通しの良いすっきりした快演。 日本センチュリー交響楽団定期演奏会 2台のピアノのための協奏曲 ニ短調 プーランク作曲 (19分20秒) (ピアノ)児玉麻里 (ピアノ)児玉桃 シネマ・ラプソディー(2台のピアノのための協奏曲) バントュス作曲 (17分50秒) (ピアノ)児玉桃 (ピアノ)児玉麻里 交響曲第6番ロ短調 作品54 ショスタコーヴィチ作曲 (31分50秒) (管弦楽)日本センチュリー交響楽団 (指揮)沼尻竜典 ~2011年12月8日・大阪・ザ・シンフォニーホール~ いつもありがとうございます。♪ にほんブログ村
2012年01月25日
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今日のラッシュアワー(ウォーキング)ミュージックは 東京フィル 第804回オーチャード定期演奏会 本日の指揮者、三ツ橋敬子さんは1980年生まれの若手女性指揮者、 経歴は東京芸術大学大学院音楽研究科指揮専攻修了。イタリアキジアーナ音楽院、 ロームミュージックファンデーション奨学生としてオーストリアウィーン国立音楽大学留学 第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール(2008年)で史上最年少、 女性指揮者として初となる第1位、聴衆賞アントニオ・ペドロッティ協会賞のトリプル受賞 を経ている。 三ツ橋さんの指揮した演奏会は過去に一度だけ、小生の地元・所沢フィルとの 今から9年前の2003年の年末恒例のベートーヴェン「第九」演奏会だった。 ステージに登場した時は、まるで小柄な女子高生が現れたようで驚いたけれど、 その時の演奏は実に颯爽とした「第九」の演奏でさらに驚いた記憶が。 さて本日のコンサートの感想、 最初に演奏されたベートーヴェンの協奏曲第4番、中村さんのダイナミックなピアノ に堂々と渡り合って素晴らしい伴奏を示していて次の「英雄交響曲」に期待をつなぎます。 そして日にちは替わって、翌日のウォーキング時に期待に胸を膨らませながら聴いたところ 期待を超えた予想以上に見事な演奏でした。 早めなテンポで開始される第1楽章、ゆったりと聞かせる第2楽章、 そして3楽章の後に間をおかずにアタッカで突入する終楽章、 実ににダイナミックなテンポ構成で、まさに快演と言うべき演奏です。 東京フィルも精いっぱいの力で応じています。(懸念のホルン隊も善戦) 三ツ橋さんは未だ30代そこそこの年齢です、、 現在、女性指揮者ではハンブルグ歌劇場の音楽監督を務める オーストラリア出身のシモーネ・ヤングが一頭地抜ける活躍をしていますが 三ツ橋さん、この調子で物怖じせず世界にどんどん殴り込みをかけて 頑張って欲しいですね。 それと、また所沢ミューズで再びお目にかかりたいと思います。 ピアノ協奏曲第4番ト長調 作品58 ベートーベン作曲 (35分15秒) (ピアノ)中村紘子 交響曲第3番変ホ長調 作品55“英雄” ベートーベン作曲 (50分58秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)三ツ橋敬子 ~2011年6月26日東京・オーチャードホールで収録~ いつもありがとうございます。♪
2012年01月17日
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ウェルザー・メスト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 昨年2011年3月にウィーン・ムジークフェライン(楽友協会)ホールの オルガンが改装された記念のプログラムだろうか 過去にサントリーホールにもオルガン・リサイタルのために来日した 女流オルガニスト、ジリアン・ウィーアが前半プログラムに登場、 ホールの改装されたオルガンの音色は華麗さよりも 繊細な上品さが感じられるものでバーバーの作品ではレスポンスの良さが、 またプーランクの有名な作品では特に響きの繊細が際立った。 もちろんジリアン・ウィーアの功績大だが。 後半の「アルペン・シンフォニー」はとにかくウィーン・フィルの 上質の管弦楽の響きが楽しめる。 リヒャルト・シュトラウスの演奏に限ってウィーン・フィルの演奏は文句なし。 それにしても小澤さんの後のウィーン歌劇場のシェフを務めるウェルザー・メストは チューリッヒ歌劇場時代から感じているのだが極端な自己主張をする指揮者ではなく テンポもいわゆる中庸を保っているのだが何故かそれぞれの作品の本質、 良さを引き出すとても不思議な指揮者だ。 「トッカータ・フェスティバ」作品36 バーバー作曲 (14分25秒) (オルガン)ジリアン・ウィーア オルガン・弦楽とティンパニのための協奏曲ト短調 プーランク作曲 (20分20秒) (オルガン)ジリアン・ウィーア 「アルプス交響曲」作品64 リヒャルト・シュトラウス作曲 (45分20秒) (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)フランツ・ウェルザー・メスト ~2011年4月3日ウィーン楽友協会で収録~ (オーストリア放送協会提供) いつもありがとうございます。♪
2012年01月13日
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今日のウォーキング・ミュージックは2日間かけての鑑賞でした。 今年からシェフに就任予定のドレスデン・シュターツカペレ管弦楽団 を指揮したクリスティアン・ティーレマンの演奏会。 ティーレマン指揮、ドレスデン国立管弦楽団演奏会 "響きの色" ジュゼッペ・シノーポリ作曲 (5分42秒) (バイオリン)トーマス・マイニング (バイオリン)アンゼルム・テッレ (ビオラ)ミラン・リカル (チェロ)ジモン・カルプヘン (コントラバス)トシュテン・ホッペ "変容" リヒャルト・シュトラウス作曲 (26分10秒) 交響曲第1番変ロ長調 作品38“春” シューマン作曲 (33分10秒) (管弦楽)ドレスデン国立管弦楽団 (指揮)クリスティアン・ティーレマン ~2011年4月21日ドイツ・ドレスデン 聖ルカ教会で収録~ (中部ドイツ放送協会提供) ドレスデン・シュターツカペレの以前のシェフを務めた指揮者であり作曲家 でもあった故シノーポリが作曲した作品は興味をおぼえたが、 リヒャルト・シュトラウス&シューマンの作品は退屈な演奏でテンポにも違和感。 ただし、ドレスデンのオーケストラは燻し銀の素晴らしいサウンドを奏でているが。 いつもありがとうございます。♪
2012年01月05日
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2012年は今日4日から仕事始めでした。 それでウォーク・イン・ミュージックの聴き始めは ハンガリーを代表する作曲家の一人、ベラ・バルトーク 彼のオーケストラ作品を代表する作品と言えば”弦チェレ”&”オケコン” に代表されるけど、その代表される二つの管弦楽作品を聴いた。 で、作曲家でもあり近現代音楽の解釈でも定評のあるフィンランド出身の 指揮者、エサ・ペッカ・サロネンが北ドイツ放送交響楽団を指揮した演奏会。 北ドイツ放送交響楽団はイメージ的にはギュンター・ヴァント時代の 重厚でどっしりとしたリズムで押し寄せるオーケストラのイメージですが サロネンの指揮するバルトークの演奏は実に鮮やかなリズムとキレのある 演奏を北ドイツ放送響から引き出していて見事です。 サロネンさん、アメリカ・ロス・フィルのシェフを辞任して 漸くヨーロッパ楽壇に復帰、 これから様々な一流オケに客演しての名演奏が期待されます。 弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」 バルトーク作曲 (32分14秒) 管弦楽のための協奏曲 バルトーク作曲 (41分17秒)(管弦楽)北ドイツ放送交響楽団(指揮)エサ・ペッカ・サロネン ~2011年5月29日ドイツ・ハンブルク ライスハレで収録~ (北ドイツ放送協会提供) いつもありがとうございます。♪
