桐まみれの日々 by さきさん

桐まみれの日々 by さきさん

PR

プロフィール

さきさん1850

さきさん1850

カレンダー

2006年06月11日
XML
 経理の仕事が後回しになるくらいなので、給料もとりあえず、支払分だけ支払った後は、事後処理まではなかなか手がまわらない。その所為で、住民税、源泉所得税があれよあれという間に滞納となり、振り返ると、所得税は去年の11月に、住民税は今年3月に納付して以来、滞納状態だった。先週、税務署から納付書をファックスしてくれと言う電話が掛かり、大慌て。

 年末調整も書類上の処理だけ済ませた形だったので、もう大整理。殆ど一日掛かり、一件、いや二件、落着した。
 納付書を書くのに書き損じを繰り返し、そうしているうちに、新たな事実が浮上して、またやり直したりしながら、午後三時、滑り込みセーフで、銀行へ辿り着いたが、悲しいかな、すでにシャッターは降りていた。しかし、そこが滑り込みのエキスパート。諦めてさっさと帰ったりしない。シャッターの外のATMコーナーで待つこと5分。シャッター脇の重い鉄のドアが開いて、中から最後のお客様が出て来た。私はこの時を待っていた。実はこのドア、3時を回っても待たされていた客が、出てくるためのドアで、外からは開かない。しかし、中に客が残っていれば、その人がでてくる時、必ず、開くのだ。その時を狙って中へ入るというシナリオ。

 借金取りが、玄関のドアに足を掛けて閉められなくする、あのやり方で、私はそのドアをこじ開け、中に入った。その客は驚いたが、もっと驚いたのは行員さんたち。閉店間際の銀行。驚く客の様子に「ご、強盗??!!」と思ったのは当然の流れだ。しかし、入って行ったのは、いつも掟破りのこの私。このやろ~状態は否めないが、強盗よりましだったので、皆様、お許し下さった。

「どうしても今日、払わなくちゃいけないんです。お願いします。」

 私のその言葉に、おなじみの行員さんが一言。
「はいはい、急いで下さい。」

 番号カードを取ろうとすると、「今日は良いですよ。」よく見ると、番号はすでに「0番」に戻っていた。

 そう言うことで、滞納の税金を全て払い終えた私は、心からすがすがしい気持ちで銀行を後にした。こうやって、また今日も、 「周りの迷惑顧みず、ゴーイングマイウエィ」 。こんな私を許してチョ~ダイ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年06月11日 15時38分48秒
コメント(4) | コメントを書く
[時間が解決してくれること] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: