米澤穂信『栞と嘘の季節』
~集英社文庫、 2025
年~
図書委員シリーズ第2弾。前作 『本と鍵の季節』
それでは、簡単に内容紹介と感想を。
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返却された本の点検をしていた図書委員の僕―堀川は、ある一冊の中に、押し花が使われた栞を発見する。
一緒に作業していた図書委員の松倉は、その花を見て思うところがあったらしく、事典を調べる。…そして、その花がトリカブトと知る。
栞を使った人物を突き止め、危険性を知らせるため、図書室に案内を掲示する2人だが…。
一方その頃、写真コンテストで金賞をとった生徒の写真が掲示されていた。その写真の背景に写っていたいたのはトリカブトで…。
2人の図書委員は、さらにトリカブトの栞の謎を突き止めるべく調査を進めるが、ついに学校でトリカブト中毒のような事件(事故)が発生してしまう。
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若林踏さんによる解説にもありますが、「ハードボイルド」のように、探偵役の2人が地道な調査を進めながら、あることが解決したと思えばさらなる謎が現れて…と、どのような展開になるのか、わくわくしながら読み進められる1冊です。
書名にあるように、栞とともに本書を貫くもうひとつのテーマは「嘘」です。それぞれの人物がそれぞれの思惑から「嘘」をついている。誰の言葉がどこまで本当なのか…。
探偵役の2人だけでなく、何か思惑のありそうな図書委員長、栞の謎の鍵を握る女子生徒と、主要な登場人物の役回りも魅力的です。
これは面白かったです。
(2026.04.03 読了 )
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