2012年01月04日
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今年もいよいよ残すところ後4日になりました。 何事もなく過ごせることが何よりですが、被災者の方々にも あたたかな安らぎの新年が訪れるように願うのみです。 さて昨日のブログの本題を忘れてしまいました。 ムーティ&バイエルンの後半最後に演奏された作品、 ヴェルディ:「聖歌四篇」 1. 悲しみの聖母(四声合唱と管弦楽のための) 2. 聖母への讃歌(ダンテ作「神曲」の天堂篇最終歌による女声四部合唱のための) 3. テ・デウム(2組の四声合唱と管弦楽のための) 4. アヴェ・マリア(無伴奏四声部合唱の謎の音階による) (43分05秒) (合唱)バイエルン放送合唱団(管弦楽)バイエルン放送交響楽団(指揮)リッカルド・ムーティ ~2011年1月28日ミュンヘン・ヘルクレスザールで収録~ 「聖歌四篇」、それぞれ単独に作曲され作曲年度も違うのですが ”ヴェルレク”同様に起伏に富んだ全体的に劇的な作品構成になっています。 特に後半のテ・デウム以降の静謐さとドラマティックさが素晴らしい。 レクイエムの半分ほどの演奏時間ですがムーティさんは余程この曲が 好きなようで過去にもベルリン・フィルやスカラ・フィルなどとの 共演がFM放送で小生のライヴラリーに残っていますが どの演奏も素晴らしく感動的です。 ムーティさんのヴェルディの宗教曲作品では2006年に上野で 東京のオペラの森管弦楽団&合唱団での「レクイエム」の劇的表現の 名演奏に接していますが、フリットリ、グヴァノヴァ、サッバティーニ、 ダルカンジェロの独唱者たちにも圧倒的な感銘を受けた記憶があります。 いつもありがとうございます。
2011年12月27日
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今日のラッシュアワー、もといウォーキングミュージックは過日 FMで放送されたムーティ指揮バイエルン放送交響楽団演奏会を聴いた。 3曲とも宗教曲だがムーティさん、結構この手の作品はお手の物なのです。 ガランチャはもちろん素晴らしい歌唱でしたがバイエルン放送合唱団が とても見事なハーモニーの合唱でよかった。 いずれの作品も心休まる音楽でした。ってか週の初めの月曜からこのような 音楽を聴いていいものか。。。(笑) サルヴェ・レジナ ヘ長調 ポルポラ作曲 (18分43秒) (メゾ・ソプラノ)エリーナ・ガランチャ (演奏)バイエルン放送交響楽団 (指揮)リッカルド・ムーティ マニフィカト ト短調 RV611 ヴィヴァルディ作曲 (21分42秒) (メゾ・ソプラノ)エリーナ・ガランチャ (アルト)アリサ・コロソヴァ (合唱)バイエルン放送合唱団 (演奏)バイエルン放送交響楽団 (指揮)リッカルド・ムーティ 聖歌四編 ヴェルディ作曲 (43分05秒) (合唱)バイエルン放送合唱団 (管弦楽)バイエルン放送交響楽団 (指揮)リッカルド・ムーティ ~2011年1月28日ミュンヘン・ヘルクレスザールで収録~ (バイエルン放送協会提供) いつもありがとうございます。♪
2011年12月26日
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NHK-FM ドイツのオーケストラ特集の4回目 ドミートリ・キタエンコ指揮 ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団演奏会を聴いた。 キタエンコさん、N響や東響のコンサートで小生にはお馴染みの指揮者で ショスタコーヴィチやチャイコフスキーの作品で特に感銘を受けたが 今回のオール・チャイコフスキーのプログラムは 最初に交響曲第1番「冬の日の幻想」をもってくるあたりこころ憎いセンスです。 オーケストラはドイツの名門ゲヴァントハウス管弦楽団で意外な組み合わせ、 最近のこのオケは見事に機能的なヴィルトォードオーケストラ に変貌の感ありで、弦や管楽器の上手さには感嘆する。 キタエンコさんの指揮は奇をてらうような気配は全くなくて どの作品の演奏も、まさに堂々としたスケール豊かな音楽を展開、 やはり素晴らしい指揮者だ。 ロココを演奏したポルテーラさんは初めて名前を耳にしたチェロ奏者だが、 実に朗々とした響きを奏でて、然も泰然としたテンポ感が素晴らしい。 交響曲第1番ト短調 作品13“冬の日の幻想” チャイコフスキー作曲 (46分59秒) ロココ風の主題による変奏曲 作品33 チャイコフスキー作曲 (19分26秒) (チェロ)クリスティアン・ポルテーラ バレエ音楽“くるみ割り人形”第2幕から チャイコフスキー作曲 “あし笛の踊り” (2分22秒) “ジゴーニュおばさんとピエロ” (2分50秒) “第13曲花のワルツ”」 (8分05秒) “第14曲パ・ド・ドゥー”」 (8分08秒) (管弦楽)ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (指揮)ドミートリ・キタエンコ ~2010年12月17日ライプチヒ・ゲヴァントハウスで収録~ (中部ドイツ放送協会提供) いつもありがとうございます。♪
2011年12月13日
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日曜に放送されたサンデークラシック「マタイ受難曲」を録音 今週はバッハのマタイ受難曲を毎日繰り返し聴いていました。 作品の素晴らしさはもちろんですが、とても心が癒されるというか レチタティーヴォやアリアの後に合唱で繰り返し演奏される 受難のコラールも感動的です。 今回放送された演奏はノーカット版と思われる演奏でコンチェルト・ケルン の管弦楽やソリストたちも素晴らしい演奏ですが、 とりわけ名門合唱団であるリアス室内合唱団の合唱が見事です。 「マタイ受難曲」はイエス・キリストの弟子マタイによる福音書の キリストの受難をテキストにしたもの。 今回演奏された4月22日はイエス・キリストがゴルゴダの丘で磔刑された 受難の日に当たる。 「マタイ受難曲」BWV244 バッハ作曲 (第1部:63分22秒) (第2部:90分04秒) 福音史家…(テノール)マクシミリアン・シュミット イエス…(バス)トビアス・ベルント (ソプラノ)クリスティーナ・ランズハマー (アルト)フランツィスカ・ゴットヴァルト (テノール)ローター・オディニウス (バス)マルクス・アイヒェ (合唱)リアス室内合唱団 (管弦楽)コンチェルト・ケルン (指揮)ハンス・クリストフ・ラーデマン ~2011年4月22日ベルリン・フィルハーモニーで収録~ (ドイチュラント・ラジオ・クルトゥーア提供) いつもありがとうございます。♪
2011年11月11日
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先日の日曜のNHK-FM放送から 久しぶりにラフマニノフのピアノ協奏曲、それも第2番ではなくて 第3番を聴いた。 第2番はもちろんポピュラーな名曲になっているけど聴けば聴くほど 味わい深いのが本日の第3番で、ピアノとオケとのやりとりが結構難しい、 清水さんとエッティンガー指揮の東フィルとの演奏は楽章が進むほど 上手く絡みあい終楽章ではスリリングなエンディングをみせてBRAVO! 泣かせるメロディ満載の第3番は大好きな協奏曲だが聴いていて かなりエネルギーを要する曲でもあるなぁ・・・ 演奏する方は勿論だが。(笑) 東京フィル 第801回オーチャード定期 ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30 ラフマニノフ作曲 (43分15秒) (ピアノ)清水和音 交響曲第4番ヘ短調作品36 チャイコフスキー作曲 (44分08秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)ダン・エッティンガー ~2011年4月24日東京・オーチャードホールで収録~ いつもありがとうございます。♪
