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どうやらとても忙しかったようです。それでも、毎日その時その時を楽しむことは忘れなかったようですから、心地よい充実感と共に時間が過ぎていっています。少し疲れたようで、歩きながらでも眠れそうなふわふわした不思議な感覚で過ごしています。ゆっくり旅の記録ができないのが残念ですが、あと10回ほど日が昇る頃には少し時間ができそうです。
Oct 26, 2005
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久しぶりに贈り物の洞窟を歩いて見つけたにゃ!画期的な草にゃ!旅人が長しっぽ族に丁度いい高さに合わせて置いてくれたにゃ。にゃんて素敵にゃんにゃー。嬉しくてみんなで遊んだけれど、ちょっとやりすぎたにゃ。 一番いい具合だった部分が・・・すっかり無くなってしまったのでした。何か呪文を唱えればきっとまた元通りになるにゃ!と思ったぷあん王子はじぃぃっと見つめながら何の呪文を唱えたらいかしばらく考えていましたが、結局思いつかず、茎だけになったねこじゃらしが風に吹かれているだけでした。
Oct 20, 2005
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ほんの少し前の出来事です。妖精たちが揃って音楽に合わせて歩いているところを見かけました。何か特別なことがあるに違いありません。最初のうちは並んで歩いていた妖精族でしたが、そのうちに集まって踊り始めました。時々可愛らしい声をあげ、くるくると踊る姿から目が離せなくなりました。その愛らしさにいつの間にやら周りには旅人の他にも立ち止まる者が増えていました。時折、遠くから「よぉいどん!」という呪文が聴こえてきました。全ての踊りが終わった頃には妖精族たちは大勢の種族に囲まれ、轟くばかりの拍手を浴びていました。
Oct 17, 2005
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人間界に住んでいた旅人はごく普通の人間として過ごしていました。つい1週間前の休日の朝もいつもと同じ始まりでした。本を探すのがお気に入りの過ごし方でしたので、時間がある時はいつも図書館へ行きました。そして、特別好んでいるファンタジーが沢山並んだ本の間を歩きながら、この沢山の話の中に入っていけたらどんなに楽しいだろうといつも考えていました。十分すぎる程の時間を本を眺めながら過ごし、何冊かの本を借りてようやく帰ることにしました。図書館を出て歩いていると、ふとすれ違った男の子がお父さんに向かって「河童がいなくてよかったね」と話しかけました。お父さんはただ一言「うん」と答えただけでした。普通の人間でしたら、河童という生き物がお話の世界だけにしか存在しないということを知っていますから、その時は勿論旅人も子どもの空想って可愛らしいなぁと思っただけでした。子どもの頃に、お話を読んでもらうたびに、まるで自分がその世界にいるような不思議な感覚に陥ることがあったことを思い出しました。そして、その世界を旅することがどんなに素敵なことだったかを思い出しました。きっと男の子も何かのお話の絵本を読んでもらって、半分まだお話の世界に浸っているんだわ。けれど、ふと、本当に河童がここにいたらなんだか面白くて素敵!と思いました。不思議な事が次々に起きたのはそれからでした。確かに図書館の建物の前に立っていることは立っているのですが、何か、どこかが違っているような気がします。建物の前の大きな木は空まで続いているように感じ、葉が生い茂る中に木の精が隠れているのが見えました。散歩をしている犬が飼い主に話しかけているではありませんか。そして、なんと!飼い主も犬と楽しそうに話をしているのです。なんだか素敵!と、思いながら家に帰り、玄関のドアを開けた時に3にゃんの長しっぽ族が「おかえりー」(確かに人間の言葉と同じです)と声をかけてきたのです。驚いている暇はありませんでした。いつもお手入れをしている小さなベランダだった場所は大きな森に変わり、それがまるで世界を覆いつくすようにどこまでも続いています。そして、森の入り口あたりで、ケロちゃんが気持ちよさそうに眠っているのでした。ケロちゃんは旅人の半分の大きさもあり、少しくらい触っても(プヨプヨしていました)目を覚ましませんでした。なんだかよくわからないけれど、とても素敵な世界へきたことに気づきました。そうです。あの偶然すれ違った男の子のおかげで不思議な世界の旅人になったのです。もしかしたら、あの男の子は悪戯好きな妖精だったのかもしれません。
