月臣邸

2005.10.10
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「俺、あんたのこと嫌いじゃないんでさァ」


「…………へー…」





その言葉にどれほどの重い意味があるのか
俺はまだ気付けなかった。









銀の魂









「デートしない?」
「ぇ…」









昨日万事屋への依頼があってのことだが、昨日俺と新八、神楽の3人は街で大暴れをした。
攘夷派のテロだと勘違いした真選組が俺たちを止めに来て、そこを仕切っていたのが沖田君で。



と当たり前に呟き、ハァと溜息をついたかと思うとスピーカーで仲間に「退け。俺のなじみだ」と触れ回っていた。


旦那、いくら旦那でもここまで暴れられたらちっと困りますぜ?

――だって依頼が依頼だったしよォ……

言い訳はしなさんな。旦那の家連れてってくだせェ

――へ…?

旦那の家で調査書書かせてもらいまさァ






そうして任務の都合とはいえ、俺の家にあがりこんだ沖田君。
新八と神楽は暴れ疲れたらしく、和室でくたばっていた。

居間のソファに勝手に座った沖田は、またも勝手に机に筆を置き、調査書を書き始めた。


「あのぉ…そこ、一応俺のベッドなんですケド」

「じゃあ寝てればいいじゃないですかィ、俺なんか気にせずに」



ハァと溜息をつき、沖田の横に腰掛けた。



サラサラ、と

綺麗な音がする。



字、上手だな……。
そう呟いた。




「あ。眠いなら肩に頭預けていいですから」

と、沖田に言われた。





…はい?
それって……。

ポカンとする俺に気付いてるのか否か、真っ直ぐな瞳で書類を書き続ける沖田。



「…………あの、さ」

「はい?」







なんでこんなことを言ったんだか






「デートしない?」

「ぇ……」









アラ、なんですかその顔。
嬉しいのか哀しいのか、…っていうか微妙に頬赤らめてない?


「ぁ…ダメならいいんだけど」
「…いいですぜ、別に」





思いもしなかった返答。












マヂですか。







え、続くのコレ。続くの?





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Last updated  2005.10.10 18:26:31
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