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2026.02.13
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テーマ: 闘病記(2504)


今日のテーブルキッチン「大根の皮のキンピラ」



白内障の手術を終えて、1ヶ月が過ぎました。



白内障と自覚し、手術を決断するまでの経緯は、こちらの記事にまとめています。





白内障手術で感じた「世界が明るくなった」という実感



あのときはまだ手術直後で、視界は明るくなったものの、本当に安定するのだろうかという不安もどこかにありました。



退院後の私の生活は、自宅の一室が中心です。

介護ベッドがあり、テレビがあり、絵を描く道具やPC、iPad、本や雑誌に囲まれています。

この部屋が、ある意味で生活のほとんどすべてと言ってもいい空間です。



その大切な空間の中で、少しずつ視界の変化を感じていました。




PCの文字がかすむ。

絵の細い線がはっきりしない。

美術系の雑誌や画集の色が、どこかくすんで見える。



けれど、「こんなものかな」と受け入れて過ごしていました。



私は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療として PolaR-CHP療法を受けました。

この治療は、ポラツズマブ ベドチン、リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、そしてプレドニゾロン(ステロイド)を組み合わせた治療法です。



この中で、白内障との関連が最も強いとされているのがステロイドです。



プレドニゾロンのようなステロイド薬は、免疫抑制や抗炎症作用を持ち、リンパ腫治療において重要な役割を果たします。

一方で、高用量を反復して使用すると、水晶体の代謝に影響を与え、濁りを生じやすくなることが知られています。



医学的には、ステロイドによる白内障は「後嚢下(こうのうか)白内障」と呼ばれます。

このタイプは、




    • 進行が比較的早い

    • 光がにじみやすい

    • 強いまぶしさを感じやすい



といった特徴があります。



加齢による自然な変化に、治療でのステロイド使用が重なった。

そう考えると、自分の視界の変化にも納得がいきます。



白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズを挿入しました。

術後は一時的な炎症や違和感がありますが、一般的には1か月前後で炎症が落ち着き、視力が安定するとされています。



今、まさにその安定期に入ったのだと実感しています。



部屋の中の景色が変わりました。




テレビの映像がくっきりしている。

PCの文字が輪郭を持っている。

画集の色が深く、線がはっきりと見える。



そして、視線は少しずつ部屋の外へ向き始めています。




妻の運転で車に乗ると、街並みの輪郭がはっきりと分かります。

遠くの山の稜線が、空ときちんと境界を持って見える。



通所リハビリで出会うスタッフさんやリハの先生たち、利用者の方の表情も、以前より自然に読み取れるようになりました。



新しい車椅子も届きました。

これまでより軽く、操作しやすい一台です。

行動範囲が広がる予感があります。



さらに、手動運転装置を付けた車の運転にも挑戦しようと考えています。

まだ準備段階ですが、自分でハンドルを握るという選択肢があること自体が、大きな希望です。



部屋という世界から、外の世界へ。

視界がはっきりすることは、行動の幅が広がることでもあるのだと感じています。



春が近づいています。




新しい車椅子で、妻と一緒にカメラを担いで、春を見つけに出かけようと思います。

山の稜線も、街の光も、花の色も、はっきりと見える目で。



治療を終え、手術を経て、また一つ自分の世界が広がりました。



見えるということは、生活の可能性を少しずつ外へ押し広げてくれるものなのだと、今は静かに実感しています。






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最終更新日  2026.02.13 07:30:50
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