
大分市佐賀関の関崎海星館に「幸せを呼ぶ」といわれる希少種の青いハチ「ナミルリモンハナバチ」が飛来している。同館での確認は初めて。職員たちは温かく見守っている。
ミツバチ科の昆虫で、体長は1~1・5センチほど。黒色の体全体に青いまだら模様がある。本州や九州で見られ、地域によっては絶滅危惧種に指定されている。県内ではレッドデータブックの2001年版に入っていたが、一定数の群れを確認できるようになり最新の11年版では除外された。
活動期は6~10月中旬ごろ。職員が10日に2匹を見つけた。天気などにもよるが、敷地内の花壇を飛び回り花に止まって蜜を吸う姿を見られるという。
「ここにもいるということは、それだけ数が増えているのだと思う」と川田政昭館長。「一見黒くて気付きにくいが、見つけたときはそっと観察を楽しんでほしい」と話している。

目を引く青い縞模様が特徴の「ナミルリモンハナバチ」が9月3日、阿久和西の貉窪(むじなくぼ)公園で発見された。「幸せを呼ぶ青いハチ」などとも呼ばれており、「いきものたちの谷戸観察会」メンバーで発見者の中村多加夫さんによると、「瀬谷区で見かけたのは初めてなのでは」という。
「ホタルがいた頃の環境を復活させよう」と、園内の環境や生態系保護のため、月に一度観察会を行っている同会。3日はその定例会の日で、中村さんは「キツネノマゴ」という野草の花をカメラで撮影していたところだった。ふと見ると、目線の先に青いハチがやってきたため、「こんなに青くて綺麗なハチがいるものだろうか」と夢中で写真を撮ったという中村さん。調べたところ、ハチ目ミツバチ科の「ナミルリモンハナバチ」に行き着いたという。
個体数は減少傾向
国内では本州や四国、九州などに幅広く分布し、関東でも姿を見ることはできるが、各地での個体数は少ないとされるナミルリモンハナバチ。県によっては絶滅危惧I類やII類に指定されている。特徴は雌雄ともに、身体の各部に入っている青白色の紋様。同園ではキツネノマゴが一面に群生しているエリアがあり、中村さんは「花から花へと移動して飛んでいた。蜜を吸いに、どこからか来たのでは」と話した。
瀬谷区で観察できるハチの種類は多く、「ハナバチ」は15種類以上生息しているとみられる。中村さんは3日以降にも同所で姿を確認。触角の有無から「2個体以上の生息が考えられる」と話している。
発見場所の貉窪公園の一角はロープが張られ、日頃は観察会メンバー以外の立ち入りは禁止されている。






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