Diek Brosse:WARconcerto for Clarinet and orchestra 中国語訳では戦争協奏曲となっている。さて、戦争とはどの戦争だろう?第二次世界大戦か?違った。作曲者本人による曲紹介に"war in Kosovo"と書いている。目の前で両親が犠牲となった7歳の孤児の様子がTVで放送されたのを見て曲したのだそうだ。 曲はクラリネットがアラビアっぽい旋律を奏でて始まる。全曲を通じてクラリネットは全音符の音程を半音ずらせながら下げていくサイレンの奏法を多用していた。空襲を表現しているのだろう。Brosseは1960生まれの現代の作曲家でありながら、不協和音を使わず、戦場となった村の描写を音で表現していた。ご興味のある向きはWikipediaにコソボ紛争が出ているのでどうぞ。
本日のプログラム van Maldere:Sinfonia No.38 in D
CPE Bach:Concerto for flute on D minor Franck:Les Eolides Brosse:WARconcerto for Clarinet and orchestra