雨の週末。家の中から雨が降り続くのを見ると、Cat in the hatみたいな面白い人が本当にひょっこり現れてくれたらなあと思う。 ずっと家にいるのも息が詰まる。日曜の昼からオット君と子どもたちと散歩しながら本屋に行った。ノージーに「アルプスの少女ハイジ」を買ってやる。坊主には乗り物の本。 読みすすめるうちに涙があふれてくる。声が震えてしまう。ノージーが私の顔をじいっと見る。「ママ、感動してるの?」「うん。だって、いい話でしょう?クララ、歩けるようになるなんて、すごいでしょ?」「うんうん。分かる分かる。泣いてていいよ。」 ノージーは、よく泣く私に慣れて来たらしい。