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2008年11月30日
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カテゴリ: 楽天イーグルス
 今回は昨シーズン終了後にも取り上げた 「マネーボール式打者評価」 を行い、今シーズンの野手陣の打撃での貢献度を検証してみたいと思います。

規定打席到達者
選手名 出塁率 長打率 OPS
フェルナンデス
.368 .475 .843
山崎武
.372 .471 .843
リック
.365 .477 .842
鉄平
.345 .403 .748
高須
.338 .371 .701
渡辺直
.354 .283 .637


 中日からFA宣言をした中村紀の獲得が決定し、退団が決定的なフェルナンデスですが、守備の拙さはさておき、打撃面では山崎武と並びチームの最高の働きをしていたことが分かります。逆に山崎武は昨シーズンに比べ大きく数字を落としたにも関わらずトップタイということで、いかに昨年の働きが素晴らしかったかが改めて分かります。

 両大砲からほんのわずかだけ劣ったリックはそれでも見事に首位打者を獲得。OPSでフェルナンデスに劣る理由はやはり長打力による相手バッテリーの警戒心の差、そしてリック自身が早打ちであるが故の四球の少なさでしょう。
 数字だけを見ればフェルナンデスとリックのどちらが退団してもおかしくないように感じますが、内外野(一、三塁と左翼)を守れるユーティリティー性がある分(フェルナンデスも終盤外野に挑戦してはいたが)やはりリックの方が使い勝手が良く、チーム事情に合わせてポジションをずらして起用出来る点が彼の良さです。

 序盤戦で大活躍したものの、中盤以降失速した感がある渡辺直はそれでも高須、鉄平を上回る出塁率を残しています。しかし、いかんせん彼の安打での出塁はほとんどが単打であるため、どうしても長打率が伸びません。出塁し、本塁に帰ってくることこそが彼の役割ではありますが、内角球をうまく捌ける技術とパワーを身に付け、二塁打、三塁打を増やすことが出来ればより大きな貢献でチームを助けることが出来るはずで、ここが來シーズンへ向けての一つの課題となるはずです。それが身に付けば熾烈な二遊間のポジション争いに勝利することができるのではないでしょうか。

 続いて規定打席未到達者

選手名 出塁率 長打率 OPS
セギノール
.408 .662 1.070
中島
.397 .466 .863
中村
.346 .396 .742
草野
.321 .345 .666
内村
.327 .322 .649
藤井
.329 .300 .629
横川
.285 .336 .621
嶋
.288 .296 .584


 後半戦に入り加入したセギノールは出塁率、長打率共に出色の数字を残しています。来シーズン年間通してこの活躍が出来ればリーグMVPも夢ではないでしょう。


 クリーンアップを任せられる長打力や塁を掻き回せる脚力があるわけでもなく、バントや右打ちが抜群にうまいわけでもなく、肩も強くない。プロの一軍で活躍する選手というのは何かしらの長所を持った「一芸に秀でた」人たちです。彼がレギュラーの座を掴みとるには「日本人版リック」とでもいうような安定したアベレージヒッターになるしかありません。

 来季レギュラー定着を狙う中村、内村の若手二人は中々の数字を残しています。
 中村はOPSでも鉄平に遜色ない数字を残していますし、中島共々オープン戦から結果を出せば鉄平をレギュラーから追いやる可能性も出てくるでしょう。
 一方内村は数字の面では同ポジションの高須に劣っていますが、脚力(盗塁を含めた走塁、守備範囲)という点で高須を上回っているので、来季も大いに二遊間の争いを盛り上げてくれるでしょう。

 というわけで簡単に08シーズンの打撃成績を振り返ってみましたが、全体的に言えるのはレギュラー陣と準レギュラー陣の力が拮抗してきたということ。イキのいい若手に加え、小坂、中村紀という実績十分のベテランも加わる来シーズンは今までにない高いレベルでのレギュラー争いが繰り広げられるはずです。
 お互いに切磋琢磨し、チーム全体の底上げが出来れば、自ずとプレーオフが見えてくると思います。特にレギュラーの当落線上にいる高須、内村、渡辺直、中島、中村真といった選手や聖澤、大広のような飛躍が期待される若手に注目しながら、来季の開幕を楽しみに待ちたいと思います。

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最終更新日  2008年11月30日 17時12分44秒コメント(0) | コメントを書く

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