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2009年07月10日
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カテゴリ: 楽天イーグルス


二 草野
遊 渡辺直
中 鉄平
指 山崎武
一 セギノール
左 リンデン
三 中村紀
右 平石
捕 嶋
投 田中


 試合回顧

【野村監督は「労多くして功なし」とがっくり。初球の甘い変化球を見逃した末に打ち取られた中村紀に、「古い野球をしている。フォークが来る前に打てというのが今の考え方なのに」と苦言を呈した。】  引用元 sanspo

 一体いつまで「昔の名前」でのプレーを続けるのだろうか。センターから右に高々と舞い上がった打球がフェンスの前で失速し、グラブへと収まる。そんな光景を開幕から何度見てきたのだろう。

 今日のサードゴロも「考える野球」が出来ていないことが顕著に現れていた。上述した監督のコメント通り、狙うべきは追い込まれる前のスライダーだった。

 まず状況は11回表1死3塁だ。相手バッテリー(投手馬原)からすれば3塁走者聖澤の脚を考えれば外野フライも許されない場面。右方向への大きなアタリもある中村紀に対し、狙うは三振かフォークを引っ掛けさせての内野ゴロとなる。そうなると初球の選択肢は限られる。まず外角の真っ直ぐは考えられない。「追い込まれるまで真っ直ぐ狙い」である可能性を考えれば、右方向への外野フライを避ける為にこれはありえない。そうなると残りの選択肢は歩かせることも視野に入れ、振ってくれればもうけもの、というボールになるフォークか、勝負することを前提としたカウントを稼ぐ外角へのスライダーという2種類になる。もう1つあるとすればその後への布石となる内角へのボール球の真っ直ぐだが、少し甘く入れば外野まで運ばれる危険性があるため可能性は極めて低い。

 そう考えていくと、低め一杯のボールを捨て、カウントを稼ぎにくるスライダーに狙いを絞るのが賢明だ。結果的にそのボールが来なかったにせよ、追い込まれれば馬原の150キロを超える真っ直ぐを追いかけながらフォークもマークしなければならなくなる。そうなれば十中八九真っ直ぐを振り遅れのファールにし、フォークで打ち取られるのが関の山だ。ならば追い込まれる前に球種を絞り「勝負をかける」べきだったのではないか。

 2日前のマリーンズ戦でもこんな場面があった。0-0無死2塁の場面で打席には中村紀。カウント0-1から内角の甘い真っ直ぐを見逃し、結局凡打に倒れて得点を奪えずに終わった。

 先制点を取る絶好の場面。無死2塁であれば当然右方向への打球(進塁打)を打ちたいところだ。だが、相手からすれば、まずそれを防ぎたい。そうなると当然進塁打を防ぐために内角のボールが来る可能性が高くなる。しかもカウントは打者有利の0-1で相手は真っ直ぐでストライクを奪いたいところだ。


 何も中村紀に彼らのような技巧派、アベレージヒッターになれと言っているのではない。しかし、年齢による衰えを隠せない以上、過去の栄光にすがり付くような取り組みではチームの足を引っ張るばかりだ。何故山崎武司が39歳にして二冠王に輝くことが出来たのか考えてみてほしい。肉体的な衰えを考える力によって埋めるというお手本がすぐ隣にいるのだ。「古い野球」を続けていては、いつまで経っても野村野球を体得することは出来ない。


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最終更新日  2009年07月11日 01時28分32秒
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