1

最近の私は早くも読書の秋なのだ。ある考えがあって、頭の中をシナリオモードから小説モードに変えようとしているから…今は昔読んだサガンを読み返している。今日は短編集「赤いワインに涙が」の中から●猫とカジノ●ある決闘の結末を読んだ。感想●猫とカジノ夫の浮気を偶然目撃してしまった女の1日を描いた小説。淡々といしたストーリーと言えばそうだけど、サガンらしい視点で私は好き。まあサガンの小説は嫌いなものはないんだけど(笑)サガンの好きな所は、この小説のヒロインのように、美しいけど「地味」と言うか普通に生きてきた女にカジノという未開の地を組み合わせるような見せ場(魅せ場?)が上手い所。多分友達になりたいタイプの女ではないけど、こういう生き方もあるだろうなーという地味で淡々としてでも深さもある話●ある決闘の結末サガンを読みはじめた頃は単純に描写が「かっこいい」と思っていたんだけど、大人になって読み返すと、サガンの小説は絶対コメディーだと思う。すごく皮肉で深く…でも面白かった。これも浮気現場の話だけど、浮気を目撃された側の若い男が、射撃の名手である恋人の夫に決闘を申し込まれ、それを割ける為に翻弄されていく男の人生を書いた話。これ映画にしたら面白そうだなー
2008年08月27日
閲覧総数 119
2

今日は18で亡くなった私のおじさんの命日。 そう長崎の原爆祈念日。 今はもう亡くなった私のおばあちゃんは、あの日 「やっちゃん(おじさん)、今日は学校ば休まんね」 と、なんとなく言ったらしい。 後になって思うと虫の知らせというものだったのか… 爆心地に近い大学に、お医者さんになるために 通っていたおじさんは、 そのまま帰らぬ人となったらしい… 当然私は18のままの叔父さんの顔しか知らない。 父はその時7つだったと聞いている。 幸い私の産まれた家は(父の家)、 爆心地から離れていたので、 父は被爆者ではあるものの、 今年の春に咽頭癌になったけど、 無事に暮らしている。 …今年相方の好きな田中麗奈ちゃん主演の 「夕凪の街 桜の国」が公開された。 麗奈ちゃんの役は被爆2世の役。 よくよく考えたら、私も被爆2世なんだ… 私の時代は、8月9日は登校日で、 11:02にサイレンが鳴り響き、 長崎市民は黙祷を捧げた。 あの頃は、他所より1回多い登校日が面倒だったけど、 東京にヨメに来た私は、 その時間、今日も黙祷をしていた。 我が家には仏壇がないので、 気持ちばかりのおばあちゃんのコーナーがある。 いつもはおばあちゃんのお茶を用意するコーナーに お水の入ったコップを1つ追加した。 登校日に毎年、 爆撃を受けた人達は水を求めながら、 息耐えたと聞いていたからだ。 私の父もそうだが、 被爆者がだんだん年をとって行く。 このまま原爆の事が風化されなければいいなと思う。 そんな時、亡くなったおじさんと同じ18で、 長崎を捨てた私は、 自分がやっぱり長崎っ子であることを思い出す。 いつか、原爆の事と精霊流しを絡めた話を、 書きたいなーと思う。
2007年08月09日
閲覧総数 2
3

日本国民で脚本の勉強をしているにも関わらず、私は「北の国」からの脚本家、倉本聡が嫌いな非国民なのである。どうもあの「…と思われ」ていうあのぬるいナレーションと、計算ずくの美しすぎる映像がうーんただ悔しい事にあの人の作品がこの上なく日本人好みで、そしてこの上なく胸を打つ事もよーく知っている。脚本が死ぬほど上手い事も…で、「拝啓父上様」を見た。今期、私の中の一番「ハケンの品格」、ぼちぼち気になる「ヒミツの花園」この二つの印象が一気にぶっ飛んだなんと私はねっ転がる事もなく、トイレに行く事もなく、HDDのリモコンを片手にCMは規則正しくすっ飛ばし、一気に本編を見てしまった。はー落ち込むなー。ビリーワイルダーの作品を見た時と同じ位落ち込む。最近のドラマを見ても、その世界観に「ダサダサ!」という感想しかもてずにいたのに!この人、雪国の人情話だけでなく、ちょっと裏社会っぽい日陰の世界で生きている人の話も書けるのね。確かに設定が「神楽坂の料亭」を舞台に、主人公の母は昔売れっ子芸者だった高島れい子で、拝啓父上様はわからず…て辺りが私好みの題材なんだけどさ。それにしても自分が、「世界観は嫌いだけど上手い」と思っている作家に、自分の得意分野のフィールドでやられるのって落ち込むわーでもなんか久々に楽しいわくわくする敗北感…て、向こうは日本の脚本家の巨匠。こっちはまだ長編を4,5本書いただけでふーふー言っているど素人なのに、落ち込む事自体がずうずうしいんだけどさ。まさか倉本作品が今期の気になるドラマになるとは…私も年をとったんだろうか???
2007年01月16日
閲覧総数 2
![]()
![]()
