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2026年07月18日
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こんなことになるなんて、自分でも思っていませんでした。この映画で最もショッキングな場面で、映画館内なのに悲鳴をあげ、座席からのけぞり、飛び跳ねてしまったのです。

 この映画は、今までに見た映画の中で最も怖い映画だと断言できます。私にとって、今まで最も怖い映画は、「遊星からの物体X」、「光る眼」、「アウトブレイク」、「ソウ2」という順番でした。これらの映画を超える恐怖。ホラー映画として、最高の賛辞を贈ります。

 特にニッキーを演じたインディ・ナバエレッテは、怖い!この作品と似ていると評判の映画「ウエポンズ」で恐怖の権化のような存在を演じ、今年のアカデミー賞を受賞したエイミー・マディガンの演技など、これに比べたら全くたいしたことはありません。もうひとつの似ていると言われている映画「危険な情事」のグレン・クロースが行った最も怖いウサギの場面に似た行動も、ニッキーは序盤であっさりと行ってしまうほどです。次のようなことを私が言う日が来るとは正直思わなかったのですが、はっきりと言います。

「オブセッション」のインディ・ナバエレッテは、「ダーク・ナイト」のヒース・レジャーを凌ぐ怖さです!

 主人公ベア(マイケル・ジョンストン)は、職場の同僚ニッキー(インディ・ナバエレッテ)に恋していますが、モジモジしていて、自分からは好きだと言い出せません。最初の10分間は、せつないラブストーリーのような雰囲気です。ところが、主人公が水晶のネックレスを買おうとして出かけた店で買った「ワン・ウィッシュ・ウィロー(願いの柳)」の力を借りようと、自暴自棄気味に「ニッキーが自分のことを他の誰よりも好きになりますように」と願った途端、映画の雰囲気は一変。一気にホラー映画に変わります。

 とにかく主人公ベアのダメ男ぶりがすごく、ホラー映画でやってはいけないことを片っ端からやるどころか、いざという時にも頼りにならず、常に最悪の選択肢を選び続けてしまいます。ストーリー展開も、さりげなくあちこちに伏線がちりばめられています。序盤は単なる怖がらせるエピソードかと思われた猫の話、ニッキーの異常にいち早く気づき、主人公のために調査を行う男友達、なぜか主人公の事情を知っているカスタマーサービス係との不気味な電話等、ストーリーが練りに練られています。

 監督のカリー・バーカーは、まだ26才でYouTuber出身です。ニッキーをシルエットだけ写したり、髪の毛を前に垂らした状態にして、観客からも顔を見えないようにする演出が、恐怖を増幅します。音楽の使い方は、ものすごく効果的で、物語のトーンを自由自在に変えていきます。ものすごい才能です。出演者たちも無名の超低予算映画。それが「映画史上最ももうけた映画」となりました。同時期に新作を公開したライバルのスピルバーグ監督ですら絶賛した作品。若者離れに苦しんでいた映画界を救う作品とまで言われています。でも、この映画を観て、その怖さを体感すれば、当然だと思います。

 間違いなく映画の歴史を変えた1本だと言えるでしょう。あまりの怖さに、恋をしたくなくなる映画です。





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最終更新日  2026年07月18日 19時41分36秒
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