PR
キーワードサーチ
カレンダー
コメント新着
フリーページ
戦後の混乱がまだ残る博多駅前で、
母と二人暮らしの少年が靴磨きで
生計を立てていた。
少年の夢はバイオリニストになること。
でも、バイオリンなんかとても買えない。
ユーディ・メニューインが来日し、
博多で公演することが決まった。
少年はそれまで以上に働いて、
生計費とは別にティケット代を
ためていった。
そうして聴いたメニューインの、
素晴らしい演奏は少年の心に、
強く強くしみた。
メニューインは関係者から少年が、
靴磨きでティケット代をためたことを
知り、少年に会い、少年の志に触れ、
強く心を動かされた。
やがて、少年の許にメニューインから
バイオリンが届く。
実話をもとにした作品で、作者の滝一平さんは
5年前に他界されました。
その遺志をくんで故人とゆかりの深かった
方々の努力でこの作品は、このほど、
出版されました。
ちなみに、滝さんは長野県売木村に在住した人で、
ゆかりの方々もみな売木村に在住しています。
この心温まるお話をもっと短くする許しをもらって
全国の子どもたちに伝えていきたい、
と考えています。
WEB絵劇場はこちら ◆志茂田景樹のホームページ・
本