のんびりライフ in NY

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Jul 31, 2006
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出てきたので
以前 にも行ったことのある
Neue Galerie へ先週行ってきました。

もちろんお目当ては
$135millionで購入されたという
ウィーン分離派Gustav Klimt(1862-1918)の
代表作「Adele Bloch-Bauer l」です。

前日からクリムトの画集を見て


Neue Galerieは、2001年Ronald S Lauder氏と
Serge Sabarsky氏が創設した
20世紀初頭のドイツ・オーストリア美術館で
グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ
オスカー・ココシュカなどの作品を所蔵しています。

創設者の一人である富豪ロナルド・S・ローダーさん
(化粧品会社エスティ・ローダー一族の)が
「アデーレ・ブロッホ=バウアーl」を約155億円で購入。
化粧品ってやっぱり儲かるんですかね?

モデルのAdele Bloch-Bauerが、クリムトから贈られた作品が
第二次大戦中にナチス・ドイツに没収され

法廷闘争の末、オーストリア政府から
絵のモデルの親族、LA在住のマリア・アルトマンさんに返還。
名画5点を失ったオーストリア国民は
悲しんでいるでしょうけど・・・

Neue Galerieでは、その5点を展示した


「Adele Bloch=Bauer l」は
ウィーンの実業家フェルディナント・ブロッホ=バウアーの注文で
彼の妻アデーレ(クリムトの愛人だったという説がある)を
描いたもので、3年かけて制作されたそうです。
「Golden Style」の傑作の一つで
イタリア旅行で、ビザンティン時代のモザイクに影響を受けて
金箔モザイクの様式を用いるようになったとか
日本の琳派からの影響もある とも言われています。

多用した金箔が華やかで絢爛な雰囲気だけど
人物の顔や手は、とてもリアル。
このアンバランスさが、作品を印象的にしています。
透明感のある肌が、美しく描かれていて
血液が通う暖かさと肉感を感じます。

フェルディナントは、クリムトに妻の肖像を二度注文していて
Iから5年後に描かれた「Adele Bloch-Bauer ll 」は
黄金時代とは違った作風で
平板な構成・派手な色合いで、装飾性が強調されています。
同じ人物の2点の肖像画で
作風の変遷を観ることが出来て面白いです。

3点は風景画で、妖艶な女性美とは全く違った雰囲気で
自然の美、静けさを感じます。
点描っぽい「Birch Forest」
風景画でもやっぱり装飾的でモザイクっぽい「Apple Tree l」
恋人エミーリエと夏を過ごしたアッター湖畔が描かれた
「Houses at Unterach on the Attersee」は
セザンヌの影響が見られます。
正四角形のカンバスを愛用して
望遠鏡やオペラグラスを使い、作品を二次元的に描いたとか。

ちなみに、美術館には無料オーディオガイドがあり
1階にはドイツ・オーストリー美術関連書があるショップがあり
コーヒー&ケーキがおいしいCafe Sabarskyもお勧めです。





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最終更新日  Aug 1, 2006 04:02:02 PM コメント(10) | コメントを書く
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