2011年11月02日
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ちょっと前まではどんぐりを避けながらの通勤ウォーキング鑑賞でしたが 最近は陽が落ちるのがはやくなって犬の糞を踏まないように注意しながらの ウォーキング鑑賞です。(笑) 交響曲第1番ハ短調(リンツ稿) ブルックナー作曲 (47分37秒) (管弦楽)関西フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)飯守泰次郎 ~2011年7月8日大阪 ザ・シンフォニーホールで収録~ ブルックナーの交響曲には0番なんて作品もあるけど今日の交響曲第1番は 久々聴いたけれど、とてもエネルギッシュで”スカッとさわやか”な 演奏であり飯守&関西フィルにカンパイ! 関西フィルをコンサートで聴いたのは一度だけ、サントリーホールでの 東京公演でシベリウスの交響曲1番がとても印象に残っているが、 今日のブルックナーの交響曲第1番(リンツ版)の演奏は弦・管打楽器 とも実にバランスの良い響きで素晴らしいオーケストラに成長しています。 いつもありがとうございます。♪
2011年10月19日
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日曜日夜のNHK-FM放送の番組から (彼女がドイツ留学してから後は一度くらいしか会っていないが) 旧知の松田理奈さんがソリストでのブルッフのヴァイオリン協奏曲を聴いた。 オーケストラの関西フィルにも同じく旧知であるチェロ首席を 務めている航(わたる)君が在籍している。 彼ら音楽の仲間と知り会った頃は現在のように、ここまで早くBS放送や FM放送などで身近になるとは思えなかったのだが。。。 他にも仲間で(飲み仲間では)大阪フィルのコンマス・幸太くんなど 彼らの活躍を耳や音楽雑誌などで目にすると、まるでわが子のようにうれしい。 さて前置きが長くなったけどブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番 コンサートで数々の演奏を聴いてきたけれど今年26歳の松田理奈さん お世辞抜きに今回のブルッフは成長の証しを感じた演奏で、ひところは力任せ (もちろんテクニックは問題ないのですが)の、ある意味聴衆を置いてきぼり な面も無くはなかったのですが、これは一時の長原幸太君にも言えるけど(笑) まさに堂々とした落ち着きとともにぶれのない自己主張が感じられます。 個人的には、もう少しはじけてもいいのではとも思いましたが いずれにしても、あくまでも端正さを忘れない格調高いブルッフの演奏。 大阪の聴衆からも盛大なBRAVO!と拍手が放送で聞こえてきました。 理奈たん、バナナ・ビールを飲みながら更なる飛躍を!! 次回のラッシュアワー・ミュージック(実際はウォーキングですが) 後半に演奏されたブルックナーの交響曲第1番リンツ版です。 ブル1を聴くのは久しぶり。。。 関西フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会 「悲しみの森」 池辺晋一郎・作曲 (10分21秒) ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26 ブルッフ作曲 (24分09秒) (ヴァイオリン)松田理奈 交響曲第1番ハ短調(リンツ稿) ブルックナー作曲 (47分37秒) (管弦楽)関西フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)飯守泰次郎 ~2011年7月8日大阪 ザ・シンフォニーホールで収録~ いつもありがとうございます。♪
2011年10月17日
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東フィル第55回東京オペラシティ定期演奏会から プログラムは3曲ともにショスタコーヴィチの作品で さしずめタコ料理ずくしのメニューだが楽しい演奏だった。 それは指揮者ゾルマンさんの功績が大だろう。 大味な演奏が多い東京フィルからここまで緻密な音色を引き出す手腕は 流石だ。 ベルギー出身のゾルマンさん、2008年に同じ東京フィルを今は亡き若杉さん の代役で初登場、私もサントリーホールで聴いていたが、 袖口からのぞく真紅のシャツの派手な見かけとは違い堅実な音楽のつくりで 大いに感動した記憶がある。 その時のブログがこれ→ ゾルマン&東京フィル 今日の各作品も細やかな弦の音色に時々バス弦の強力なアクセントが顔を のぞかせたり(第5番)、首席の辻本さんと思われる見事なラッパ・ソロと ルヴィエさんのピアノとの掛け合いが楽しい(ピアノ協奏曲)、 まるで喜劇を思わせるハムレットを題材にした軽快でエスプリを感じさせる(組曲ハムレット)など非常にレベルの高い演奏で木管群も素晴らしかった。 惜しむらくはホルン隊の脆弱さだけが気になった。 「組曲“ハムレット”から 第1,2,3,9,13曲」 ショスタコーヴィチ作曲 (11分15秒) 「ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 作品35」 ショスタコーヴィチ作曲 (25分05秒) (ピアノ)ジャック・ルヴィエ 「交響曲 第5番 二短調 作品47」 ショスタコーヴィチ作曲 (53分40秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)ロナルド・ゾルマン ~2010年6月10日東京オペラシティ・コンサートホールで収録~ 土曜日は半ドン勤務で、帰りの家路への道すがら途中にある 所沢ミューズで 市内にある芸術総合高校音楽科の定期演奏会の催しに遭遇、 2時間あまりの合唱やソロ、管打楽器専攻生による吹奏楽などの演奏、 元気をもらって帰りました。 いつもありがとうございます。♪
2011年10月15日
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NHK-FMで放送された ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団特集(4) クリスティアン・ティーレマン指揮、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 「ウィーン市の祝典音楽」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (11分45秒) 「たそがれの夢 作品29 第1」リヒャルト・シュトラウス作曲 (2分34秒) (ソプラノ)ルネ・フレミング 「賛歌 作品33 第3」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (4分45秒) (バリトン)トマス・ハンプソン 「夜想曲 作品44 第1」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (19分40秒) (バリトン)トマス・ハンプソン 「アポロンのみこの歌 作品33 第2」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (6分50秒) (ソプラノ)ルネ・フレミング 「巡礼の朝の歌 作品33 第4」リヒャルト・シュトラウス作曲 (4分02秒) (バリトン)トマス・ハンプソン 「冬の愛 作品48 第5」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (1分18秒) (ソプラノ)ルネ・フレミング 