能登の手染め日記

能登の手染め日記

Jul 3, 2026
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カテゴリ: 生活文化
ウルシ染めとアカネ染め、何の関連も無いような2つの染めが私の芯の部分で繋がった。共に私が暮らしている土地では、染められていない植物だった。それは、捨てられる木材であったり、藪の中で育って枯れていく野草でもあった。いや三者ともに共通していたことは、たまたま能登で育った生き物だったということか(笑)


木綿バンダナのウルシ染め鉄媒染、


2025年7月に行われた京都府林業センターの夜久野ウルシ染め


太夫の森の前の畑で栽培したアカネは2Ⅿを超えて育った


栽培アカネの根を掘る


能楽の鼓調べ(本麻紐)をアカネで染める


絹布にアカネの染め重ね実験

43年前の夏。能登に戻ってきたとき、糖度の高いスイカを作っている同級生が居た。森林組合で植林を勧める同級生が居た。縄文時代の遺跡を掘っている同級生が居た・・・帰省したばかりの自分は化学染料で着物を染める仕事に必死だったが・・・なんだか、土地に根付いた仕事をしている彼らが羨ましかった。

父の乗ってい小さな漁船を手放した。庭には生活の糧の魚網が破れたまま積んであり、タコ壺が草に埋もれていた。使っていた鎌とナタは納屋の隅で錆びていた。私は、ひと仕事の納品が終ると家の周囲の草木を採って煮出して染めてみた。

手間が掛かって長持ちしない色たち・・・使い物にならない染料だと思った。・・・それでも続けて調べていたのは、この土地で使い物にならない自分に出来ることを探していたのだろうか?

・・・それから35年ほど経った。カブレる体質だったから遠ざかっていた漆の木が染まった。栽培が難しくて挫折したアカネの根を25年ぶりに染めた。偶々あった草木が、たまたま染料として有意な植物で、美しい色に染まったから私が虜になっただけ。そんな偶然の話もあるかな(^^ゞ・・・そして私はアカネを育てて、ウルシの木を削って染料チップを作り染めている。

土着の仕事かな?いや、もう仕事としては成立していない、趣味かな?道楽かな(笑)たまたま能登で生まれ育った私の此処で暮らしている意味なのか・・・こんなことを思うのは、この土に還るのが近いからなのかもしれない(^^ゞ

ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。

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Last updated  Jul 3, 2026 12:44:40 AM
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Re:土着の仕事?ウルシ染めとアカネ染めと。(07/03)  
仕事を通じて、今までのと人生を振り返ることがありますね。
「いいね」完了です。
応援P☆ (Jul 3, 2026 07:26:42 PM)

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