Oct 10, 2005
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結局、自分で煎じた緑草だけではよくならず、癒し手の元へ赴き、本格的に薬草を煎じてもらった旅人は、ようやくすっかりよくなりました。歩くのもままならないと言っても過言ではない状態のまま、それでも修行を休むことなく(頭の中がふわふわしたままでした)過ごしていました。そんな状態でしたから勿論、何の修行をしていたのか今となっては全く思い出せませんでした。長しっぽ族たちはそんな旅人を心配し、夜になると交代で寝場所を温めに来てくれました。それは大変ありがたいことだと旅人は思いましたが、何しろ、長しっぽ族というのは、なんでも自分が一番でないと気がすまないところがあるので、みんながみんな自分が毛布の中に入って温めようとしたために、旅人はなかなか寝つけませんでした。そういうわけで、すっかりよくなるまでに2日もかかってしまったのです。
Oct 8, 2005
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恵みが落ちる2日目。昨日より少し風が冷たい朝、時の彼方から戻る時間になっても旅人はなかなか目を覚ましませんでした。なにしろ、白の季節というものはとにかく眠りを誘う魔法がよく効く季節でもあります。日に日に寒さが増してくるこの頃はやはり魔法の効き目も増してきているようです。(あと5分)という魔法は特に強力で、今日は8倍も効いてしまいました。まだ白の季節がすっかりやってきたわけでもないので8倍で済んだようなものですが、旅人はもう少し修行に精を出した方がよいようですね。さて、ようやく時の彼方から戻って来た旅人はのんびり過ごしている長しっぽ族の合い間を走り回り(時には蹴散らしていたようですが)修行に出かける準備をあっと言う間に済ませたかと思うと慌てて出かけて行きました。
Oct 5, 2005
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どんよりした灰色の空からしとしとと恵みが落ちてくる朝でした。青から赤の季節に変わるこの頃は恵みが落ちるたびに寒さが増してきます。長しっぽ族たちは、この頃から着込んだ毛皮を丁寧に付け替える作業を始めます。来る日も来る日もひたすら作業を続け、白の季節がやってくる頃には見るからに立派な毛皮が出来上がります。少々寒くても毛皮にギュッと包まることで暖かくして過ごすことができるのです。それに比べて、この年も旅人は何の準備も始めませんでした。いつもどこからかヨウフクロ(確か、そんなふうに言われているもの)を探してきて、それを纏って白の季節を過ごします。それでもやはり、長しっぽ族の付け替えた毛皮よりは暖かくないようです。ですから白の季節の旅人は長しっぽ族の立派な毛皮に纏わり付いてばかりいました。その度に毛皮を付け替えればいいのにと、何度も助言するのですが、旅人は「お前は賢いのぉ」とにっこり笑いながら3にゃんを撫でるだけでした。そうして褒められたら褒められたで3にゃんは誇らしい気持ちでいっぱいになり、纏わり付かれることの迷惑さをすっかり忘れてしまうのでした。
Oct 4, 2005
