月臣邸

2005.10.01
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「俺のこと、嫌いなのかよ」

「瑠樺さんこそ」




俺のこと、本当に好きなの?











「うぅっ…ふぅ…」

堪えきれず涙をポロポロと落とした。
なんで。こんなにすれ違ってしまうんだろう。

愛しくて
大好きで溜まらないのに



大好きすぎると、裏目に出る







別れた方がきっとイイに決まってる。
でも、別れたくない。



「大好きだよぉ…」


心が通じないだけ。
俺の心が届かないだけ。

この涙の分だけ


届いてくれればいいのに。







「黄泉」
「ぁっ…?」


ふぃに後ろから感じる温もり。
後ろから、抱きしめられてる。







「…なんか…恋人みたいだね」
「恋人だろ?」
「…………瑠樺さん…俺のこと嫌いなんでしょう…?」
「いつそんなこと言った」
「結局体だけが目的なんでしょ…っだったら、俺…別れたい…っ」












強引に顔を後ろに向けられ、

深い口付けをする。







「…初めてだ……」
「ん?」

「瑠樺さんからキスしてくれたの、初めて…」




ぐるりと体を半回転させ、大きな胸板に顔を埋めた。



「…好き?」
「好きだよ」




気持ちのない「好き」じゃなくて

確かにそこに心があったから。





微笑んだ。








「ごめん…俺、感情を表に出したりすんの…出来なくて」


大きな瑠樺さんの手が、腰に回る。




「でも俺…お前がいなきゃ生きれないから……
 …どこにも行かないでくれ…」


初めて見る貴方の弱さを見て






涙が出た












気付いて、あげられなかったなんて。



「…大好き」







すれ違ってもずっと愛してる

これからは




君の心を見ながら歩いていこう


















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Last updated  2005.10.01 14:21:10
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