実録・サラリーマン時代

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July 14, 2006
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vol.14・・・コラム~「無から有へ」~
※この文章は、かつて、富士吉田教室に通う生徒と保護者宛に配布してたコラム調のものです。
特に思い入れの深かった号を抜粋して、どさくさに紛れてたまに挿入しますが、
別にネタに詰まった、というわけではありません(笑)。


 The first step is the hardest. 「最初が一番大変」という意味ですが、これは私自身、昔から本当に痛感していることです。「最初」というのは文字通り「0ゼロ」や「無」のことで、いわゆる「無から有へ」という段階が最も大変ということです。
 地球の歴史や生命体の歴史(話のスケールが大き過ぎですが・・・)を紐解くと、地球誕生から古生代が始まるまで(「先カンブリア時代」と呼ばれています)が約40億年ありまして、この時代が地球の歴史のほとんどを占めているということになります。何も「無い」ところから、「有る」に至るまでというのは、それこそ気が遠くなるような時間が必要だということです。
 最近私は「元ホームレスで今は年商102億円の社長」というあまりにもドラマチックな人生を送ってきている人の著書を読みまして、感銘を受けた箇所があります。少し長くなりますが、これからその部分を全文引用したいと思います。



ここに、「無」から「有」を生み出すことの出来る人間かどうかの分かれ目があります。プールの水をこのおちょこですくって出そうものなら、きっと膨大な、果てしない時間がかかるにちがいない。なんて馬鹿げたことだと思うでしょう。しかし、ここなんです。何も無いところから「有」を生み出せる人間は、ここでおちょこを使って、まず水を汲み出し始めるのです。「え?こんなので汲み出せやしないよ」「もっといい方法を探してから」なんてことは言いません。そう言ってる人の隣でまず、この小さな一歩を踏み出してしまうのです。
確かにおちょこを使って汲み出すなんて馬鹿げています。そんなもので汲み出しきれるはずはありません。しかし不思議なことに、ここでおちょこでもって水を汲み出し始められた人間は、必死におちょこで汲み出しているうちに、少し先の手洗い場に、プラスチックのコップを見つけるのです。馬鹿げた一歩を踏み出したその足が、効果的な手段を見つけてしまうということでしょうか。そして、コップを使って水を汲み上げている彼はプールのフェンス越しに、今度は花壇の脇にバケツが転がっているのを発見するのです。そう、おちょこがコップになり、そしてバケツを見つける。次はポンプを見つけてくるかもしれません。そうして一気に水を汲み上げるのかもしれません。
目標に向かって、どんなに効率が悪く小さくとも、まずその一歩を踏み出しはじめられる人間は、結果として恐ろしいほど効率のいいやり方で目標を達成することになります。
多くの人が「おちょこで水を汲み出すなんて、百年かかっても無理だ、馬鹿げている」と言って始めようとしない中、その小さなひと汲みをまず始められた人だけが、成功を手にするのだと思います。



毎日1時間勉強する習慣がある生徒が、8時間勉強することよりも、全く勉強しない生徒が毎日15分勉強することになることのほうがずっと難しいことだと思います。
中学英語をある程度マスターした人が「仮定法」や「過去完了」や「分詞構文」で苦労することよりも、本当に英語が苦手な人が「BE動詞・一般動詞」を理解するための労力のほうが、ずっと大変だと思います。
この文章中に出てきた「25メートルプールの水」を仮に大学受験の英語の範囲だとすると、「BE動詞・一般動詞」というのは、それこそ「おちょこ一杯分」位なのかもしれません。しかしこの手段がずっと続くわけではありません。中学英語を身につけた時点でもはや「バケツ」や「ポンプ」という手段に変わっているはずです。
物事を進めていく際に、常に「一定の速度」ということはありません。「加速」を考慮に入れてください。「倍」というよりも「累乗」をイメージしてください。最後のほうになると、物凄いスピードで、物凄い量をこなしていることに気付くでしょう。
そして25メートルのプールの水を空っぽにしなくても、6,7割汲み上げていれば、大学は合格するのです。
ともかくスタートしてしまうこと、ともかく最初の一歩を踏み出してしまうこと、それに今なら確実に間に合います。踏みとどまっている人は、この「歴史的な」一歩を今すぐ踏み出してみてください。


この春、山梨にある8つの塾全体で、「トイレ甲子園」というイベントを実施しました。主旨としては、「トイレを綺麗にする」という域にとどまらず、それぞれの教室がオリジナリティーを発揮して、内装や掲示物にも凝り、独自の表現空間にするというものでした。このイベントで、ナント!富士吉田教室が見事優勝しました。コンセプトは、相田みつお的言葉の世界と、間接照明による落ち着ける空間という二点で改造しました。優勝したから何か貰えるとかそういうことではないのですが、罰ゲームとして8位の教室の教室長が、そのうちここのトイレ掃除をしにきます(笑)。
ここの教室のトイレの劇的な変化(!?)をまだ味わってない方は、ぜひ早めに体感してみてください。よかったら保護者の方もいつでもご利用ください。






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Last updated  July 15, 2006 02:22:10 AM
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