「森の喜び 作品49 第1」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (3分02秒) (ソプラノ)ルネ・フレミング 「歌劇“アラベラ”作品79から 第3幕への前奏曲」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (3分45秒) 「歌劇“アラベラ”作品79 第2幕から “あなたはわたしとの結婚を望んで” “そしてあなたは私の主人となり”」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (9分10秒) (ソプラノ)ルネ・フレミング (バリトン)トマス・ハンプソン 「祝典前奏曲 作品61」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (12分17秒) (管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)クリスティアン・ティーレマン ~2011年5月5日ドイツ・ベルリン フィルハーモニーで収録~ (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供) リヤルト・シュトラウスのファンにとってはたまらないプログラム ベルリン・フィルのオケを伴奏にアメリカ出身の今やベテラン歌手の フレミングとハンプソンが素晴らしい歌唱を披露、聴きながら このお二人の舞台を思い出しました。 2度目のNYでのメトロポリタン歌劇場公演・ヴェルディ「椿姫」 もちろんフレミングはタイトルロール役ですがハンプソンは何故か ドビニー侯爵役の出番が少ないチョイ出番でしたが。(笑) ちなみにジェルモン役でR・ヴァルガスがMET初デビュー、 父ジェルモン役にD・ホロストフスキーと豪華キャストでした。 最初と最後にあまり演奏されない管弦楽作品が二つ、 最初はウィーン市のために書かれた作品だが、最後に演奏された作品は ウィーン・コンツェルトハウスのオープニングのための「祝典前奏曲」 この作品は随分前になるけどサヴァリッシュ&N響の素晴らしい演奏を 聴いたことがあります。 R・シュトラウスの巧みなオーケストレーションを実感させる壮大な 作品ですがティーレマンは流石に堂々たるスケールを感じさせる 迫力の演奏でした。 最初に演奏された「ウィーン市の祝典音楽」は初めて聴きましたが そのフィナーレはワーグナーの「ニュルンベルクの名歌手」 第1幕の前奏曲の拍子にそっくりで思わずニヤリとしてしまった。 放送時間の余白に演奏された「歌劇“カプリッチョ”作品85から“月光の音楽”」 リヒャルト・シュトラウス作曲 (3分14秒) (管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)ヘルベルト・フォン・カラヤン CD <DEUTSCHE GRAMMOPHONE POCG-3994> 冒頭のホルンの美しい旋律がたまりません。 カラヤン時代のホルン首席のザイフェルトさんの演奏でしょうか。 このメロディは高校時代にお遊びで休み時間に吹いていたっけ。 下手だったけどね。(笑) いつもありがとうございます。♪
2011年10月06日
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9月26日から5日間にわたってNHK-FMで放送された ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団特集の最終回5回目の放送から サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 「交響曲 第99番 変ホ長調 Hob.1-99」ハイドン作曲 (25分01秒) 「ホルン協奏曲-開花の時-」 細川俊夫・作曲 (16分04秒) (ホルン)ステファン・ドール 「交響曲 第8番 ハ長調 D.944」 シューベルト作曲 (51分14秒) (管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)サイモン・ラトル ~2011年2月10.11.12日ドイツ・ベルリン フィルハーモニーで収録~ (ベルリン・ブランデンブルク放送協会提供) ラトルの指揮はハイドンもそしてシューベルトの交響曲もいずれも インテンポで保たれて、他の指揮者との解釈の違いといえば 強弱のコントールの変化くらいか、とても地味で退屈な演奏だ。 まぁスピード感はあったけれど、特にシューベルトの長大な交響曲では。 今回のプログラムで印象的だったのは細川俊夫の世界初演の作品、 細川さんは私の大好きなオーケストラである東京交響楽団の レジデント・コンポーザーを務めていて東響定期で数々の作品を 聴いいてきたけれど、ホルン協奏曲”開花の時”は東洋的な情感を たたえながらベルリン・フィル首席奏者であるドールの演奏する ホルンの音色が尺八風の音色を感じさせるシーンがあったり とても興味深い作品だ。 ホルン協奏曲の名曲を書いているリヒャルト・シュトラウスの細やかな パッセージが多い作品と対極的な細川俊夫のホルン協奏曲は ホルンの楽器を花の開花に見立てた作品ということで曲の進行とともに 伸びやかなホルンの吹奏が繰り広げられホルン好きにはたまらない作品で さわりだけでも吹いてみたくなりそうな。。。 楽器から遠ざかって40年以上も経つ自分には到底無理な話ですが。(笑) いつもありがとうございます。♪
2011年10月04日
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「交響曲 第7番 ホ長調(ノヴァーク版)」 ブルックナー作曲 (1時間08分23秒) (管弦楽)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (指揮)ベルナルト・ハイティンク ~2010年9月16日オランダ・アムステルダム・コンセルトヘボウで収録~ 「交響曲 第6番 イ短調“悲劇的”」 マーラー作曲 (1時間35分05秒)(管弦楽)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(指揮)ロリン・マゼール ~2010年10月24日オランダ・アムステルダム コンセルトヘボウで収録~ (オランダ公共放送提供) 前回に続いてアムステルダムのロヤルコンセルトヘボウ管弦楽団演奏会 若干32歳でこの名門オーケストラの首席指揮者に就任したハイティンクさん、 今年82歳の円熟に達した人らしい恬淡とした指揮ながら旧知のオーケストラ との素晴らしいブルックナー演奏だ。 かなり遅めのテンポが最後まで支配されるが雄大なスケール感に 揺らぎはみられない。 2004年、当時首席指揮者を務めていたドレスデン・シュターツカペレとの 来日公演でブルックナーの交響曲第8番(ハース版)をサントリーホールで 聴いたあの感動がふたたびよみがえる。 そして後半のマゼールさんもニューヨークやいろんなオーケストラとの 来日公演で度々生で聴いてきたが、マーラーの交響曲は過去に一度だけ 30年も前だろうか読売日本交響楽団を相手に第2番「復活」だった。 当時それほど上手くもなかった読響が見違えるような素晴らしい演奏を みせて驚いたものだ。 ハイティンクさんの1つ年下で81歳のマゼールさん、 オーケストラ・ヴィルダーの面目躍如の感動的な名演でした。 さてマーラーの交響曲第6番、複雑極まりない作品ですが、マゼールさんの 本領が発揮された見事な演奏で緻密にコントロールされた曲の運びであり、 第6番はいつも最後まで聴くのに骨が折れる曲なのですが最後のフィナーレ まで、ぐいぐい引き込まれました。 コンセルトヘボウは名手揃いのオケですが、流石に演奏に多少綻びも みられましたが補って余りある素晴らしい演奏です。 この第6番の演奏では2006年サントリーでのアバド&ルツェルン祝祭管、 同じサントリーでの2005年大植英次&大阪フィル東京公演がとても印象深い 演奏となっています。 いつもありがとうございます。♪
