ナンセンスホイホイ

2005.02.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「もしもし」
「にゃおん。カレーできた?」
「あとはルーを入れるだけ。すぐできるからおいでよ」
「すぐ行くにゃん」

 30秒後、猫山さんは来た。隣の部屋の住人なのだ。

「腹減った。腹減ったにゃ~ん」
「あと10分ぐらいだよ。ルーを溶かしてからのこの時間帯ががいいんだよねぇ。素晴らしい演出だよ」
「にゃおおぉぉん」猫山さんはねじれながらのびをした。

 10分後、カレードラマが加速する。

 圧力鍋は静かにその瞬間を待ち構えている。
 呼吸を整える僕。それを見守る猫山さん。

 そして僕はふたのおもりをあげた。
 プシューーーーー!!!
 突き抜ける音。蒸気が飛び出していく。
 やがて訪れる静寂。
 僕はゆっくりとふたを開けた。

 立ち昇る湯気をかきわけカレーがこの世に生を受ける。

 僕はこぼれ落ちそうになる涙をこらえ、隠し味の味噌と醤油を加える。最後に味を確認する。


 流れる涙そのままに猫山さんを見る。
 猫山さんはうなずく。
 そしてものすごいスピードでしゃもじをつかみ、皿を取り出し、洗練された手つきでご飯を盛り付ける。
 余白に僕は慎重にカレーをそそぎこむ。


 無言のまま席につく二人。

 ドラマはクライマックスに近づいていた。 

グルメカレールウ(辛口)120g 【クレスデラックス】ステンレス片手圧力鍋 5.0L






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Last updated  2005.02.10 21:28:17
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