マンハッタンで考えてみた

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『和』の世界

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2005.05.24

　そんなインウッドにマンハッタンで一番古いお家があります。今では "Dyckman Farmhouse(通称　ダイクマンハウス)" と呼ばれ、博物館になっています。204Stとブロードウェイの交差したところに建っています。我家からそんなに遠くないので、いつかは行きたいなぁ・・と思っており、行ってきました。残念ながら今年の夏まで修復工事中で外観しか見ることはできませんでした。

　道の名前にもなっているダイクマン。大工さんなら面白いのですが、"Jan Dyckman"(ジャン・ダイクマン)は1661年に現在のドイツから移民してきた農場主です。農場を相続したお孫さんが、独立戦争直後の1784年位にこの建物を建てたそうです。独立戦争の前までマンハッタンはオランダ→イギリス→オランダ→イギリスと支配されてきて、このダイクマンハウスはオランダの植民地時代を偲ぶ建物だそうです。

柵が閉まっていて中に入れず、そばのベンチによじ登って建物を見ました。なかなか可愛らしいです。入館料も1ドルなので、修復工事が終ったらまた来よう・・と思っていました。ちなみにこの建物にそんなにへばりついているのは、私くらいでした。。(笑)

　このダイクマン一家はその後、1868年に農場を売り、よりオシャレなブロードウェーのマンションに移ったそうです。英語で"mancion"と書かれている( HP )ので、かなり裕福だったのでしょう・・。

今から約220年前の建物にしては、きれいな木造の白い建物でした。う～ん・・マンハッタンにはもっと新しいのに汚い建物がたくさんあることを私は知っている・・(笑)。

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