今思えばあの時代は、特急つばめは、上流階級の人々の乗る列車だったんですね。
実際に見たこともなかったけれど、列車は、まさに、
少年少女の憧れを乗せて走っていたのですねぇ~☆



(2008年02月04日 23時06分55秒)

せぴあ

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プロフィール

ANEさん

ANEさん

2008年02月03日
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庭木に積る 東京のはかない雪をみていると、
ふ、と、数十年ぶりに思い出す・・・・

おっきいボンボンが付いた あのきつかったショウちゃん帽
どうしたんだっけな、捨てたんだっけな・・・・・

雪合戦の夜、勝利と引き換えに ちび将軍は高熱をだした。



連鎖して次々に脳裏に浮かぶ 記憶だけの物たち


おんぶして遊んでたら、木の枝に引っかかって破けた
お人形の頭、綿がはみ出したまんま ずっと遊んでたな。


おままごと、お人形さん、お姫様の絵本、

買ってくるようになった。


「の り も の」って、絵本は どっちから開いてもよいように
裏表紙にも表にも 本の題が書いてある。

客車の最後尾、「つばめ」とマークの付いたデッキから、
おかっぱ頭の女の子と、半ズボンの男の子が手を振っている。

私がはじめて見た 「列車」 わくわくの出会い。


蒸気機関車、家じゅうのふすまの敷居を走らせても、後ろの客車がない。
絵本に書いてあるような客車と ほんとの線路がほしかったな。


みんなどうしたろう、どこにしまったかな、いつ捨てたんだっけ。


お人形の頭の綿が 全部出ちゃうのと、
客車のない蒸気機関車がつまらなくなるのと、



あれからもう、四十数年 経ってしまった。
あの頃の家があったとしても、物置をひっくり返して探したとしても、


もう絶対 見つからないだろうな。


庭木に積った東京のはかない雪が 小降りになって、引出しの奥の
耳のないくまさんを出してみた。



片手に一握りほどの小さな もう耳のないくまさん。


ずっとここにしまってある、絶対に捨てない。

きっと永遠に 私のここから 居なくならないんだろうな。


くまさん.JPG










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最終更新日  2008年02月03日 23時03分01秒
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思い出しました  
北さん さん
「のりもの」みてました。懐かしい本です。
なぜか、どれもおかっぱの女の子と半ズボンの男の子でしたね。
私が育った夕張は石炭列車ばかりで「内地」(北海道では本州をないちといいます)ではこんな展望室が付いた特急が走ってるんだと羨ましく思ったものです。 (2008年02月04日 19時37分22秒)

北さん!こんにちは!  
ANEさん  さん

Re:居なくならない(02/03)  
megurin7  さん
懐かしい思い出ですね。

どこにしまった?いつ捨てた?な~んて覚えてないよね。
でも心の中にちゃんとしまってあるんだよね。 (2008年02月06日 23時05分48秒)

megurin7さん  
ANEさん  さん
megurin7さん
>懐かしい思い出ですね。

>どこにしまった?いつ捨てた?な~んて覚えてないよね。
>でも心の中にちゃんとしまってあるんだよね。
-----

ある、 ちゃんとしまってあったんだね。
現実に手にとるよりも、もっと鮮明にくっきりと。
ね。


(2008年02月08日 11時26分11秒)

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