パソコン思いで話(横道編)
MSXを知らない人にちょっと、解説。
当時アスキーとマイクロソフトがタッグを組んで、もっとパソコンを普及させようと企てて誕生したのが、このMSXです。
簡易にTVに接続でき、ROMもしくはテープカセット媒体でソフトを供給する。
Z80といわれるCPUを中心として・・
MS-DOSを基本としたMSX-DOSをOSとして搭載した、パソコンでした。
この企画は、国内の主要電機メーカーほぼ全て参加するほどの一大事業だったのです。
知っている限りで・・・
ソニー・東芝・三菱・松下電器・カシオが参加していました。
はじめから自前パソコンを発売している、シャープ・NEC・富士通は不参加だったと記憶しています。
たまぁ~に、ソニーなんかを「パソコンに参入して日が浅い新参者」みたいな表現をブログなんかで見ることありますが・・・
そんなことはないです。
国内メーカーとしては、ほぼ横一線でスタートしちゃってます。
MSXのこぼれ話・・・・
今でも安価な商品はカシオ!!って感じですが、当時もMSXのお求めやすいのを発売したのもカシオでした。
しかし!!
基本的にMSXをゲーム機と使用してる数多くのユーザーにはカシオのMSXは非常につらい要素がありました。
押しにくい ゴムボタンキーボード
(初代四角ボタンファミコンの連射のしにくさって表現なら理解できるかな?)

とても、シューティングなんか遊べるような代物じゃなかったです。
まぁ~ご友人は慣れなんでしょうか?
神のような手さばきで操作していたのは、今でも印象に残っています。
MSXのファミコンと違った画期的なところは・・・・
ROMスロットが2つある!!
(全ての機種じゃないけど・・・)
でも・・・ その機能はほとんど宝の持ち腐れ!!
しかし!!今なお伝説の利用方法
グラディウス2+サラマンダ
この組み合わせをしないと、本当のEDを迎えられない理不尽さ(笑)
ちなみに、ぼくのMSXは!!
1SLOT
ぉぉぉぉぉぉ
つまり・・本当のEDは見れない仕様です。
いや・・その前にクリアーできませんから(泣)
さて・・・1スロットって言ったばかりですが・・・・
本体内部に非公式ながら拡張スロットを搭載しています。
説明書にはROMカードリッジを取り付けできるとは、どこにも記載されていません。
無論物理的にも無理です。
専用のROMカードを取り付ける場所
らしいです。
知識がない=怖い物知らず
素人目でみても、正面のROMスロットとピン配列同じです。
「きっと2スロットだ!!」
ってことで・・・・
どうしても試したくなりました。
当時7800円もした高級なROM

パナアミューズメントカードリッジ
これがあれば、拡張FM音源+ゲームデーターのS-RAM保存が出来る
でも・・・このPAAに対応したゲームするには、2つスロットがいる
まぁ~その背に腹を変えられない、やもえない事情があったとはいえ・・・・
この高級なROMカードリッジを分解して、なかの基盤だけにしました。
そして、おそるおそる本体内部のスロットに挿入してみると。。。。
動いた!!
あのときの感動は今でも忘れません。
なんかね~~~~
FM音源内蔵パソコンに生まれ変わったんですよ。
僕のMSX2は!!!
そんな喜びとは裏腹に、どうにもならない事が立て続けに僕を襲いました。
なめらかスクロールに自然画表示の・・
MSX2
そして・・・高速高速16bit
TURBO
R
の登場でした。。。
つづく(こっちもかよ)
つぶやき July 16, 2012
工具までついてこの値段!! July 12, 2012
安いから作りは・・え? July 12, 2012