月臣邸

2005.05.24
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最後は




薔薇のように真っ赤な嘘ついて



サヨナラしよう……












Rose and lie















君は余りにも惨めだ。



僕の前では強がっているけど




僕が居ない部屋で、一体どれくらいの涙を流したの…?

















「愛してるよ」


「また嘘が上手くなったんだな…」










キッ、と俺を睨む君が余りにもいとおしい。


そうだ。憎め。もっと俺を憎め。






「くくッ…あはは…」

「何がおかしい……」

「……ふん。馬鹿だよね、瑠樺は…」







僕の嘘で



君は嬉しがってる




僕の嘘で



君は――――















「いつか、君を壊すよ」

「もう壊れてる…………」










散る薔薇は、あまりにも美しかった。


















「嘘つき野郎」

「今ごろ気付いたの…? 馬鹿だね、瑠樺さん」





舌で涙を掬ってやると、君は俺を殴る。





「…痛いじゃん」










綺麗な薔薇には棘がある。




でもね。







君は本当に、綺麗な薔薇――?

















「バイバイ」



「……」




「もう、二度と会わないから。じゃあね」









僕は君に背を向けた。



口元が吊りあがっちゃうよ。


君は嬉しくて涙を流すから。










俺は真っ赤な嘘ついて、君とさよならするからね…?









だから。いつか













また、会う日まで……










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Last updated  2005.05.24 17:11:20
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