2011年10月01日
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3連休もなんとなく終わってしまいました。 あいかわらずのインドア休日を過ごして、もちろん音楽三昧の日々でしたが、 プラス TSUTAYAで借りた「ノルウェイの森」もDVDで鑑賞。 今年のバイロイト音楽祭「ローエングリン」全3幕なども鑑賞したけど バイエルン国立歌劇場2010年のカウフマンがタイトル役の公演には 到底及ばずでブログの記事に取り上げる気にもならず。(笑) 村上春樹の原作をいち早く読んだ身として「ノルウェイの森」も恐る恐る 鑑賞したがイメージが違いすぎて、観なけりゃよかった。(爆! さてベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ハ短調 今月11日NHK-FM海外コンサートで放送されたロイヤル・コンセルトヘボー 管弦楽団の特集番組から最初に演奏された曲目 (久々のウォークマン鑑賞です。) ウィーン出身のティル・フェルナーは1972年生まれの若手ピアニスト 惜しくも引退してしまったA・ブレンデルの秘蔵っ子でもあります。 第3番はベートーヴェンの5つの協奏曲の中でも特に大好きなピアノ協奏曲、 フェルナーのピアノは軽やかなタッチとストレートな解釈で 所謂、大家風(大御所的)なスタイルとは違い爽やかな風を感じさせる 素晴らしい演奏でした。第3番はこのようなスタイルの演奏が好みです。 特に第2楽章の美しい旋律が心に響きました。 ハイティンク指揮のコンセルトヘボーはもちろん世界最高峰のオーケストラ のひとつですが、彼ら旧知のコンビによる合わせも見事です。 明日ははブルックナーの交響曲第7番を聴きます。楽しみです。 一時間を超える長い作品なので 2,3日後にブログアップの予定です。(笑) 「ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37」 ベートーベン作曲 (36分38秒) (ピアノ)ティル・フェルナー 「交響曲 第7番 ホ長調(ノヴァーク版)」 ブルックナー作曲 (1時間08分23秒) (管弦楽)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 (指揮)ベルナルト・ハイティンク ~2010年9月16日オランダ・アムステルダム・コンセルトヘボウで収録~ (オランダ公共放送提供) いつもありがとうございます。♪
2011年09月26日
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ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」作品68 初めて聴いたのは中学時代、今でも親交のある同級生の家で。 今思えば恥ずかしい話、EPレコード(45回転)でリストの「前奏曲」を 聴いた後に彼がしばらく部屋を離れている間、 「田園」のLPレコード(33回転)を聴き始めたのですが レコード・プレイヤー回転を45回転のまま第2楽章途中まで気づかずに 聴いていたという間抜けなエピソードがあります。(笑) (ちなみにSPレコードは78回転/1分間) 今日のティーレマン指揮 ウィーン・フィルの演奏は 2010年11月にパリ・シャンゼリゼ劇場での実況録音で 弦楽器の内声部が鮮やかに表現されて聴いていて新発見も数多く、 さらにウィーン・フィルの弦に管楽器の美質が見事にブレンドされた 何度聴いても飽きないすばらしい演奏だと思う。 特に”雷と嵐”のあとに続く第5終楽章”嵐の後の喜びと感謝”に こころ救われる気持ちになる。 混沌とした先の見えない今の日本の社会に この「田園交響楽」のような希望と救いが感じられる日が 一日もはやく やってくることを念じて。♪ いつもありがとうございます。
2011年09月12日
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札幌交響楽団 創立50周年を記念する ヨーロッパツアー「帰国記念演奏会」がNHK-BSで放送された。 今年5月後半、ヨーロッパ公演で札幌交響楽団は ドイツ(ミュンヘン&デュッセルドルフ)・イギリス(ロンドン)・ イタリア(ミラノ&サレルノ)と3カ国5都市を巡る演奏会を行った。 帰国演奏会のプログラムはヨーロッパ公演と同じで 武満徹: ハウ・スロー・ザ・ウィンド プルッフ: ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調op.26 (ヴァイオリン)諏訪内晶子 チャイコフスキー: 交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」 (アンコール曲)エルガー: ニムロッド 尾高忠明指揮・札幌交響楽団 ~2011年6月4日札幌コンサートホールKitara~ どの曲目も素晴らしい演奏だが、とりわけ後半の「悲愴」が 尾高さんのメリハリの効いた指揮に札響楽員が熱意を込めて 応じるさまが感じ取れる見事な演奏で、 かねてから定評のある札響弦楽陣の清涼な響きに 管楽器部門も完璧に近い技量をみせて尾高&札響の「悲愴」は ”慟哭”のというより”哀悼”というべき新鮮な「悲愴」の演奏。 ブルッフを演奏した諏訪内さん6月にサントリーホールで聴いたばかりだが 相変わらずの卓越した技術と自信に満ちた演奏で強烈な印象を残した。 いつもありがとうございます。♪
2011年08月31日
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若手指揮者特集の第1回目に放送された アラン・ブリバエフ指揮 アイルランド国立交響楽団演奏会 ジェニファー・ウォルシュ ホテル・チェルシー(世界初演) ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第2番 (ピアノ)フィンギン・コリンズ チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調「悲愴」 ~2010年5月7日アイルランド・ダブリン国立コンサートホール~ アラン・ブリバエフは1979年カザフスタン生まれの指揮者 カザフスタンといえば中国に隣接する国で確かに彼の風貌は 東洋人にも見える。 ブリバエフはイタリア・ペドロッティ国際指揮コンクールで第1位を 受賞して一躍注目を集め、現在はアイルランド国立交響楽団の首席指揮者 を務めている。 2003年に指揮者ユーリ・テミルカーノフ急病の代役として サンクト・ペテルブルグフィルの日本ツアーを指揮したニュースで 記憶があった程度なのですが今回放送された チャイコフスキー「悲愴」の演奏を聴いて彼の非凡な才能を感じた。 チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を初めて聴いたのは中学時代 ヨーゼフ・クリップス指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のレコード が最初で、その後、数多の演奏のレコードやCDを経て今のところ カラヤン指揮ウィーン・フィルのCDが究極のマイ・ベスト。 コンサートでは国内外のオーケストラの演奏で何度も聴いてきましたが いまだに鮮烈な記憶があるのが2004年にゲルギエフがウィーン・フィル と来日したサントリーホールでの公演で、当時北オセチアでの大惨事もあり ゲルギエフの指揮が壮絶きわまりない(特に終楽章アダージョにおいて) まさに慟哭の演奏を体験したのが印象に残っています。 そんな訳で、こと「悲愴」に関しては一家言あるのです。(笑) 従って凡庸な演奏ではブログに取り上げる気もならないのだが、 ブリバエフの指揮は第1楽章からかなり遅いテンポで始まり、 第3楽章を除き最後までそのテンポが保たれる。 あまり遅いテンポが続くと集中力が途切れて途中で嫌になるのだが、 決して一流オケとはいえないアイルランド響メンバーの 丁寧な音楽作りで飽きさせない。 オケは軽めの響きだが第3楽章では打楽器陣がきっちりアクセントを示して カヴァー、終楽章へは間髪要れずにアタッカで突入したブリバエフの 息も絶え絶えの遅いテンポにもオーケストラは献身的な演奏を見せて見事。 ブリバエフの解釈については重くもならず悲観的でもない感じで 決して意表を衝くようなパフォーマンスがあるわけでもないのだが、 うまく言葉で表現できないけど なぜか聴いていて心を掴む「悲愴」の演奏でした。 いつもありがとうございます。♪
