月臣邸

2005.08.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
瑠新ですが許して。
実際にあったデートネタ。










「気持ちいーですねー…ここら辺」

「あー…」


俺が心地いい木漏れ日の中でそう呟くと、瑠樺さんは大して面白くもないように返事をする。


――まったく。瑠樺さんが煩いから、ついてこさせてあげてるのに。

嬉しいのも事実だけど…。





瑠樺さんには黄泉がいて。

俺は、それでも瑠樺さんを好きになってしまって――。








だから、こうして

一緒に歩くくらい、許されるでしょ?







「でもさあ、俺なんかと一緒にいていいの…? 瑠樺さん」


なんで自分から突き放すような言葉を言ってしまうんだろう。






すると。

瑠樺さんはくるっと回って、

悪戯っぽい笑顔で。

「いーんだよ。黄泉はずーっと柩と映画ばっか見てるし。仕返し」











ズキ、と胸が痛んだ。

顔が、歪んでく。















「…? どうした? 新弥?」











気づかないで






俺の気持ち








「…なんでもない。もうちょっと歩こう、瑠樺さん」













今だけは

俺と、瑠樺さんは一緒にいるんだから

















せめて。俺の好きな人。




幸せに。





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Last updated  2005.08.04 09:44:37
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