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特性計測がすんでひと安心したところで、ヤル気があるうちにイッキにウッドケースへ組み込みました。トランスと基板をネジ止めして、配線が終わったらこんなカンジです。アクリルのサイドパネルとトップパネルをネジ止めしたらこんなカンジです。後ろから見たらこんなカンジです。システムの一員に加えたらこんなカンジです。いちばん左の大きいスピーカーが「JBL4333A」スタジオモニター、その右のちいさいスピーカーが「セレッションSL-6S」、その右のアンプがWE91Aの回路をコピーした「300Bシングル」、いちばん右が今回製作した「6CA7 3結」です。2時間ほど通電して、カソード抵抗やFETの温度が飽和したところで試聴してみました。音がでた瞬間に「あ~3極管の音だ~」と実感します。5極管はイガイガとした喉がつまるような音がして、ワタシは生理的に受け付けないのですがこの音は違います。フワッとソフトな音が広がりながらも、湖の底まで見えるような透明感と解像度・・デュアル・モノ構成の効果かもしれません。JBL4333Aの38cmウーハをちゃんとドライブします。直熱3極管の300Bと比較すれば、やはりその差は歴然です。パートリッジ製出力トランスの働きもあるのでしょうが、上記の3極管特有の音は共通しているものの「艶」というか「華」というか独特の色気は300Bならではです。スッピン美人の「6CA7 3結」メイク美人の「300B」といったところでしようか。BBCモニターの流れを汲む「セレッションSL-6S」に接続替えすると評価は一変します。スピーカーの奥に音がちぢこまって、低域はダンピングがきかないニブい音になってしまいます。高DFのハイパワー半導体アンプでのドライブを前提にしたスピーカーなのでこれはしかたのない結果ですね。どのアンプにも言えるのですが、すべてのスピーカーと相性のよい万能選手というのはなくて、組み合わせが大事だ・・というコトですね。やはり無帰還アンプは高能率で「明るく前に出る音」のスピーカーと相性が良いようです。300Bのピンチヒッターのつもりだったのですが、主役の座を狙う大物脇役になりそうです。
2015.07.04
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デジットで見つけた「TA2020アンプ・キット」は8月31日に新発売されたそうで、ホッカホカの新製品でした。カップリング・コンはじめ小容量のコンデンサーは「WIMA」、抵抗は「タクマン」のカーボン抵抗、ケミコンは「サンヨー」のOSコンとクラフト・オーディオ・マニアが泣いて喜ぶブランドパーツのオンパレード。それに、デジタルアンプの音質を左右する終段のローパスフィルターには大型のチョークコイルが奢られているではあ~りませんか!!プリント基板は70ミクロンの超厚基板・・・とこれまたこだわっています。いちばん最後に(ICの生産が終わって2年もたつのに!!)出てきたキットだけのことはありますね。さっそく「テストベンチ」に組み込んで音だしをしてみました。トランスはデジットで求めた安物のEIコア AC9V2Aをファストリカバリー・ダイオードで両波整流して、33,000μ25Vのケミコンで平滑してDC13Vを得るというシンプルな電源部です。ただし、トランス二次側は10V端子なので、一次側の110Vの端子にAC100Vを入力しています。「JBL4333A」や「セレッションSL-6S」「ティールCS1.6」などわが家で現役のスピーカーに接続して、いつもの音質評価用CDを聴きまくりました。もともと「TA2020」はデジタル臭くない音で評価が高かったのですが、トランス電源やWIMAコンデンサーやカーボン抵抗の影響か??デジタルならではの解像度を維持しながらもフワッとやさしくソフトな音で驚きました。先日完成した「LM3886」アンプよりも解像度が高くてカーテンを一枚とっぱらったようなクリアな音が印象的です。じつは数年前に「TA2020」が騒がれていたときも、ヘソまがりのワタシはフン!!ナニがパワーICだ!!カーオーディオ用の安物じゃないか!!とまったく感心がありませんでした。それがそれが「300B」シングルを製作して以来、「皆がイイと言うものはイイんだ」と素直に思えるようになり「TDA1552Q」「LM3886」と立て続けに評価の高いパワーICを使ったアンプを作って納得してきましたが、この「TA2020」は「皆がイイと言うものはイイんだ」シリーズの第4作とあいなったワケです。次は、このアンプ基板と電源を収納するキャビネットの製作へとコマを進めることにしましょう。いままでにないような、TA2020に喜んでもらえるようなデザインを模索せねば・・・
