じゅんすけ♪のつぶやき☆

じゅんすけ♪のつぶやき☆

PR

お気に入りブログ

日常の幸せに乾杯。 New! らぶりーたわ子さん

2025宮城松島旅行記… 踊るひつじさん

らしゃめん>『ばけ… ひじゅにさん

MY LIFE ・… 雛 de pinaさん

コメント新着

ジェニファー234 @ Re:携帯メールによる更新です。(01/04) いらっしゃいませ!! それまでに 使い…
ジェニファー234 @ 私も・・・ 反韓流だったのです。冬ソナなどはすぐに…
えみりー@ 本家本元 デミ・ムーアのゴーストなら地上波で見ま…
えみりー@ 続き2(長っ!) K-POPは少女時代やKARAすら最近まで知らな…
えみりー@ 続きです。 ベートーベン・ウィルスは、「のだめカンタービレ」のパクり…

カレンダー

2010.01.24
XML
カテゴリ: 読書
『サヨナライツカ』 辻仁成(著)


 「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」。

 “好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しくくるおしい性愛の日々。二人は別れを選択するが二十五年後の再会で…。愛に生きるすべての人に捧げる渾身の長編小説。




 今劇場で公開されてる『 サヨナライツカ 』の原作です。 今まで結構、辻仁成作品読んでいるので読んでると思い込んでましたが勘違いで読んでなかったため購入し読みました。節約のために本買って満足しようと思ったら、まずます映画見たくなっちゃいましたね。


 内容は↑のように豊という結婚間近に控えた青年の婚前情事のお話です。ここでは、沓子という情熱的で魅力に満ちた婚前に出会った女性、光子という控えめだけど忍耐強く豊を愛し続ける婚約者の対照的な二人の女性が登場するんだけど、二人に共通することはどんな状況であっても豊を愛し続ける強さをもつ女性で、それぞれの女性の想いを察するととても切なく愛する意味をひしひしと感じられるような作品でした。


 30代前半であるに関わらずバンコクの一流ホテルのスイートルームに一人で住むほどの経済力のある沓子の正体。最初はその正体のこの物語のキーポイントがあると思ってたんだけど、そういうストーリー展開で盛り上げる内容でなく、様々な人への愛し方を問われるそんな作品だった気がする。沓子と光子と豊の30年ものラブストーリーです。


 映画の配役は沓子は中山美穂、豊が西島秀俊、光子が石田ゆり子みたいですね。最初は沓子は杉本彩が適任じゃないかと思ってたんだけど、最後まで読み終えたら演じられるのは今の日本の女優では中山美穂しかいないなって納得させられましたよ。逆に豊は西島秀俊でなく、少し年増だけど仲村トオルか東山紀之が適任ではないかと。光子は、石田ゆり子でいい感じだねw





 ちなみに『サヨナライツカ』の由来は光子の書いた下記の詩の由来です。この詩がこの作品の全てのキーポイントとなってます。



サヨナライツカ

永遠の幸福なんてないように

永遠の不幸もない

いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる

人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと

愛したことを思い出すヒトに別れる

私はきっと愛したことを思い出す



以上です。ちなみに今まで読んだ辻作品は下記の通り。


海峡の光

嫉妬の香り

ニュートンの林檎

ピアニシモ

冷静と情熱のあいだ blu

愛のあとにくるもの

サヨナライツカ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.01.25 21:56:38
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: