50年代から60年代にかけて、輝かしい歴史を築き上げた重要なモデルをフィーチャー。Fenderのルーツともいえる革新的なUSギター・メイキングを、より精緻なレベルで専門的に追求、解析いたしました。 現行モデルの単なるアップグレードにとどまらず、生産工程の全てを見直すという気の遠くなるような旅への挑戦。それは、各年代のギターを集め、ボディ、ネック等の形状はもちろんの事、ネジ1本の細部にわたるまでの検証することから始まりました。 より本物に近いパーツを製作するため、50年代の工具をレストア。スペックやサウンドに、それぞれの年式を反映したピックアップを開発。ネックシェイプやエッジも精密に採寸し、各年代の特徴を忠実に再現。スタンダード/カスタム・カラーのフィニッシュについても見直されました。 原点を見つめ直すと共に、新たな歴史を切り開くAll New American Vintageシリーズ。あの興奮と熱狂の時代を鮮やかに蘇らせます。
ポピュラー音楽にとって記念すべき1964年は、テレキャスターにとっても重要な年でした。 50年代や60年代初期に見られる厚めのネック取って代わり、すり薄く、エッジに丸みのある"C-シェイプ"が採用されていました。 また、ラウンド貼りのローズウッドには、わずかに大きめのドット・ポジション・マークが施されていました。また、12フレットにおけるポジション・マークの位置も特徴の一つと言えるでしょう。 その他、軽量のアルダー・ボディ(White Blondeはアッシュ)や、スチール製のスパイラル(ねじ状)サドル、当時のスペック/サウンドを反映したピックアップなど、64年当時のテレキャスターを見事に蘇らせています。
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