能登の手染め日記

能登の手染め日記

May 10, 2017
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カテゴリ: 日々
草木染めでアカネ染めを行うときに、かつてはヤブツバキの枝葉を燃やした灰が必要だった。その灰汁には、他の植物の灰汁よりもカリウムやアルミ成分が多く含まれていて、アカネ色に美しく発色した。

幹周り125cmの椿の木がある。我が家の海側の丘のテッペンにあり、こんもりと丸く茂った樹形は美しく、幹の直径が40cmほどだが、椿は幹の成長が遅い木でもある。何時ごろからあるのか?その樹齢は分からない。立山連峰を臨む(画面左下の坂の先の海の上)丘の頂上にあって、その主と言えるような雰囲気がある。

といっても我が家の家の椿ではなく、この丘は先祖の土地であるが、その家はなく、亡父が管理していたので自然と私が受け継いできた。丘の木々は我が家への海からの風除けにもなるが、ヤブツバキよりも竹林が枯れて見苦しくなったので少し手入れをしているところ。

刈り取った竹の後に何を植えようか迷ったけど、やはりこの丘にはツバキが相応しいと思い、挿し芽の育った苗や1mほどの木を移植して丘の主への道を繋げている。主の子や孫とも言えるような木々が連なるが、懸崖の椿ともいえる一本を支えるために土を入れ土手を守ろうと試している。

この椿の丘には、そうして子孫への命を繋いでいく道があった。たとえ、それが、途切れたとしても私は椿を植え続けていたはずだ。この地に生まれ、草木染めをし続けているのだから。

ということで春は土方作業の日々。指先はヒビ割れてささくれており薄布を触れないほどになってきた。「正直、絹布は触れない」という仕事ができない言い訳が成立する?(^^;

だが桜染めにも草木染めにもヤブツバキは必須で、その枝葉を燃やして手に入れる灰汁は媒染剤として有効だ。先祖は染物もしていたらしく、土手の中には藍甕があるという言い伝えもあるが真偽のほどは藪の中、土の中に埋まったままになっている(笑

椿の花咲く季節から新芽の緑が鮮やかな時となった。海から日が昇り、5月は遥か立山連峰が美しく見える季節。この春に植えた椿が染め物に使えるのに育つ日まで、私が染め仕事を行っているか疑問だが、健康のため?鍬と鎌を持って今すこし、腰の痛みが堪えない程度に丘への道を登り降りすることにしよう(^^ゞ

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Last updated  May 10, 2017 02:06:07 PM
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Re:椿の丘へ行く(05/10)  
ご無沙汰していました。
ようやくネットが開通しました\(^o^)/

こういうのをスローライフと呼ぶのでしょうかね。
応援P☆
(May 10, 2017 08:50:58 PM)

Re[1]:椿の丘へ行く(05/10)  
notonote  さん
MoMo太郎009さん
ご無沙汰でした。お元気で何よりです!

たぶん、スローライフでしょうけど、環境に慣れるのが大変ですね。
健康で過ごされますように(^^
(May 10, 2017 10:08:06 PM)

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