桐まみれの日々 by さきさん

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2008年11月09日
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 新聞のコラムに、筆者がコンビニで買った弁当に「魚に骨がついていますのでご注意下さい。」と書いてあることを嘆いていた。骨で口の中を切ったなどという消費者からのクレームに対処する為らしい。長らく魚を動物性の蛋白源として食べてきた日本が地に落ちたものだ、と筆者は嘆いていた。私も全く同感だ。

 そう言えば商品に「何でこんなことが?」と疑問に思うような注意書きを目にする頻度は、確かに非常に高くなったと実感する。そんな事、常識で考えれば分かるでしょう!と思えることや義理とか人情とかで、譲り合い折り合いを付けられてきたことが、いちいち裁判所に持ち込まれ、法律に照らして判決が下される。とにかく、裁判所へ持ち込まれるようなことにだけは避けたいと言う一心で、消費者からのクレーム(常識の範囲内外を問わず)に対処する表示が際限なく増えていく。

 常識が常識ではなくなってしまった現代社会。一部の特殊な考えの人だけがそうなのだろうと思いもするが、この前の山田パンダ氏の講演でも、1つ、そのような匂いのする挿話があった。

 東京のある公園の噴水で遊ぶ子供の声がうるさいと、近隣の住民が訴訟を起こした。そして、結論から言うと、その噴水で、子供達は声を立てて遊ぶことが出来なくなった。弁当には「骨が・・・」と言う表示をつけて売ることは出来るが、公園の噴水に「声を立てて遊ぶな」と表示するのか・・・・。
 尤も、これは、常識、非常識と言うより、何も裁判所に持ち込まなくても、ちょっと静かにして、と声を掛ければ良いのに・・・と言う「コミュニケーション」に関わる疑問に繋がる。子供は賑やかに遊ぶものだと近隣がお目に見、近隣が迷惑に思うだろうと、親が時々トーンを落とす様に気を使う。そのお互い様の気持ちが社会の潤滑油となるべきではと考えるのは、私一人だろうか。






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最終更新日  2008年11月09日 15時41分06秒
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