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一番に目を覚ましたぷあん王子は村の中を一回りして帰ってきました。いつもと変わりない朝でした。ただ、空だけがいつもの澄んだ青色ではなく、少し灰色がかっていました。帰り道に歳のせいで、よたよた歩くようになってしまったるう皇女とすれ違いましたが、お互いにおはようと声をかけあっただけでそのまま2にゃんは反対に向かって歩いていきました。時の彼方へ出かけた旅人の身体の横にその帰りを待つまっく王がじっと座っていました。ぷあん王子が帰ってくると、まっく王は「そろそろ時がきた」と一言だけ言いました。「では、呪文を唱えましょう」ぷあん王子が得意の呪文”おはようにゃ~ん”を唱えると旅人は少し目を開き、じっと灰色の空を眺めているようでした。まるで半分を時の彼方に忘れてきてしまっているようでしたのでもう一度呪文を唱えてみました。旅人は今度は目を開き、”よっこらしょ”という不思議な呪文を唱えながら(なんでも、この呪文は力が無い時に唱えると少しだけ力がわいてくる呪文のようですが、長しっぽ族には唱えられない不可解な呪文でした)身体を起こし、広場に向かって歩いていきました。ぷあん王子の呪文によって時の彼方から帰ってきた旅人はよたよた歩くるう皇女の歩き方に似ていましたのでそのように伝えると、その度に旅人は決まって「まるっきり同じ歩き方ではありません」と答えました。でも、本当のところ、3にゃんにはその違いがよくわかりませんでした。灰色の空の日の旅人は何故かいつも半分を置いてきてしまうようで元気がありませんでした。どうやったら全部を持って帰ってこれるのか旅人にもわかりませんでした。”よっこらしょ”という呪文だけでは半分は取り戻せないようでした。もっと強力な呪文を唱えなくてはいけないらしいのですが、今の旅人にはそれほど強力な呪文は唱えられないのです。強力な呪文を唱えられるようになるために旅人は毎日、女神の神殿に修行に出かけて行きます。オベントというもの(これが何に使われるのか長しっぽ族にはわかりませんでした)とヨテイヒョという本(どうやら修行のために必要なもののようでしたが、これも長しっぽ族には読めませんでした)を持って出かけて行きました。女神の神殿から帰った旅人から魔法のヒント(人間でいうところの土産話)を聞くのが日課になっていましたが、今日の旅人は半分しか持って出かけなかったので(そういう日はとても疲れるようです)なるべく早くに残りの半分を取りに行かなくてはいけないそうです。ですから、そんなことがすっかりわかってしまっているので旅人が修行から帰った時にはもう、3にゃんは時の彼方へ出かけてしまっていました。旅人は今日の修行で「お熱」という宿題を持って帰ってきました。これは難しい修行の一つで、薬草を煎じる宿題です。薬草学があまり得意ではない旅人は、緑草だけを煎じ、さっさと飲み干しておしまいにしてしまいました。時々運がよければ緑草だけでもお熱の宿題は合格点をもらえるのですが、運が悪ければ明日には更にもっと難しい宿題まで持たされてしまいます。でも、今の旅人には時の彼方で半分を取り戻してくることしか頭にありませんでした。
Oct 3, 2005
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(をを~10月だぁ~)久々に朝寝坊しようと張り切って昨日夜更かしした。そしたらおぢさんが朝帰りしていつもと同じ時間に起こされた。「休みだよ~」と言ったら「そうなんだ」(おいっ!土曜日は唯一の私の休みじゃんか!)コーヒーを飲みたいと言ったのでのそのそ起きていったらもうおぢさんは寝てた(きぃぃっ!あんたは仕事だろうがっ!)おぢさんの我がままぶりは今に始まったことではないので、気を取り直してすっかり起きて家事を始めた。ピカピカになった窓に気分が良くなり玄関の水拭き(これは滅多にやらない)、ベランダの大掃除@冬支度、夏物の洗濯&衣替えまで済ませ、午前中に単行本を一冊さくっと読み終え、なんとパンまで焼いてしまった。今日のパンはネギきのこパンとコーンマヨパン、お昼用にフィッシュサンドを作り、ハーブをブレンドしたお茶を入れ、あとはの~~~んびり過ごす。今日はお天気も良かったし、気持ちのいい一日だった。休みの日の早起きもいいもんだ(おぢさんのおかげだなんて思いたくないけどー)植木に水をあげる時にジョーロの水の出が悪いと思って置いた途端にケロちゃんがびっくりして飛び出てきた。なんか笑えた。
Oct 1, 2005
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