2011年08月23日
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- 若手指揮者特集 -(2) イラン・ヴォルコフ指揮 フィンランド放送交響楽団演奏会 ヴォルコフはイスラエル生まれの今年35歳の新鋭指揮者 小澤さんがボストン響の音楽監督時代にアシスタントを務めたこともあり 日本で東京都響や名古屋フィルなどの指揮台にも登場、なじみの指揮者だが 小生は残念ながら生演奏での機会は今のところ一度も無いが、今回の演奏 どの作品も構築性に富み、ゆるぎない自己のデザインを描く指揮者のようだ。 特にドビュッシーの前奏曲集からの5曲はホルスト「惑星」に冥王星を 追加作曲して有名なマシューズの壮大な編曲の所為もありゴージャスで 描写に富む演奏で楽しめた。 尤も日本のオケ、特にヴォルコフと親密な東京都響との共演であれば さらに洗練された演奏だったかも知れないが。 今年34歳になるモルドヴァ生まれのコパチンスカヤのヴァイオリン演奏も 見事で、シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲をこんなに躍動豊かに 面白く聴かせる人はそうはいない。 「コン・ブリオ」 イェルク・ウィドマン作曲 (11分00秒) ヴァイオリン協奏曲 作品36 シェーンベルク作曲 (32分07秒) 「クラン」 ホルヘ・サンチェス・チョン作曲 (0分25秒) (ヴァイオリン)パトリシア・コパチンスカヤ 前奏曲集 第2巻から ドビュッシー作曲、コリン・マシューズ編曲 ・第3曲“ビーノの門” ・第7曲“月の光がふりそそぐテラス” 前奏曲集 第1巻から ・第3曲“野を渡る風” ・第10曲“沈める寺” 前奏曲集 第2巻から ・第12曲“花火” (23分24秒) ボレロ ラヴェル作曲 (16分45秒) (指揮)イラン・ヴォルコフ (管弦楽)フィンランド放送交響楽団 ~2010年3月24日フィンランド・ヘルシンキ フィンランディア・ホールで収録~ (フィンランド放送協会提供) いつもありがとうございます。♪
2011年08月21日
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6月に5夜連続で放送された注目の若手指揮者特集から - 若手指揮者特集 -(5) ロビン・ティチアーティ指揮、 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団演奏会を聴いた。 実は今年4月の異動に伴い勤務地が自宅から30分ほどの近場になり ウォークマンで音楽を聴く時間が大幅に短縮となり ブログ・カテゴリーにしていた”ラッシュアワー・ミュージック”が休業状態、 FMからHDDに録音していたソースも聴く機会がなく溜まる一方で いささか焦りを感じていたのですが、簡単なアイデアで解消、 駅までの徒歩15分プラス電車の中で10分待ち時間5分で往復合計で60分 ですが、今までよりは随分と時間は稼げます。(笑) (これまではバス5分電車10分待ち時間5分の片道20分) これからは極力バスには乗らないで、健康にも良いまさしく ウォークマン生活を心がけたいと思います。(爆!) この公園の側を通り抜けます。中間地点で所要時間は7分30秒(笑) トランペット協奏曲変ホ長調Hob・7e-1 ハイドン作曲 (14分27秒) (トランペット)ホーカン・ハーデンベルガー 交響曲第4番ヘ短調 作品36 チャイコフスキー作曲 (44分09秒) (管弦楽)ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)ロビン・ティチアーティ ~2010年10月24日オランダ・アムステルダム コンセルトヘボウで収録~ (オランダ公共放送提供) 指揮者のロビン・ティチアーティは名前も演奏を聴いたのも初めて、 久しぶりに聴くチャイ4ということで演奏はどうでもよかったのですが(爆! いやぁビックリしました。 ちょっとしたアゴーギクやディナーミクを効かせたりしているのですが それが全く厭味に聴こえないんですね。自然体でいてスケールを感じさせる 素晴らしい演奏です。 ロビン・ティチアーティは1983年生まれのイギリスの指揮者で今年28歳 凄いですね。 ロッテルダム・フィルも中々熱演でした。尤もアンサンブルの精度はイマイチ の感はありますがチャイコフスキーの交響曲第4番ですからオッケーです。 ラッパのハーデンベルガー、懐かしい、久々に彼の演奏を聴きました。 そろそろ50代の年齢だと思うのですが相変わらずのまろやかな音色に 衰えはみられず流石です。 NHK-FM 注目の若手指揮者シリーズ、他にもブリバエフ、ヴォルコフ エストラーダ、ネトピルとハーディング世代を追いかける新鋭指揮者たち が登場します。 楽しみです。 いつもありがとうございます。♪
2011年08月16日
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日曜夜に放送されたNHK-FM番組から FMシンフォニーコンサート -静岡県裾野市公開録音から- 「交響詩“レ・プレリュード”」 リスト作曲 (16分21秒) 「ピアノ協奏曲 イ短調 作品54」 シューマン作曲 (32分17秒) (ピアノ)北村朋幹 「交響曲 ニ短調」 フランク作曲 (42分48秒) (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団 (指揮)円光寺雅彦 ~2011年6月8日静岡県・裾野市民文化センターで収録~ プログラムは全てロマン派時代の作品で どちらかと言うといずれも渋い作品ばかりだが。。。(笑) 小生にとっては魅力的なプログラムであり、リストの「前奏曲」そして フランクの「交響曲ニ短調」ともに 重厚な響きを東京フィルから引き出しており、ゆるぎないテンポ感を併せ 気品を感じさせる立派な演奏です。 若手の北村朋幹(きたむらともき)くんのピアノも第1楽章冒頭の出だしから 心地よい滑り出しで円光寺さんの的確な伴奏合わせも相俟って爽やかな演奏。 指揮者の円光寺さんは東京フィル、仙台フィル、札響の指揮者を歴任 今年4月から名古屋フィルの正指揮者に就任とのこと。 ウィーン音楽大学で小生の敬愛するスウィトナーさんに師事しているのですね。 道理でけれんのない真っ向勝負の音楽解釈のように感じます。 ********************************************************** 円光寺雅彦 (えんこうじ まさひこ、1954年(昭和29年) - ) 桐朋学園大学指揮科卒業。斎藤秀雄に師事。 1980年、ウィーン国立音楽大学に留学。オトマール・スウィトナーに師事。 *********************************************************** ところで公開演奏会が行われた裾野市はゴルフで何度もお邪魔した所で まさに富士山のすそのにある裾野カンツリークラブですが グリーンでのパッティングがとてつもなく難しく 苦手なゴルフ場でした。(笑) いつもありがとうございます。♪
