2003年10月13日
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 おフランス帰り(ヲホホホ)なので、 佐藤賢一『カルチェ・ラタン』(集英社文庫) 。すごく安易な選択。
 っていうか、カルチェ・ラタンってどこよ?って感じのワタクシ。巴里では、ほとんど迷子になってさまよっている時間の方が長かったので。ソルボンヌ大学の側にある「クリュニー中世美術館」はすごくすごく、良かったです。ここにある。貴婦人と一角獣とライオンのタペストリは素晴らしかった。
 中世の宗教画とか、修道院とかキリスト教関係のモノに興味があるんですよね。最近。ということで、 『カルチェ・ラタン』 です。
 もっと固い小説だと思ったんですが、とても面白かったです。
 この本は、主人公であるドニ・クルパンの手記を、日本人のムッシュー・サトウが翻訳した日本語版という体裁をとっている。ご丁寧に、「日本語訳の刊行に寄せて」という ヴェクサン侯爵、ドニ九世・ドゥ・クルパンの序文までついてる。はははー、凝ってる。
 1536年、巴里。主人公は、新米夜警隊長のドニ・クルパン。こいつが泣き虫で、どうしようもないお坊ちゃんなんだけど、彼の抱える難事件を、カルチェ・ラタン一番の秀才、神学僧のミッシェルが解決していうという物語。ミッシェルはすごく男前なんだけど、とても女たらしなんですね。二人で捜査を続けていく内に、ひとつひとつバラバラだと思われた事件が繋がっていく。
 楽しくサクサク読める小説なんですが、ミッシェルが語ってることは結構難しい。(実は、飛ばして読んでます。やれやれ)神学について、とか、こういうのって、入り口だけ少し囓るのっって楽しいですよね?なんかお利口さんになった気がします。


 ということで、小説読みの醍醐味を楽しめた小説でした。読んでいて「これだよ!」と膝を打つ感じ。久々に、小説読んで、堪能したというか、面白かったー!と思った。これがあるから、本読みはやめられませんね。





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Last updated  2003年10月14日 22時13分51秒 コメント(2) | コメントを書く


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