2009.09.10
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FOSTEX FE138ES-RプラスDYNAUDIO D-260システムが完成して、300Bシングルと相性が良い・・ということがわかったのですが、BGMがわりに鳴らしっぱなしにしておくにはチトもったいないので??300Bシングルのローコストバージョンを製作することにしました。長年アンプつくりをやってきて、5極管・バイポーラトランジスタ・NFBはワタシと相性が悪い・・ということがわかっているので、そうではないアンプということになります。パワーは1Wくらいあれば十分なので小型の出力管で間に合います。最近では手ごろな3極管は入手できないので5極管の3結がいいかな・・などと考えながらシリコンハウスを徘徊しているとこれらの条件にピッタリなものがありました。「ECL82(6BM8)」の3結&無帰還アンプの基板完成品です。タマが2本だけというシンプルな構成、回路も超シンプル、出力1Wと「余分なものをすべて削ぎ落としたらこうなりました」と言わんばかりの潔さにも好感がもてます。パーツの一部を自分好みのものに変更したらこんなカンジです。改造前の写真撮影を忘れてしまいました。カップリングコンデンサーにはPanasonicのポリエステルフィルムが使われていたのですが、ポリエステル独特のノッペリとした音を敬遠して「ASC」のポリプロピレンに変更しました。このコンデンサーはラジアルタイプしかないので元の場所には収まらず、やむなく6BM8の横に立てて取り付けました。あと、パスコンには東信の銀色のケミコンが使用されていましたがこれも私好みのニチコンFWに変更しました。MOS-FETのリップルフィルターや整流回路も内蔵されているので基板はこれ1枚でOKです。あとは電源トランスと出力トランスと入出力端子があればアンプが完成してしまいます。手軽にチャッチャと作りたかったので、何か流用できる不要アンプはないかな~とワインセラーならぬアンプセラーから見つけてきたのがコレです。「6BX7」シングルアンプなのですが、出来上がったら満足してしまって、ほとんど火を入れていなかつたものです。6BX7基板を取り外して6BM8基板を取り付けたらこんなカンジです。電源トランスと出力トランスもすべてそのまま使えます。さっさと配線を済ませて音出しにすすむことにします。
2015.11.23
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2週間連続で大型台風の襲来です。わが家は海のそば・・というよりも出島の突端に位置しているので、350度くらい周囲を海に囲まれています。というわけで、内陸部はそんなに風が強くなくてもわが家は玄関のドアが開けられない・・という状態が続きます。灯台に打ち寄せる大波を見ながらビールをいただくのも楽しみなんですが、のんびりできる時間ができたのでイッキに真空管ドライブアンプを完成させました。モノコックシャーシーに基板とトランスを取り付けて配線したらこんなカンジです。後ろから見たらこんなカンジです。アクリル側板をネジ止めしたらこんなカンジです。後ろから見たらこんなカンジです。昨年に製作した「MOS-FET Aクラス動作 無帰還」電力変換アンプと並べたらこんなカンジです。これでようやく300Bシングルと肩を並べることができるアンプが完成しました。MOS-FET 無帰還アンプならではの「スカッと抜けた開放的な音」が真空管ドライブアンプの「ソフト&クリアーな音」とうまく融合して、左右のJBL4333Aのあいだにサリナ・ジョーンズや高橋真梨子が実物大のサイズで現れて私のために歌ってくれます。と喜んだのもつかの間、これだけの音が出てくると、MOS-FET 無帰還アンプの完成を急ぐあまり若干の手抜きをしたところが妙に気になって落ち着きません。次はこのMOS-FET 無帰還アンプの完成度を高めるべく手直しにとりかかるコトにします。
2014.10.13