2011年06月29日
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今週のNHK-FMベスト・オブ・クラシックは フランスのオーケストラ特集、その第1回目を聴いた。 本日の指揮者ダニエレ・ガッティが自らシェフを務める フランス国立管弦楽団の演奏会 ダニエレ・ガッティ指揮、フランス国立管弦楽団演奏会 ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」 (44分11秒) ストラヴィンスキー バレエ音楽「春の祭典」 (34分16秒) ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から 第3幕の前奏曲 (7分06秒) (管弦楽)フランス国立管弦楽団 (指揮)ダニエレ・ガッティ ~2010年10月29日オーストリア・ウィーン楽友協会で収録~ (ラジオ・フランス提供) フランス国立管弦楽団の演奏会 本拠地であるパリ・シャンゼリゼ劇場ではなくて ウィーン・ムジーク・フェラインザールでの演奏会 「田園」に「春の祭典」という珍しい組み合わせのプログラムです。 今回のオーケストラ、フランス国立管弦楽団 昔は国立フランス放送局管弦楽団の名称で活動していて、 今日演奏された前半のプログラム「田園」はパウル・クレツキの指揮で、 後半の「春の祭典」はピエール・ブーレーズの指揮したLPで 中学時代からおなじみのオーケストラであり 特に「春の祭典」はこのオーケストラの演奏したLPで初めて耳にした 作品であり、またブーレーズという指揮者も初めてであった。 もっとも作曲家としてのブーレーズの知識は少しはあったのだが。 ストラヴィンスキーの三大バレエ音楽のひとつである「春の祭典」 初演のパリ・シャンデリゼ劇場では非難囂々の評価だったとか 小生も初めて聴いたときはあまりに前衛的で衝撃を覚えたが 毎日のように聴くたびに、野生的で自由な旋律と変則的なリズムに いつのまにか癖になってしまった。(爆!) いまでは割箸片手に殆ど完璧にリズムを刻めますよ。(笑) ガッティ指揮の今日の演奏は各楽器がクリアー明晰に奏でられて ブーレーズが指揮した演奏を髣髴とさせる見事な演奏で素晴らしい。 指揮者の意図かはわからないがヴィオラ・パートがくっきり浮かび上がる 演奏で新発見、結構重要なパートを担っているのですね。ハルサイでは。 いつも応援ありがとうございます。♪ にほんブログ村
2011年03月09日
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J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232 バーバラ・ボニー(ソプラノ) アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ) ジョン・マーク・エインズリー(テノール) アラステア・マイルズ(バス) 合唱:東京オペラ・シンガーズ 管弦楽:サイトウ・キネン・オーケストラ 指揮:小澤征爾 録音時期:2000年8月-9月 録音場所:長野県松本文化会館 録音方式:デジタル(セッション) 2枚組みのアルバムで通勤の行きに第一部、 そして仕事の帰りに待ち遠しい思いで第二部以降を聴いた。 バッハ没後250年記念の年である2000年の松本での演奏会 私にとって「ロ短調ミサ」はバイブルのような存在の曲であり 深く感動的な最後の終曲はもちろんのことだが 第1部のグロリアの4番目(旋律は終曲と同じ) ディスク番号7曲目の合唱”私たちはあなたに感謝をささげます” になると何故だかいつも涙がこみ上げてくる。 小澤さんとサイトウキネンの演奏は、いつものオーケストラ編成より メンバーを絞った編成と思われるが個々の確かな技量が感じ取れる演奏 何より小澤さんの指揮が、バッハの作品に向き合う純粋な気持ちが 聴き手にストレートに伝わってくる。素晴らしい名盤・演奏だと思う。 ソリスト&合唱も申し分のない出来映えです。 このCDを聴くのは2回目でバッハの作品、特に「マタイ」や ロ短調ミサは”ながら族”で聴いちゃ駄目ですね。(笑) やっぱり聴くときは真剣にきかなくては。。。 小澤さん、サイトウキネン&ソリスト&合唱団のみなさん 素晴らしい演奏をありがとう。 いつも応援ありがとうございます。♪ にほんブログ村
2011年03月04日
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日曜午後から放送された番組サンデークラシック いつもは海外オペラアワーの時間枠なのですが 今回は海外コンサートとして 今や八面六臂の活躍中の指揮者パーヴォ・ヤルヴィ ベートーベン交響曲選集 オーケストラはすべて彼の手兵であるドイツ・カンマーフィル 交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」 ベートーベン作曲 (45分31秒) <2010/3/30> 交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」 ベートーベン作曲 (40分57秒) 交響曲第7番イ長調作品92 ベートーベン作曲 (38分59秒) <2010/4/1> 交響曲第8番ヘ長調作品93 ベートーベン作曲 (23分47秒) 交響曲第9番ニ短調作品125「合唱つき」 ベートーベン作曲 (62分52秒) (ソプラノ)クリスティアーネ・エルゼ (アルト)アネリー・ペーボ (テノール)ドナルド・リタカー (バリトン)ギュンター・グロイスベック (合唱)ポドラシェ歌劇場合唱団 (管弦楽)ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団 (指揮)パーヴォ・ヤルヴィ ~ポーランド ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホールで収録~ <2010/4/3> (ポーランド・ラジオ提供) 父ネーメ・ヤルヴイをはじめ弟クリスチャン・ヤルヴィも 指揮者として活躍中の指揮者一家の今や中心的な存在のパーヴォ、 フランクフルト放送響やシンシナティ響、パリ管弦楽団の 音楽監督を兼任、アメリカとヨーロッパを股にかけての活躍、 2004年に東京交響楽団定期で初めてパーヴォ・ヤルヴィの指揮に 接して以来、東響のほかにNHK交響楽団との共演もホールで 聴いているが、いずれの演奏も小手先に頼るようなスタイルではなく まさに王道をいくような堂々とした解釈をみせて 小生のみならずホールに居合わせた聴衆を魅了してきたが 最近世界で話題を呼んでいるらしいパーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェン 一転して、どの交響曲も速めの颯爽としたテンポと強弱の際立った対比 が印象的でありテンパニの破壊的なリズムと音量に度肝を抜かされる。 今日聴いた中でも特に交響曲第7番の演奏にそれが顕著に現れていて 躍動感あふれるアグレッシヴな演奏でワルシャワの聴衆からも 熱狂的な歓声が聞きとれる。 いつも応援ありがとうございます。♪ にほんブログ村
2011年02月07日
