ぬるま湯雑記帳

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2016.09.29
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カテゴリ: 心筋梗塞といふ病
まだまだ8/13(土)



ぢねんパパ
なんとか冷静を保つ。
剛)「心臓の手術になった、心筋梗塞、申し訳ないけどお父さんは家で待機しててくれる?大丈夫だから、連絡するから」
パ)「心臓?心筋梗塞?新しい病院だろ、お父さん車じゃ行けないなあ。大変だなあ、よろしく頼むね」
意地でも息子の手術に立ち会う、車でいくぞ!ってタイプじゃなくてマジよかった。正直90過ぎのじいちゃんに来てもらっても何が出来るわけでなし、迎えに行けるわけもなく一人でこいってわけにもいかないし、待合にいてもらっても気を遣うことが増えるだけでワタシも落ち着かないもの。 自宅待機は重要な任務。
電話受けてかなりあわてたらしいが(本人談)、ワタシにはすげえのん気な発言に聞こえてた。

お剛母
さすがに涙出た。
母)「何!どうしたの!ぢねんさん?手術!心筋梗塞!?病院は?あれだね、王国の駅ついてタクシーで病院の名前言えば行けるね?」
剛)「来なくていい来なくていい、そっちにいてもらえばいいからー!来るころには終わってるー!来てもらっても困る~!」

後日談。ちょうど迎え盆でお墓最寄の駅にお剛父母でいたらしい。この電話を聞いて墓参りだけして「どうか助けてください」と頼んで帰ってきたが、その行きかえりに2度ずつ、お剛母は腹ピーに見舞われたもよう。急性ショック症状(?)。ホントこなくてよかった。 自宅待機は重要な任務。

ぢねん君の会社の社長さん
もし万が一のことがあったら、ぢねん君の同級生でもある社長さんにお願いすることになるし、万が一がなくても当面入院するのだから連絡をせねば。夏休みなのに申し訳ない。医者にだいぶおどかされてたワタシはここでも再度涙。
社)「心筋梗塞!えーっ、勘弁してくれよ、作務衣君太りすぎかなあ、運動不足かなあ…たぶんステント入れて…ですよね、そういう状態で今運動している人もいますし大丈夫ですよ。仕事のことは心配しないでよく養生してください、連絡ありがとう」
ぢねん君と同い年でワタシのこともご存知の方、手術のことも知っていたし冷静かつ優しい言葉をかけてもらう。まことにありがたし。

おごうちゃん
職場の同僚。いろいろ舞い上がってて、なぜか仕事休みだと思って個人的に電話をしてしまうが、ワタシが休みということは働いてるに決まっていて、あわてて切る。その前に上司に伝えようと職場にかけてるのだが夏休み中で不在、同じ課の出勤者に上司の連絡先を聞いて切っている。思えば電話回してもらえばよかったんだよね…行動がちぐはぐ。その後おごうちゃんから電話。
ご)「さっき(出勤者から)聞きました、明日は私が出勤出来ますので大丈夫です。今後のことは相談で、どうぞお大事に。」
出勤形態がややこしいので、上司に連絡&休みの交換や差し替えという形をとることになる。おごうちゃんありがとう。

電話であわてたり話したり涙出したりしているうちに、少しずつ落ち着いてゆく。
そこへワタシを探していた看護師さん登場。
「あ、ここにいたんだー、手術後の病棟にご案内しますね」
この道中でなごませてもらって、あれこれ軽口をたたけるくらいまでお剛メンタル回復。

「ははは、まったくです」
ぢねん君の身ぐるみ(真っ青なゴミ袋に入れられていた)とサンダルを持ち、たどり着いたのはICU(集中治療室)病棟。ここの廊下待合で待機とのこと。「こういう時は食べなくちゃ」と院内コンビニの場所を教えてもらい、チーズ蒸しパンとサンドイッチを購入。蒸しパンと麦茶をハラに入れる。身ぐるみ等は車へ放り込む。あとはただ待つのみ。

ICUにも種類があるということをのちに知るのだが、ぢねん君は緊急外来経由で来ているのでEICU(救急集中治療室)。ということは、救急車で運びこまれた病気や怪我の方たちの親族がここで待っていたりする。ワタシと同じく一人で待っておられた男性は、身内の方が事故に遭われたよう。あれガードマンさんが来たなあと思ったら警察官で、事故の状況説明や聞き取りをしていた。事故のことだけではなく、事細かに周辺事情を聞くのね。聞くとはなしに聞いていてしまう。
「(一緒に住んでいた)ご家族は…お母さん…○年前に亡くなってる…亡くなられたのは?」
「心筋梗塞です」


手術というと、過去ぢねん君といいお剛母といい長めだったゆえ「1時間半から2時間」てのが、心臓なのに短いなあという印象。それでも一人ぽつねんと待つには十分な時間であり、社長さんの発言からは楽観的に考えたり、若先生の発言からは悲観的になったり、気持ちのアップダウンを繰り返す。時の折出入りもICU関係者のため、明るくなりようがない。この春に移転出来立てほやほや、無駄に広い(?)無機質まっしろ明るい待合廊下。気持ちと空間のアンバランスさよ。

「もう終わりますよ、戻ってきますからね」の言葉から、それでも20分以上は経ったのだろうか、白い巨塔なみのぞろぞろ団体(基本若者集団)が、ガラガラベッドを引いて戻ってきた。遠目にも眉毛で「ご本人確認」。片手上げて朗らか(?)に戻ってきて、EICUに入っていったのを見たら気が抜けて涙腺決壊。ほどなく決壊終了(爆)。のち若先生に呼ばれて話を聞く。

「無事終わりました。いろいろラッキーでしたよ。血管が完全には詰まってなかったから(症状に)波があったんでしょう。もう一本(の動脈)はもともと詰まっているというか、小さい(短いの意?)んですよね、で、今回つまったのはここ。ここ風船でふくらませてステントを入れて(…逆か?分からん)、こう、血が通りました」
「すげー」
手術前、手術の経過、結果こうなったの「すっけすけ心臓映像」が見られる時代なんだもんねえ。
「これから24時間で体制で様子を見ていきます。今後考えられる症状は心不全、不整脈、心臓破裂。心臓破裂は厳しいです、もちろん助けますけど、厳しいです。症例は少なくて年間5件くらいですけど。」


「よーく分かりました」
入院生活は長くなる、っちゅうので数ヶ月を覚悟したが、1~3週間とのこと。そのくらいなら屁のかっぱですわー。これは経験あるものー。

「作務衣さん、お話し出来ますよ。こちらどうぞ」と案内されたのはそれからしばらくして。(つづく)

*色変わりました。 ピンクの文字 は「心筋梗塞あるある」です。どちらさまもこの点お気をつけて(?)。





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最終更新日  2016.10.01 17:14:05
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