実録・サラリーマン時代

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July 8, 2006
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カテゴリ: カテゴリ未分類
Vol.8「勝手に史上最高の繁忙期」

 大月教室がオープンして3ヶ月が過ぎ、生徒も50人を超えた時に、
室長就任以来初めての講習(夏期講習)を迎えることになった。
 今から思うと、生徒も講習コマ数も全然多くないのであるが、
 忙しくて死ぬかと思ったのがこの時である。
そしてそれは自らが勝手に忙しくしてたことになる。

今だからコツもわかって、たいしたエネルギーも使わず、
わけもなく出来ることなのだが、この頃はそうはいかない。

夏期講習の授業コマを決めたあと、

それこそ一人一人の生徒の顔を思い浮かべながら、
性格やら部活状況も考慮しながら、
科目のバランスを考え、休みの日もペースよく作りだし、
この子はこの先生がいいからここは数学で、とか、
実際、まぁこれらのことは、もちろん今でも少しは考えながら作るのだが、
それは瞬時、瞬間で判断して作るものだ。
しかし、この時の俺は一人分の日程表作るのに二時間以上かけた。
この調子だと、12時間かけて6人分しか作れない〔笑〕、っていうことにさすがに途中で気付くものの、
どうしてもああでもないこうでもないって思いながら、作ってるとミルミル時間は過ぎ去り、
塾に3連泊するという不名誉な自己ベストも出してしまった。

 だいたい大月発高尾ゆきの終電っていうのが、夜10:24で、

松田さんもビックリの連泊ぶりだった。
くつろぐための服や枕や寝袋まで完備し、教室の目の前にはデイリーストアがあり、
ビールも売ってるので、真夜中に、我が部屋にしてはやたら広い部屋で一人酒盛りをして眠った。

 寝ても覚めても、仕事のことばっかり考えて、確かに激務といえた。
でも、俺のサラリーマン生活の中で一番辛かった時期は、

 自分の居場所が無いとき、そして先が見えない不安なとき、
人は一番苦痛なのだと思う。

 大月教室には確実に俺の居場所があった。
激務とはいえ、精神的な苦痛はなかった。
 (つづく)





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Last updated  July 8, 2006 07:07:51 PM
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