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昨年12月に放送された番組から チェコの新進気鋭の指揮者 ヤクブ・フルシャ 先ごろ東京都交響楽団の首席客演指揮者に就任したことで 日本で彼の指揮を目にする機会が多くなることでしょう。 まだ29歳の若さですから将来的にどんな成長を遂げていくのか 興味深い指揮者の一人です。 久々のチェコからの有望な指揮者の出現。 いまや重鎮の一人に数えられる同郷のビエロフラーヴェクが創設した プラハ・フィルハーモニアは(プラハ・フィルとは別団体) 室内楽団としてスタートしたのですが今はフルシャが音楽監督として 活発な活動を続けているようです。 2010年”プラハの春”音楽祭の幕開けコンサートの演奏会 指揮:ヤクブ・フルシャ 管弦楽:プラハ・フィルハーモニア スメタナ 連作交響詩「わが祖国」全6曲 第1曲:ヴィシェフラド(Vy?ehrad) 第2曲:ヴルタヴァ(Vltava) 第3曲:シャールカ(??rka) 第4曲:ボヘミアの森と草原から(Z ?esk?ch luh? a h?j?) 第5曲:ターボル(T?bor) 第6曲:ブラニーク(Blan?k) ~2010年5月12日チェコ・プラハ・スメタナホール~ 記念すべき”プラハの春”恒例のオープニング「わが祖国」 スメタナの命日に当たる5月12日の開幕公演に選ばれた フルシャ&プラハ・フィルハーモニア 演奏は歴代の指揮者たちの深い思い入れや重厚な演奏とは違った 軽やかな曲の運びでフレッシュ感のある演奏であり 時代の流れを感じさせる。 チェコ・フィルやプラハ放送響などの大編成オケとは一味違う さわやかな味付けで楽員個々の技量もなかなかのものだ。 いつも応援ありがとうございます。♪ にほんブログ村
2011年02月05日
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水戸芸術館コンサートホールATM 「ダヴィッド同盟」は昨年生誕200年を迎えたシューマン(1810~1856) が1833年頃に結成した架空のグループだそうですが、その生誕200年の年に 水戸芸術館専属の室内楽として発足したのが”新ダヴィッド同盟” 異教徒ペリシテ人を知と勇気で撃退した旧約聖書の登場人物ダヴィッド にちなみ俗物に対抗し新しい音楽の理想を打ち立てようと結成して ショパン、ベルリオーズなどの才能を世に知らしめた功績は良く知られた話。 その生誕200年の年に水戸芸術館専属の室内楽として発足した ”新ダヴィッド同盟” ヴァイオリンの庄司さんをはじめ若い演奏家の中でヴィオラの磯村和英 さん(東京クワルテット)がベテランらしい存在感を示している、 最後に演奏されたシューマンに対するオマージュとも言うべき ピアノ五重奏曲では磯村さんのヴィオラの音色が特に際立っていた。 今回の5人の発足メンバーの中で庄司沙矢香さん 佐藤俊介さん 石坂団十郎さん 小菅 優さん この若い世代の演奏家たちは すでに何回かコンサートで聴いているけど、アメリカを本拠に活動している 東京クワルテットの磯村和英さん のコンサートは 残念ながら一度も聴いたことがないけど 若手演奏家の伸び伸びとした個々の自由な解釈を磯村さんの ヴィオラがどこかでぴしっと均整をとっているような演奏で 何とも素晴らしい演奏会であった。 尚、今回放送された演奏会が「新ダヴィット同盟」の旗揚げ公演とのこと。 新ダヴィッド同盟 演奏会 ピアノ三重奏曲ト長調Hob・15-25 ハイドン作曲 (15分10秒) (ヴァイオリン)佐藤俊介 (チェロ)石坂団十郎 (ピアノ)小菅優 弦楽三重奏曲ハ短調作品9第3 ベートーヴェン作曲 (25分00秒) (ヴァイオリン)庄司紗矢香 (ヴィオラ)磯村和英 (チェロ)石坂団十郎 ヴァイオリンとピアノのための4つの小品作品7 ウェーベルン作曲 (6分45秒) (ヴァイオリン)庄司紗矢香 (ピアノ)小菅優 ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44 シューマン作曲 (31分00秒) (第1ヴァイオリン)庄司紗矢香 (第2ヴァイオリン)佐藤俊介 (ヴィオラ)磯村和英 (チェロ)石坂団十郎 (ピアノ)小菅優 ピアノ五重奏ヘ短調作品34から第2楽章 ブラームス作曲 (9分00秒) ~2010年12月22日茨城・水戸芸術館コンサートホールATMで収録~ いつも応援クリックに感謝です。♪ にほんブログ村
2011年02月03日
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昨年12月に放送されたウィーン・フィル特集番組から ロンドン生まれのイタリア人指揮者アントニオ・パッパーノ ダニエル・バレンボイムの一番弟子でもあり今はロンドンの コヴェントガーデン歌劇場(ROH)の音楽監督で活躍中。 小生は一度しか彼の指揮に接したことがないが既に特別なオーラを 感じてはいましたがまだ51歳の年齢ですから更なる飛躍も時間の問題 かも知れません。 3楽章形式で書かれたモーツァルトの「パリ」での洗練された響きと 躍動感、特に第2楽章アンダンテの豊かなニュアンスはウィーン・フィル ならではの最良の響きを引き出している。 そしてタコ10番では一転して洗練さとはほど遠いダイナミックな曲の 運びで、作品から感じるペシミズム的な暗い影を感じさせつつも 終楽章での荒れ狂う曲想をスリリングにまとめてコーダになだれこむ さまは見事なものでパッパーノの天性のリズム感に脱帽、 またウィーン・フィルもオーケストラの音色をがらっと変えながらも ひとつも乱れない快演を成し遂げているのも凄い。 この作品はスターリンの死後に書かれた最初の交響曲でいろいろと 憶測を呼んだらしいが前半はともかく終楽章では自由な息吹を感じさせる。 指揮:アントニオ・パッパーノ 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 モーツァルト 交響曲第31番ニ長調「パリ」 シベリウス 「トゥオネラの白鳥」 (I・Horn)アレクサンダー・エールベルガー ショスタコーヴィチ 交響曲第10番ホ短調作品93 ~2010年6月6日ウィーン楽友協会大ホール~ いつも応援クリックありがとうございます。♪
2011年01月27日
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大阪交響楽団、少し前まで大阪シンフォニカー交響楽団の名称だったが 交響楽団の二乗になる訳なので今回の名称変更ですっきりした感じ。 音楽監督を務める児玉 宏さんは就任当時からユニークなプログラミング と尚且つ説得力のある音楽作りで素晴らしい活躍を続けている。 今回聴いたのは昨年12月にNHK-FMで放送された番組から 【忘れられた作曲家“タニェエフ”】 ~バーバー生誕100年 バーバー 管弦楽のためのエッセイ第1番作品12 バーバー ヴァイオリン協奏曲作品14 (ヴァイオリン)竹澤恭子 タニェエフ 交響曲第4番ハ短調作品12 (指揮)児玉 宏 (管弦楽)大阪交響楽団 ~2010年06月18日大阪ザ・シンフォニーホール~ バーバーのヴァイオリン協奏曲が最大の聴きもので、竹澤恭子さんの十八番 と言ってもいいくらいの見事な演奏で同曲を過去に2回 彼女の演奏をコンサートで聴いているが 安定した技巧と伴奏オケをぐいぐい引っ張る勢いは圧巻だ。 当時の竹澤さんはアメリカを拠点に活動していた頃だが 現在はフランスを拠点に活動とのこと。 タニェエフはチャイコフスキーに師事したロシアの作曲家で 彼の弟子にはラフマニノフやスクリャービンがいる。 彼の作品を聴くのはこの交響曲第4番が初めてで、 第一楽章に現れるロシア風の素朴なメロディが主題となるが ドイツ風な重厚さを感じさせたり或いはめまぐるしく主題を繰り返したりと 若干の取り留めの無さを感じさせるものの、 終楽章に再びこの主題が朗々と現れて圧倒的なコーダで締めくくる。 然しながらこの曲を3回聴き直したが、更なる感興を呼び起こすまでには 至らずではあった。 児玉&大阪響の演奏はスカッとした鮮やかな演奏で彼らの意気盛んな 溌溂とした演奏活動にはこれからも目を離せない。 いつも応援クリックありがとうございます。♪
2011年01月24日
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