桐まみれの日々 by さきさん

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さきさん1850

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2006年07月04日
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 我が家のゆずは女の子。お調子者でもなく、毎日を淡々と生きる真面目犬
 おばあちゃんが気に入らないのは、兎に角地面に穴を掘ること。それは犬の本能だから、諦めてよって言っても、どうしても諦めきれない。穴は掘っちゃいけないものと認識させんがため、今日もお説教が続く。でも、それって犬の耳に念仏だよ。

 そんなお説教を聞き流すだけのゆずの耳が、ちょっと前から爛れている。最初に気付いたのはこの私。部屋が散らかっているのとか、探し物が何処にあったとか、そう言うことはなかなかこの目には入らないくせに、何故か、ゆずや我が子や家族のちょっとした体の変化だけは、妙に気がついてしまう
 夕べも、 お布団に寝そべった父さんの上に乗っかって (とここまで書くと一体何してたの??ですが)、背中を揉んであげてたら、肩甲骨の辺りにしこりを発見。これは以前にもうすうす気付いていたものだけど、今回は以前よりくっきりしたような気がする

 それはさておき、異変に気づいた以上は放っておくわけには行かない。去る先週土曜日に、高校の同級生が営む福山市の 高橋動物病院 へ。実は、去年の連休頃、ひどい下痢が続き、手当てをしてもらいに言ったのだが、持ち合わせが足りなくて、次来る時にと支払を少し残していた

 院長の高橋君は、私が彼と知り合った高校当時、「まっさん」と呼ばれ、チャップリンを師と仰ぐ一風変わった男だった。入学間もないある日、階段を上がっていた私は壁にぶつかっては向きを変えつつ、進路も定まらず、妙によろめきながら歩く彼の姿に遭遇した。それが彼との初対面だった。その時私は、「あぁ、この子は障害があるんだな。」と不憫に思ったのだが、後にあれは彼のキャラ、ネタであると判明し、大いに笑った。

 2年に進級し、その彼が、ヴァイオリンを弾くために音楽部の戸を叩いたのは、本当に意外だったが、ほぼ全員が初心者とは言え、入学と同時に引き始めた同学年の部員たちの中で、来る日も来る日も基礎練習に打ち込み、3年生の定期演奏会の時には、下級生をしっかりとリードする頼れる先輩に成長し、他の同級生たちに引けをとらないヴァイオリニストとなった彼を、私は心から尊敬し、同胞である事を誇りに思った。

 そんな彼が獣医を志して大学に進学し、ついに、隣町に開業したと聞いたのは3,4年前。やがて、我が家に芝犬のゆずがやって来て、下痢がつき!?彼の手当てを受けることになったと言う経緯である

 金払いの悪い?!旧友のペットを、心優しい彼は、持ち前の愛獣スピリットで、嫌な顔一つせず、診察してくれる。診察時の彼の動きの一つ一つには、動物たちへの愛情が感じ取られ、几帳面な診断や病状の説明には、彼本来の生真面目さが滲みでいていて、愛するペットを彼に委ねる人たちの気持ちがよく判る。

 そんな彼の奥様も、同じ高校の音楽部出身。息の合った夫婦は今日も動物たちが健康に暮らせることを心から願い、診療に当たっている。

 と言うことで、頂いたお薬は粉薬と塗り薬。粉薬は1日2回、朝晩のご飯の時、少量の水に溶かして飲ませる。スポイドに吸い上げて喉に流し込むんだと父さんは言っていたが、私はそれではうまく行かないので、スポイドから私の手のひらに少しずつ流して、ゆずになめさせると言う方法をとっている。そうすれば、私の手のひらの汚れもきれいになって一石二鳥だからだ。ってこれは JODAN!!

 塗り薬はほぼさらっとした液体。一番爛れたところに一滴落としてささっと広げる程度。ゆずも段々慣れてきて、無駄な抵抗をしなくなった

って、それってどうなん???





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最終更新日  2006年07月04日 10時00分40秒 コメント(2) | コメントを書く
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