月臣邸

2005.10.15
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一体何が流鬼をあそこまで夢中にさせるのか。


流鬼の今一番お気に入りの玩具は――ナイトメアのボーカル。

なんで!? いつから!? ライバルって思ってるとか言ってたくせになんであんなイチャつくぐらい仲良くなってんだよ!!



一度逢って、

「流鬼は俺のモンだから手を出すな」って


言おうとした






のに。













「はわッ」
「ぃっ!?」


曲がり角を曲がったとき、ガキとぶつかった。


「~~~痛ってェな! どこ見て歩いてんだクソガキッ」

そう叫ぶと、へたりこんだガキはビクッと体を怯ませ……って、アレ?
こいつもしかして…ガキじゃなくね?
じっくりと顔を観察すると…整った顔立ちに金の混じった茶髪、よく見るともしかして……

「…YOMI?」
「はいっ?」


名前を呼ばれて咄嗟に返事を返してしまったこいつは…間違いない、ナイトメアのボーカル…YOMIだ。
雑誌で見た時となんら変わらない顔。けっこースッピンなんだ、アレ。


…可愛いじゃん……。


「あー…悪い、立てるか?」


ジーッと小さなそいつを観察していると、不思議そうな顔して見上げてきた。

…うわ、なにその顔。可愛すぎだから! 下半身疼くから!


「…あの…どこかで逢ったことありませんか…?」
「ぇ? あー…」


そっか、こいつも俺のこと雑誌で見たことぐらいはあるよな。



「俺のこと、知らない?」
「ぁの…知ってるよーな気もするんですけど…」
「ガゼットって知ってるだろ? あれのベース」
「あ…玲汰さん!」

…すっげー嬉しそうに微笑んだ。
うわ、マッジ可愛い。思わず、顔を片手で抑えてしまう。


「俺、ナイトメアの黄泉です! 初めまして」


手を差し出してくるもんだから、妙に緊張してしまった。
ヤッベぇ顔にやけてねーよな…?

にしてもホントに可愛いな…流鬼が惚れたのもわかる気がする。







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Last updated  2005.10.15 11:20:42
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