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TA2020デジタルアンプ・キットの音があまりにもすばらしかったので、もっと本格的な電源部を組み込んで完成させよう・・・と「それらを収納する「キャビネット」のデザイン構想を楽しみながら悩んでおりました。たまたま、かよこママの「付き人」役で三宮の「無印良品」へ行ったのですが、そこでイイものをみつけました。もともと、ワタシもかよこママも雑貨屋めぐりが好きなんですが、ワタシはいつも「何かアンプに使えるモノはないかなー」と、その一点でウインドーショッピングを楽しんでいます。で、アクリル小物コーナーをぶらついているときにデザインのアイデアが天から降りてきました。思わず衝動買いしたのが写真のコの字型の曲げものです。「仕切り棚」という名称で、540円!!でした。こんなのを特注したら数千円はとられるでしょうね。サイズは260×175×100とTA2020基板にはピッタリサイズです。で、それにあわせて「パイン集成材」をカットして、オイルステインで着色し、「ウッド・シャーシー」を製作しました。あとは3mm厚のアルミ材でフロントパネルとリアパネルを製作すれば、「シースルー・キャビネット」の完成・・・とあいなるワケです。せっかくの「WIMA」や「OSコン」を隠してしまうのはもったいないので、宝石のように美しい電子パーツたちを外から眺めて楽しみましょう。デジタルメアンプはノイズの発生源だから、厳重なシールド効果のある金属ケースに収納しなければ・・・などと言うのはクレームを恐れるメーカーの技術者にまかせておいて、われわれアマチュアは「ノイズの影響がでたら、チョッとアンプを離せばイイんじゃない?」と軽いノリで「楽しさ」重視でゆきましょう!!!
2009.09.14
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Raspberry Piと7インチタッチパネルディスプレイとVolumioを組み合わせてオーディオ専用PCをつくったのですが、やり残しがありました。それはアナログ電源です。最初はやむなくDC5V 4AのACアダプターでドライブしていたのですが、アナログオーディオおやじとしては不満が残ります。で、トランスをつかった電源を製作することにしました。「LM338T」という5Aまで流せる3端子レギュレータがありますので、コレをつかえばカンタンに定電圧電源がつくれそうです。じつは、先代のオーディオ専用PCであるMini ATXのLINUXマシンも同じ石をつかったDC18V 4Aの定電圧電源を採用していました。ハードディスクのすさまじいサーボ電流にも耐えたのでメカを持たないRaspberry Piなら楽勝だろう・・というワケです。でも、3端子レギュレータがどれくらい発熱するのかわからないので、大きめのヒートシンクを付けよう・・というわけで、いつもの名刺サイズの倍の大きさのユニバーサル基板で製作したらこんなカンジです。ヒートシンクは幅100mm 奥行50mm フィン高さ15mmを採用しました。トランスはデジットから新発売されたAC6.3V 2A×2を使用します。両波整流すればDC9V 1.8Aが得られますので、これをLM338Tで5Vに固定する・・というワケです。Raspberry Piに接続して動作テストしてみたのですが、ヒートシンクは全く発熱しません。10分くらい連続演奏させておいても、ほんのり暖かくなるくらいです。それなら・・というワケでヒートシンクの長さを半分の50mmにしてみました。これなら、いつもの名刺サイズのユニバーサル基板が使えます。というわけでつくり直した基板はこんなカンジです。電圧調整がしやすくなるように「多回転タイプ」の半固定抵抗に変更しました。基板の裏側はこんなカンジです。私はPCに詳しくないので友人のPCオヤジに尋ねるとRaspberry Piは少々負荷をかけても500mAくらいしか消費しない・・とのこと。この小型のヒートシンクでも触るとちょっと暖かいかな・・というレベルです。Aクラス動作のパワーアンプのヒートシンクを触り慣れていると物足りない??カンジです。で、ハダカのままではかわいそうなのでお洋服を着せることにしました。「A10基板」用のアクリルケースに組み込んだらこんなカンジです。ありあわせのケースを流用したので空間がけっこう空いているのがもったいないカンジです。もう少し背の低いヒートシンクを探して、ケース全体をスリムにしたいと思っています。
2017.03.05
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