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2003年08月09日
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夜の谷間を大音響がこだまする。

「山が来る」(山が壊れるの意味)といい続けて3時間!
自信を失いかけた3時間!信頼を失くしかけた3時間!
やはり長かった!

皆に信頼される実績の無い マツの感だけを訴える、裏付けのない訴え!過去経験のない出来事への、不審。

山の来る前までには それぞれ仕事はしないまでも、退避してる訳でなく、20人ほどの運転手はそれぞれ 勝手な場所でくつろぎの姿勢なのです。原石山の絶壁の上に建てられた詰め所に3人ほどくつろいでいたのです。建物の前には20トンのパワーショベルが避難しておいてあったのです。

私の大声で皆一目散に下の広場を越え 谷を越えた所まで逃げたのです。

慣れた夜目の中で崩れる山を遠めではっきりと見ながら、この世の最後みたいな恐怖を感じたのです。

右端の30m絶壁の上に立つ詰め所、月明かりで確認すると窓の外に3人 窓枠にすがり、ぶら下がった状態にみえるのです!



ダム全体の灯が消えて、異常事態を感じ皆登って来てるのです。

山の崩壊が収まったのは1時間を過ぎていた、兎に角詰め所の3人を回収しなくちゃと思い、小屋の前まで行くと直径3mもの大石がショベルに寄りかかり半壊してる。ショベルが無かったら詰め所を押しつぶして、大石は谷底に3人ともに落ちてるな~、身震いしながら声を掛ける
「お~い 生きてるか~」、「なんとか 息してる」
「出て来いヤー」「手がしびれて、力も出ないんだ、引き上げてくれ」 窓の外でうめき声的な死にそうな声!

兎に角ショベル1台以外 誰も怪我をせずに済んだ!

マツ よくこの山を予期してくれたな~ ありがとうよ」って所長は言ってくれたのです。

でも 全てがそれだけ!他の上司は マツを褒めるのは照れくさいのだろうか!ごく事務的。

元請会社の所長「機械は一台だけの損傷だ、今から又原石の搬出をしてくれ」との話!

山の来るときの恐怖で皆 そのすそに行けない!電気照明もない 山の上方も見えない。

その日の作業は中止となったのです。
元請会社の所長の言葉「あの山の来たおかげで、火薬代が4・5百万浮いたかな?」



マツは今度こそ少なくとも表彰に値する。
と思ったのは、マツだけでした!






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最終更新日  2003年08月09日 10時34分52秒
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