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2011.01.28
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 第1回立川文学賞。ローカルな文学賞であり、120枚
 までという中編規模の枚数であり、なによりも募集期間が
 半年に満たない短さを考え合わせると、266編はよくぞ
 集まったり、とワガハイ、びっくりしたものであります。

 一昨日、受賞発表があり、昨日の朝日、読売、東京の各紙
 朝刊にその記事が載ったのであります。

 大賞1編、佳作5編であります。

 大賞は「泉光院回国日記~愛染明王の闇~」で作者は愛知県


 ワガハイは最終予選に通った19編のうち、この作品を
 3番目か4番目に読み、おそらくこれが大賞だろう、と強く
 予感したのであります。

 ワガハイ、30代から10数年間、各文芸誌、小説誌の新人賞
 受賞作品をくまなく読破していたことがあるのであります。

 時代劇に限って言えば、これは文句なしに決まったろうと
 確信したのは故藤沢周平の「?い海」だけでありました。

 この作品は短編ながら直木賞の候補にも挙げられたので
 ありますが、惜しくも落選でありました。

 「泉光院回国日記~愛染明王の闇~」は「?い海」を読んだときに
 感じた筆力と構成力に関しての驚きと同様の驚きがあった


 むろん、両者の作品は同じ江戸時代を舞台にしても異質で
 ありますが、新人離れしていた点では同じでありました。

 三友さんは応募時60歳で、団塊の世代後期の人であります。
 製薬会社を退職して小説を書き始め、受賞作は2作目だという。


 この方は間違いなくプロになっても多くの読者を惹きつける、


 団塊の世代が大量にクリエイティヴな世界に乗り出してくる
 気配も感じさせられたのであります。

 禁断の愛に落ちた姉弟の業を描きながら純粋な愛への昇華さえ
 成し遂げたかに見えるこの筆力は尋常ならざるものであります。

 この作品と5編の佳作のうちの1部は5月刊行予定の単行本に
 収められて全国の書店で発売されるようであります。

 ご興味のある方はぜひお読みあれ!


  読み聞かせちら
  WEB絵劇場はこ ◆志茂田景樹のホームページ・
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最終更新日  2011.01.28 14:41:51
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